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国公労連速報 2008年3月5日《No.1956》
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08春闘勝利! 「格差と貧困」を解消しよう
官製ワーキングプア告発集会や独法決起集会も開催
〜3.5中央行動がのべ3500人が参加する〜
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国公労連は3月5日、公務労組連絡会に結集して08年春闘第2次中央行動を行い、「貧困と格差の解消」、「国民生活擁護」、「誰でも月額1万円、時給1000円の賃金底上げの実現」、「非正規労働者の均等待遇実現」などの実現をめざしました。また、公務員の総人件費削減反対、公務員労働者の労働基本権回復など、春闘における様々な要求を政府にぶつけました。
午前中には、公務労組連絡会主催による官製ワーキングプア告発集会、夕方には国公労連主催による独法の決起集会を開催しました。行動には全体で3,500人(公務労組1300人)が結集し、国公労連からは500人が参加しました。
【各省要請行動を展開】
厚労省・人事院前の昼休み行動では、1800人が埋め尽くす
春の陽射しを思わせるような快晴の中、本省庁の仲間も参加した昼休みの人事院・厚労省要求行動は、日比谷公園の噴水前まで人が溢れるものとなりました。
主催者あいさつで全労連の坂内議長は「貧困撲滅が課題だ。08春闘を旺盛にたたかおう」と述べ、民間を代表した赤羽建交労書記長(交運共闘)が、「春闘での賃金底上げと国鉄闘争の全面解決をめざそう」と連帯あいさつを行いました。
また、林家木久扇・木久蔵父子が「看護婦さんを増やしてほしい」と激励のあいさつを行い、参加者は大いに盛り上がりました。
リレートークでは、全法務北海道地本浅香書記長が「昼休みの休息時間の短縮で職場は大変。原油高で寒冷地手当を引き上げてもらいたい」と人事院に対する訴えを行いました。
労働基本権の回復は当たり前、年金業務・組織再生会議にももの申す
行革推進本部、年金業務・組織再生会議要求行動では、公務労組連絡会の福田副議長(国公労連・中央執行委員長)が「公務員制度改革で大事なのは労働基本権を書き込むこと。人事管理の強化は許さない。労働基本権の全面解決の旗を掲げてたたかおう」と主催者あいさつ。
民間労組から映演労連・梯書記長(全労連幹事)が連帯のあいさつを行い、盛永幹事(国公労連・副委員長)が「公務員制度改革では、労働基本権について議論もせず、先送りするのは約束違反であり、最大の問題。特権官僚意識を温存したキャリア制度や財界・大企業奉仕へ変質させる官民交流なども問題。このままでの法案化を許さない。社保庁解体問題では、雇用確保を明言しないばかりか、分限免職を言っている。組織を再編しても年金問題は何も解決しない。雇用確保を明言しないことは国公法の平等原則にも違反している」と情勢報告しました。
決意表明に立った全厚生山本副委員長は、「国民のみなさんの批判にさらされながらも、国民のために記録問題を解決しようと、職場の仲間を励ましながら頑張ってきた。政治対策のためのスケジュールでは解決しない。国民生活を真正面に据え、国民の声や現場の職員の声を反映し、国民と一体となった年金制度づくりと事業運営が必要。安心できる年金制度をつくる運動を広げるため奮闘する」と力強く述べました。
なお、国公労連は午前11時から年金業務・組織再生会議事務局に対して「日本年金機構の組織作りの設計に関わっての申し入れ」を行い、午後には民主党に対する要請を行いました。(詳細別途)
公務員賃金の改善、非正規労働者の待遇改善を行え
2つの昼休み行動参加者が合流しての総務省要求行動は13時15分からスタート。公務労組連絡会の米浦副議長が「低い初任給、非常勤職員の処遇改善が求められている」と主催者あいさつを行い、民間労組から通信労組・武田清春書記長(全労連幹事)が連帯あいさつ。
情勢報告に立った浅野賃専委員長(国公労連書記次長)は、引き続き大企業の業績が好調である反面、景気悪化の懸念から、民間での春闘交渉で激しい攻防が続いていることや、政府・人事院との交渉の現状などを報告し、政府が人勧尊重、人事院が民間準拠という従来回答にとどまっていること、非常勤職員問題でなんら誠意を持った姿勢を見せていない状況を述べ、「最終回答へ、職場・地域からの運動で追い上げよう」と訴えました。
決意表明では、全労働の濱田中執が「公務員が定員削減で大幅に減っていく一方で、増加している非常勤職員は年収が200万円に及ばないだけではなく、通勤手当も支給されていないのが現実。私達が求めているのは低位平準化ではなく高位平準化だ」と述べました。
立ち見も出た満員の会場で、熱気に溢れた春闘決起集会
会場を社会文化会館ホールに移動して行われた「公務労働者08春闘勝利総決起集会」は、立ち見が出るほど会場は満杯になり、熱気溢れる集会となりました。
情勢報告を行った黒田事務局長は、「官製ワーキングプアをなくすことが大事。労働基本権をかえさせることが必要。学習を深め、国民の安全・安心の拡充を求めるためにも100万署名を推進しよう」と呼びかけました。
岡部書記長は国公労連を代表して、「2月13日、14日に人事院をはじめとする政府機関に申し入れを行い、これから実質交渉に入る。3月13日の回答日に向け要求を押し上げたい。労働基本権の問題を棚上げにした一方的な改悪を許さないよう国民的な議論を広げていく」と力強く決意表明を行いました。
閉会あいさつに立った福田副議長(国公労連委員長)は、08春闘の勝利と労働基本権を自らの手で勝ちとろうと、今後の奮闘を呼びかけました。
赤坂見附の街並みで公務労働者の要求をアピール・国会請願デモ
集会終了後は、公務労組連絡会が作成した「08春闘勝利、賃上げ・雇用で貧困をなくせ、公務・公共サービスの充実を」とプリントされたピンクのタオルを身につけ、社会文化会館をスタート地点に、赤坂見附のおしゃれな街並みから首相官邸前を通り、衆参両院にむけた請願デモを行いました。単組の要求プラカードも掲げて、赤坂まではスポットで町ゆく人に呼びかけ、国会周辺では「ワーキングプアをなくそう」、「憲法改悪反対」とシュピレヒコールを響かせました。国会請願では、社会保障署名と働くルール署名の提出も行いました。
その後、国公労連は独自に社会文化会館において独法労組の決起集会を行いました。(詳細別途)
宮城県国公 春闘タペストリーを人事院に提出
宮城県国公は、独自に取り組んだタペストリー383名分を横断幕にして人事院に提出しました。要請行動には、宮城県国公・菊池副議長他9人と国公労連からは小倉中執が参加しました。参加者一人ひとりが、定員削減や業務量増加などのきびしい職場実態を訴え、寒冷地手当をはじめとする賃金改善・時短を求めました。
以上
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