「キャラバン行動ニュース」2000年4月11日第22号
全国縦断キャラバン後半スタート
--滋賀県国公4月10日のとりくみ(4月11日)--

 4月10日から全国縦断キャラバンの後半がスタートしました。南コースは、滋賀県国公をスタートし、4月28日の広島まで、19日間11県を繋ぎます。
 10日の滋賀でのキャラバン行動には、国公労連遠山副委員長、全気象宮崎書記長が中央から参加し、国立比良病院前での比良病院廃止・移譲反対の宣伝行動から始まりました。その後は、自治体要請を行う要請班と街頭宣伝を行う班に分かれて行動しました。

国立病院が、なぜ地元から無くなるのか、大いに疑問!

 要請班はます、2000年12月1日で廃止し赤十字病院に経営移譲が行われる予定の国立療養所比良病院(ただし、2002年7月まで病院は閉鎖し改修する。職員の継続雇用はしない)がある志賀町への要請を行いました。我々の廃止・移譲反対、県民医療の充実と結核ベットの確保の訴えに、民生部長は「国立病院が、なぜ地元から無くなるのか、大いに疑問である」「病院職員の雇用についいては、町としても努力すると町長も議会で答弁している」と回答するなど、我々の主張に一定の理解を示しました。また、要請班は志賀町の外、大津市と滋賀県庁へも要請を行いました。
 要請行動を終えた要請団は、新たな国立比良病院を守る闘いの決意を固め合いました。様々なところが、廃止・移譲反対、県民医療の充実・結核ベットの確保の大きな声を上げれば、比良病院の機能を守ることができることが、一連の要請行動で明らかになりました。

街頭宣伝・地元国会議員事務所要請・決起集会と盛りだくさんの行動

 一方、街頭宣伝班は、比良駅前、和邇駅前、大津市役所前、滋賀県庁前、大津駅前で宣伝ビラの配布とマイクを握っての国民本位の行財政の確立を訴えました。また、6月の県議会に向けて、県内の民主団体を上げて展開している「県立医療の充実と結核ベットの確保を求める請願署名」も併せて取り組み、41筆を集めました。また、4月22日(土)には、地域に入っての署名行動を行う予定です。
 宣伝行動の途中には、川端達夫(民主)、山元勉(民主)、目方信(自民)衆議院議員、河本英典(自民)参議院議員の地元事務所への要請行動も行いました。
 滋賀でのキャラバン行動の締めくくりは、夕方の大津駅前での決起集会でした。集会には、47名の仲間が参加し、各単組からのリレートークで、団体署名の追い上げなど地域に打って出る行動の意志を固め合いました。

(以 上)

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