国公労連は21日、08年春闘における「労働相談集中月間(2月20日〜3月19日)」の一環として、全国一斉に国の職場で働くすべての労働者を対象にしたフリーダイヤルの「なんでも労働相談(21日〜23日)」を実施しました。相談には中央とブロックの国公役員と単組役員が交代で対応しました。
全国の公務職場から悲痛な訴え
3日間の「なんでも労働相談」には6件の電話相談が寄せられました。
長時間過密労働が常態化する厳しい職場実態のもとで健康を害している、パワハラによるメンタル疾患で病気休暇を取得していて職場復帰が不安、介護休暇を取得するにあたり理解のない上司の一言に傷ついた、など深刻な悩みが訴えられています。
対応した役員は、相談者の悩みや不安に寄り添いながら解決方向を探るとともに、組合への加入と結集を訴え、これからも力をあわせていきましょう、と呼びかけました。
相談者からは「今回の労働相談、大切な取り組みだと思います。丁寧な対応をしていただきありがとうございました」と感謝の言葉が寄せられています。
打てば響く〜「チラシをみてメールしました」
労働相談に先立って、霞が関だけでなく全国の合同庁舎前などで「なんでも労働相談」を知らせるチラシを配布しました。また21・22日の朝・昼は、大きなポスターを貼り付けた宣伝カーを、労働相談を知らせるアナウンスを流しながら霞が関を走らせました。
こうした宣伝の結果、「なんでも労働相談」のスタート前から、メールによる多数の相談が国公労連に寄せられ、組合加入に結びついたケースもあります。
職場での執拗な「いじめ」をなくしたい、「午前様は当たり前」の職場環境をなんとかしたい、セクハラ・パワハラをやめさせたい、非常勤職員の権利について知りたいなど、どの相談もきわめて切実な内容です。
労働相談月間は3月19日まで実施されます。東北ブロックは月間中、相談専用電話(022-341-6665)の設置、独自チラシの配布などのとりくみを行います。
以上
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