11日の震災で被害を受けた各地の職場で、現地や全国のなかまが奮闘しています。各単組から寄せられた情報を紹介します。
四国のなかまが釜石の仮診療所で被災者を診察
〈全医労テレファックスニュースNo.51(2011年3月22日)より抜粋転載〉
21日、被災地に向け四国を出発して、22日朝から岩手県釜石市の仮診療所で医療班として活動している仲間からのメール通信が届きました。
「21日6時に出発して、今朝(22日)3時に釜石病院に着き、仮眠させてもらって、6時過ぎに出発しました。凄い現場を通って現地に着き、8時過ぎから、釜石市の仮診療所で診察しています。私は元気ですが、診察に来る人は、ほとんどの方が、家をなくしながら頑張っていると思うと胸が痛みます。電気も水も通じており、教室一つを貸してもらっているので、今晩は眠ることができそうです。津波の被害だけでなく、仮診療所の周りは火災もあったようです。」
三陸国道、北上上流河川が災害復旧へ奮闘
――全建労東北地方本部からの情報(2011年3月22日時点)
時間を要する箇所を除き応急復旧が一段落〜三陸国道事務所〜
三陸国道事務所では国道45号など3路線で盛土崩落や落橋などの被害が発生しましたが、復旧に時間を要する箇所を除き、応急復旧を終えました。このため、可能な人から通常業務へ移行しています。事務所のライフラインは、18日に電気と水道が復旧し、携帯電話の通信回復も2社になって通信可能エリアが拡大しています。食事については、各々が調達・持参している状況です。
休日も復旧に奮闘〜北上下流河川事務所〜
北上川下流河川事務所管内では北上川、江合川など6河川425箇所(21日16時時点)で堤防決壊などの被害が発生し、7箇所で緊急復旧工事を進めています。18日から21日の3連休も2日間は復旧のために、奮闘しています。22日の昼食は、ひもを引っ張ると暖まるカレーなどのお弁当を食べることができ、炊き出しが整ったのか、夕べはおにぎり2個に味噌汁、ほうれん草、今朝は、おにぎり、ゆで卵、野菜ジュース、バナナ各1となっています。これまで、ガソリンがないため家に帰れず事務所に泊まり込みでしたが、22日からは3日に1度程度帰れるようになっています。宿舎は水が出るようになりましたが、多くの職員は入浴できていない状況が続いています。
※国公関連職場の職員(常勤、非常勤)の安否は、10数人の確認ができていない状況です。
以上
【救援カンパの振込先】
中央労働金庫 新橋支店(普通)2255113 名義:国公労連2
※この口座は3月11日に発生した大震災への救援カンパ専用です
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