全国労働委員会民主化対策会議は東京争議団とともに3月26日早朝、最高裁の西口前で宣伝行動を行い、30期中労委労働者委員任命をめざす淀房子候補（全医労副委員長）が「本当に労働者の味方となる労働者委員の任命は悲願だ」と第一声をあげました。続いて水久保候補（新聞労連特別顧問）が訴えました。当日は最高裁にかかわる色々な労働裁判の原告や支援者がビラを最高裁職員に配布するとともに、各裁判の原告などが宣伝カーの前で訴えを行いました。淀候補の第一声の要旨は次の通り。

最高裁前で訴える淀さん

　今様々な不当労働行為に対して闘っている皆さんがビラを配布していますが、働く者の権利を守るはずの中央労働委員会については労働者委員が連合推薦者に独占されている実態があます。労働界には連合だけでなく全労連、純中立などの潮流があるのに連合だけが９期18年にわたって独占しているのです。中央労働委員会が公正、中立で真にはたらくものの立場に立つように、私は中労委労働者委員の候補となり、公正任命をめざしてこうして訴えています。私の労働組合の全医労は独立行政法人化の際などに中労委の斡旋や調停を求めましたが、その時に「本当に労働者の味方になってくれる労働者委員が必要だなあ」とつくづく思いました。本当に労働者の味方となる労働者委員の任命は悲願です。ともに頑張りましょう。

　淀房子候補のポスターを組合室にはりだそう

　不当労働行為の救済機関としての労働委員会（公労使３者構成）を、本来の任務にふさわしく機能発揮させるためには、労働者委員の公正任命が不可欠です。
　国公労連として「淀房子候補を労働者委員に」というカラーポスター（ＰＤＦファイル）を作りました。国公労連ホームページに掲載していますので、そのファイルをカラープリントして組合室に張り出してください。
　中労委問題のリーフレット、民主化会議の提起による二つの団体署名（30期公正任命、28期上告受理）が各組織に送付されます。他団体が支援要請に訪れたときにはその団体にこの団体署名を依頼するなどしてください。

　淀房子候補の写真プロフィール（１）

　全医労中執となり上京する前（1998年頃）の国立熊本病院の内科病棟での淀さん。淀さんは1978年頃、全医労熊本支部で婦人部結成に参加し、婦人部長となって奮闘してきました。

以上