公務のあり方を根幹から揺るがす問題
国公労連は6月13日、「加計・森友問題の徹底解明を求め、公務員・行政の私物化を許さない緊急院内集会」を参議院議員会館で開催し、一般市民やマスコミ関係者をはじめ100人が参加しました。また、院内集会の模様は、インディペンデント・ウェブ・ジャーナル(IWJ)とUPLANによるネット中継も行われるなど注目を集めました。
主催者あいさつした国公労連の岡部委員長は、「政治の圧力によって公正であるべき行政がゆがめられたのではないか」「行政に対する信頼がゆらぐことにより公務労働者の働きがいが奪われるのでないかと危惧し、行政の私物化を許さないことを内外にアピールするために本集会を開催」「加計・森友問題は、国民の基本的人権、安心・安全を守る公務のあり方を根幹から揺るがす問題だ」と指摘しました。
続いて、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参議院議員は、「『権力は腐敗する』と言われるが、加計・森友問題で行政の私物化と腐敗が明らかになってきている。蔓延しつつある腐敗を排除するよう、国民、国家公務員、労働組合とともに奮闘したい」とあいさつしました。
国民の声を力に権力腐敗の追及を
日本共産党の宮本岳志衆議院議員は、加計・森友問題での追及とともに、「共謀罪は、一般人には関係ないと言っているが、それを誰が判断するのか。官邸と仲良しだったら逮捕もされないが、逆らえばプライバシーまで明らかにされる。その政府が共謀罪を手にしたらどうなるのか」と警鐘を鳴らしました。
無所属の上西小百合衆議院議員は、法務大臣がまともな答弁をしないことなど、昨今の与党の目に余る横暴を報告し、加計・森友問題の真実を究明すべきという「国民の声が大きくなっている」とし、「国民の声を力に、引き続き、与党追及に奮闘する」と発言しました。
国民のくらしと安心・安全をまもる
シンポジウムひらく 国公近畿ブロック
国公近畿ブロックと近畿公務共闘は6月10日、大阪市内で「国民のくらしと安心・安全をまもるシンポジウム」を開催しました。
シンポには、7名のパネラーと関西大学名誉教授の森岡孝二氏が登壇しました。
概算要求期、夏季闘争本格化
政府・人事院に重点要求書を提出
国公労連は6月14日人事院に、19日には政府・内閣人事局に人勧期・概算要求期における「重点要求書」を提出し、今夏のたたかいをスタートさせました。
今年も昨年につづいて、政府あての要求書も提出し、次年度の予算編成に要求を反映させることを求めます。
具体的には政府・人事院に対して、生活改善に資する大幅な賃上げ、非常勤職員の均等待遇と雇用の安定、定年延長をはじめとする雇用と年金の接続、大幅増員で公務・公共サービスと長時間労働の是正、民主的な公務員制度と労働基本権の確立など、政府・使用者として、労働基本権制約の代償機能を持つ人事院として迅速かつ責任ある対応を求めます。
今後、各レベルでの交渉を配置するとともに、7月7日には非常勤職員が参加して実態と要求を訴える人事院交渉を配置するなど、課題を絞った交渉を積み重ねます。さらに、7月21日の中央行動では、全労連公務部会規模で配置される内閣人事局前と人事院前での要求行動で政府・人事院への追及を強めます。
今年の勧告は、「給与制度の総合的見直し」にともなう現給保障期間内での最後となります。現給保障を超える賃上げを勝ちとらなければ来年4月から多くの賃下げとなる職員が生じる事態となるため、大幅な賃上げを柱に、賃下げとなる職員を生まない対策を講じさせることが大きな焦点となっています。
また、概算要求にむけては、政府ですすめられている同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善、長時間労働の是正などを公務職場にどのように反映させようとしているのか、また、定年延長にむけた検討などが焦点となっています。
これらの課題に対して全労連公務部会が提起している「公務労働者の賃金・労働条件の改善を求める署名」(人事院あて)と「退職手当の引き下げに反対する署名」(政府あて)を職場の声として積上げ、追及を強めることが重要です。署名は7月21日の中央行動で提出します。
このように今夏も様々な課題が山積していますが、組合員の切実な要求の実現にむけて、職場・地域でのいっそうの奮闘を呼びかけます。
被災地から見えた女性の人権
憲法を職場や暮らしに生かそう
第47回国公女性交流集会in福島
女性協は、6月10〜11日にかけて福島市飯坂町で第47回国公女性交流集会を開催しました。20歳代〜50歳代の幅広い年代の仲間が、北は北海道、南は沖縄から218名参加しました。
1日目の全体会では、記念講演として、和光大学教授の竹信三恵子さんから「日本型ショックドクトリンと『働き方改革』〜災害から見える女性の人権をめぐる課題」と題して、東日本大震災時に女性が置かれた状況や安倍政権がいう「女性活躍」や「働き方改革」の問題点などを鋭く追及し、その狙いを見抜き対抗するためにはどうしたらいいのかなどをお話しいただきました。その後、基調報告を行い、旧社保庁職員不当解雇撤回裁判や院内保育所の存続問題、東日本大震災後の福島の状況について、それぞれ職場や地域で奮闘している方々から報告いただきました。
2日目の分科会では、沖縄や社会保障制度、福島の農業等の現状を第一戦で奮闘している助言者から話を伺い、学びました。また、しゃべり場では、参加者が年代を超えて交流をはかりました。フィールドワークでは6年経っても復興が進んでいない被災地を直接見て、肌で触れることができました。
集会開催にあたり、東北ブロックは実行委員会を立ち上げ、企画・運営、物販、広報などにとりくみました。東北の仲間の要求を掲げたタペストリーで手作りした看板が参加者を出迎え、実行委員はおそろいのTシャツを着用し、集会を大いに盛り上げました。
集会では、今こそ、憲法を職場や暮らしに生かし、貧困や格差のない平和な社会をつくるために、私たち女性がつながりあい、しなやかにしたたかに運動を進めようと呼びかけた「アピール」を確認し閉会しました。
共謀罪法の危険な本質を隠し切れず、
異常な国会運営による強行成立に抗議する(談話)
2017年6月15日 国公労連書記長 鎌田 一