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闘争宣言
     
 

 

 国公労連は本日、2010年春闘のたたかいの到達点をふまえ、切実な要求を実現するためにたたかう夏季闘争方針を決定した。政権交代後はじめての国政選挙である参議院選挙をはじめ、正念場を迎える諸課題に対して、組合員の英知を結集し、組織の総力をあげて以下のたたかいに奮闘する。

一、 大企業の横暴を許さず、企業の社会的責任を追及して「内部留保を社会に還元しろ」の世論をつくり上げるとともに、最賃引き上げをはじめとする国民的課題を前進させるために奮闘しよう。
一、 政府が目論む「地域主権改革」や「国の出先機関廃止」、「総人件費2割削減」など、国民の暮らしと安心・安全を脅かす政策の本質を暴き、憲法をくらしと行政にいかす21世紀国公大運動を全国に広げよう。
一、 社会保険庁職員の不当解雇は、国公労働者のみならずすべての労働者にかけられた攻撃であるとともに、国民に負担と不安を押しつける行政の破壊であり、解雇を撤回するまで断固たたかおう。
一、 生活と労働の実態をふまえた賃金改善、職場の労働条件悪化や定員削減を許さないとりくみを強化するとともに、非常勤職員の任用更新の上限設定を止めさせ、常勤職員との均等待遇をめざすたたかいを職場と地域からつくろう。
一、 「日本に米軍基地はいらない」の国民の声をさらに広げて普天間基地の無条件即時撤去、憲法改悪反対、核兵器廃絶、日米安保条約廃棄など、平和と民主主義を守るたたかいに草の根からとりくもう。
一、 労働基本権の全面回復を勝ちとり、総人件費の抑制など政府の不当な動きをストップさせるとともに、民主的な公務員制度を実現しよう。
一、 「みんなで決め、みんなで行動する」ことを実践し、組合員相互の信頼を築き、民主的な労使関係を確立するためにも組織の整備と拡大、強化をはかろう。
一、 憲法をくらしと行政にいかす政治の流れと諸要求前進の展望を切り開くためにも、2010年夏季闘争と結合して参議院選挙闘争にとりくもう。

 以上、宣言する。

2010年5月28日
日本国家公務員労働組合連合会第135回拡大中央委員会

 
 
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