23日に茨城県に入ったキャラバン隊は、水戸に舞台をうつし、2日目の行動に入りました。
この日は、JR水戸駅前での7時30分からの早朝宣伝で行動がスタートしました。早朝の水戸駅は、県都にむけて県内から多くの通勤者や学生が集まってきます。そうした人たちにビラを手渡しながら、宣伝カーの上から運動への協力をうったえました。
街頭宣伝では、茨城県国公の川崎書記長の進行により、弁士には、前日からひきつづき参加している国公労連の黒田執行委員、全医労の岸田書記次長が立ちました。岸田さんは、水戸病院をはじめ茨城県内の国立病院・療養所の重要性を具体的にしめしながら、全国の病院の独立行政法人を強行する政府の不当性について、力をこめてうったえました。
約1時間の早朝宣伝には、水戸市内の職場を中心に約20名の仲間が参加、厳しい冷え込みの中で奮闘しました。
キャラバン隊は、水戸市内の団体要請行動へとうつりました。この日は、新日本婦人の会(新婦人)茨城県本部を訪問、武藤会長、間宮事務局長と懇談しました。
懇談会では、まずはじめに、川崎書記長が団体署名などへの協力をもとめ、行革の問題にとらわれず、幅広くおたがいの運動について交流しました。
参加していた全法務の代表が、法務局の職場の実態をしめし、増員の必要性をうったえると、武藤さんは、「そうしたことは話を聞いてみて初めてわかる。もっと職場のナマの声をつたえてほしい」とした上で、「私たちとしては、女性の人権問題、特にセクハラ問題への関心が高い。最近、県内の大学教授による女子学生へのセクハラが大きな問題になっている。法務局は人権擁護を重視してほしい」と、女性の立場から行政への要望がのべられました。
また、産直運動や平和活動、絵手紙、スポーツサークルなど、幅広い新婦人の活動についても交流しました。働く女性が会員の約7割をしめるとのことで、その面からも、パートやアルバイト、派遣労働が圧倒的多数をしめる女性の労働条件を改善するために、労働組合との交流をすすめていく必要があることが、武藤さんから強調されました。
なごやかな雰囲気の中で懇談がはずみ、1時間以上も様々な話題で交流しました。「国公の職場にも、是非新婦人の班をつくりたい。そのためにも、男性のみなさんの協力をお願いします」と逆に要請をうけ、「これじゃ、どっちが要請に来たのかわからない」と、みんなで大笑いした一幕もありました。
武藤さんは、「お願いしたり、お願いされたりという関係ではなく、おたがいの一致できるところをひろげ、共同する立場で交流していきましょう」と話し、川崎書記長も「いつもは通り一遍の要請に終わっていた。今日のように時間をかけて話し合う大切さがわかった」と感想をのべ、これからの交流を約束しあい、懇談会を終えました。
2日間の行動が終わり、キャラバンカーは25日には栃木県入りします。
(以 上)
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