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国公労連速報 2009年3月5日《No.2133》
09春闘勝利、賃金・労働条件改善、
公務・公共サービス拡充を!
 3.5中央行動にのべ3000人が結集
     
 

 

 3月5日、国公労連は、公務・民間共同で、政府・人事院に対して要求実現をせまる「09春闘勝利3.5中央行動」(主催:公務労組連絡会・全労連・国民春闘)に結集しました。この行動は、1万人が集まって大成功を収めた「2.13中央総行動」に続くもので、公務、民間併せてのべ3000人が集まりました。なお、国公労連の参加者は医労連として結集した全医労の105人を含め450人が参加しました。

 公務・民間・医療・福祉関係労組などが結集!
 人事院・厚労省前行動
  「タレントも仕事がない、一緒にたたかおう」


 昼休みに行われた霞が関総行動の人事院・厚労省前行動には、公務・民間・医療・福祉関係労組などの労働者が結集しました。東北ブロック・宮城県国公の仲間18人がバスで駆けつけ、組合員の要求タペストリーを掲げ、通行人にアピールしました。
 大黒作治全労連議長が主催者あいさつ立ったあと、タレントの清水國明さんがかけつけ激励のあいさつ。入院し看護師さんに親切にされた経験を語りつつ、「看護師さんは忙しい。家庭のためにも安定した労働と生活が大切です。私は自然とふれあう施設を運営しているが、客が来なくて売上が止まった。タレントも仕事がなくなっている。不況に負けず、元気にパワーをもって、みなさん!一緒にたたかいましょう」とガンバローのポーズでエールを送ってくれました。
 交運共闘の仲間からは「交運共闘としても春闘の山場の行動として、国交省前で統一行動を展開している。すべての分野において規制緩和が進み、その結果が労働者への賃金の切り下げ合戦になっている。今の状況に負けず09春闘を元気にたたかっていきたい。ともにがんばろう」と連帯のあいさつがありました。
 その後のリレートークでは国公労連、医療労働者、自治労連の非正規労働者、福祉労働者の代表が決意表明しました。
 国公労連の代表として、リレートークの最初に決意表明に立った全厚生の北畠弥生さんは、「日本年金機構に来年1月に移行する。採用方針を受け1月に最後の意向調査がされたが、短期間での調査だったので、家族と話し合うこともできない。職場では年金特別便への対応などで毎日11時まで働き、土日も出勤している。職場は多くの派遣労働者も含め疲弊している。そのような中で、病気で休む人や辞めていく人がいるが、私たちは年金行政に誇りを持ってバッシングの中でも働いている。国にとっては、国民が安心して暮らせる年金制度を確立するためにも、複雑な年金制度と業務に習熟した職員の雇用は不可欠です。職員の雇用を守るために私たちもがんばりますので、皆さんのご協力をお願いします。」と訴えました。

 民主的な公務員制度の実現を
 内閣府前で要求行動


 内閣府前での要求行動には、300人を超える仲間が集まり、国家公務員制度改革推進本部事務局に対する要求行動を展開しました。  主催者あいさつに立った宮垣公務部会副議長(国公労連委員長)は、「公務員制度は単なる人事管理を行う制度ではなく、公務員の本質にもかかわるものである。国民的な議論が必要であるにもかかわらず、当事者である私たちとの協議に誠実に応じようとしていない」と厳しく指摘し、民主的な公務員制度の実現をめざし、労働組合の存在をかけて戦う決意を述べました。
 引き続き情勢報告を行った秋山公務部会事務局次長は、公務員制度改革の現局面、働くルールの確立が求められていること、公務・公共サービスの拡充が必要であることなど、公務職場における雇用破壊の実態などを含めて報告を行いました。
 続けて行われた決意表明では、3人(国公、全教、特殊法人労連)の代表から決意が述べられました。
 国公労連の決意表明に立った全法務四国地本・桂書記長は、「仕事をめぐって、組合の最も切実な要求は定員の確保だ。構造改革によって定員が極端に削減されている法務局では、数年間、新採用がなく専門知識の伝承、今後の組織の人材育成などの対策が危機的状況になっている。また、市場化テストで落札できなかった事業所従業員が大量に失職する。さらに労働基本権を先送りしたまま人事院の機能の形骸化を先行するなど、全く認められない。国公労連に結集し、構造改革路線の転換を求め、職場学習を強めながらたたかう」と述べました。
 行動の最後に、内閣府に向かい、民主的な公務員制度の実現などを求めるシュプレヒコールを行いました。

 総務省前で要求行動
 非常勤職員の雇い止めするな!


 内閣府前要求行動と同時に行われた総務省前での要求行動には、約400人の仲間が集まり、総務省に対して、非常勤職員雇い止め問題やすべての労働者のベースアップをはじめ、賃金の底上げ等を要求しました。
 主催者あいさつとして若井公務部会副議長が「総務省は我々の春闘要求に対して勧告が出たら尊重すると、08と09と文字を変えただけの回答をしている。100年に1回の情勢を何ら踏まえていない」と述べました。
 次いで、蟹澤公務部会事務局次長が「非常勤職員は国に12万人、自治体に60万人になる。非常勤職員の雇い止めをやめさせるなどの運動が重要」と発言。さらに公務員制度問題にふれた後、公務員賃金問題では「マイナス勧告となった02年、03年よりも今年は厳しい状況にある。」と報告しました。
 続けて行われた決意表明では、3人(国公、自治労連、郵産労)の代表から決意が述べられました。
 国公の決意表明に立った全建労関東地本・平尾書記次長は「二次補正の景気対策として公共事業の大型プロジェクトの発注をしているが、本当は国民生活直結の道路回収、橋補修などを行い、地元の建設会社の仕事とする方がいいと考えている」とのべました。
 シュプレヒコールは全港建北陸地本・比護書記長が行い、行動を締めました。

 09春闘勝利・総決起集会
 内部留保で雇用確保と賃上げを
  会場は人あふれ、熱気みなぎる


 09春闘勝利・総決起集会が午後2時から社会文化会館で700人が参加して開催されました。
 米浦公務部会議長は開会あいさつで「内需拡大により日本経済の構造転換を図ることが重要。大企業の内部留保のほんの一部で雇用確保と賃上げを実現させる運動を強めよう」と述べました。さらに 民間からの連帯あいさつとして生協労連・渡辺書記次長が「厳しい情勢だが何とか経営側から展望を引き出すことが重要だ。改正パート法のもとでも非常勤の労働条件は低い。何とか改善を図りたい」と発言しました。
 国会情勢報告として共産党・塩川衆院議員は「小沢民主党代表は公設秘書が逮捕されたが、説明責任を果たしていない。企業団体献金は禁止し、政党助成金も廃止すべきだ」と述べました。
 情勢報告では黒田公務部会事務局長が(1)官製ワーキングプア問題、(2)公務員制度問題、(3)地方分権道州制問題、(4)社会保険庁問題について報告しました。
 続いて決意表明では国公労連・川村副委員長が「非正規労働者の反撃が始まっており、国公の運動もそれと隔離されていてはいけない。国公労連は1992年にビクトリーマップを提起し、内部留保を取り上げ大企業の社会的責任を追及してきたが、苦節16年、今や政府が内部留保を使って雇用の維持をはかれとまでいう状況になっている。政府に雇用確保を求め、大企業に社会的な責任を果たせと迫っていこう。また公務員減らしにより職場は壊れているが、この状況を地方へ丸投げしようとする地方分権・道州制は到底容認できない。あらためて、国の責任を問うたたかいを強めたい」と述べました。さらに自治労連、全教からも決意表明がありました。
 最後に閉会のあいさつでは宮垣公務部会副議長は「津軽海峡冬景色」の替え歌「麻生内閣冬景色」(別掲)を歌って「麻生内閣はもうふらふらだ。春闘で大きく運動を発展させよう」とのべ閉会。続いて国会請願デモを行い、行動全体を終えました。

 麻生内閣冬景色  作・山野三郎

 アメリカ発の金融危機が起きた時から
 政権維持はやぶの中
 期待された経済対策何もできずに
 支持率だけが落ちていく
 私は辞めぬ 替われる人いない
 まんがオタク 漢字読めぬ 何が悪いか
 ああ…麻生内閣冬景色

以上


 
 
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