〈ノート -1-〉 労働状況はどうなっているか?
−広範な「違憲」状況・世界のルールに違反一憲法、法律
○「ルールなき資本主義」の中心は「ルール破りの資本主義」
○巨額の利益は大企業に
(1)生命と健康が奪われている
○のっぴきならない証拠・生命が奪われている.
・過労死自殺、リストラ性自殺の増加L
・03年の自殺は最高の34,427人−原因の一番多いのは「経済」「生活」「勤労」
・過労死推計約1万人膨大な「予備軍」−限度時間、「週48時間以内」の30代労働者は、48.4%(60)時間以上24.2%)
○拡がる健康破壊
・メンタルヘルス障害の増大(約6割が強い不安、悩みストレス有り)
・有病率の急上昇−1990年の23.6%から2002年の46.7%に
○最大の原因「ルール破り」・不払い残業の横行
・政府統計からの推計で未払い残業推計年300時間
・奪われている賃金10兆円
(2)「氷山」の下の高失業と雇用の激変
○失業率5%前後、失業者350万人前後−実際にはその倍、「10人に1人」が失業(半失業)者
○パート、派遣、契約社員、請負の増加と正規雇用労働者の置き換え
・前者は32%に増加。(派遣は95年63万人から03年213万人に)。
*新日本婦人の会の調査
○雇用形態激変などをテコとする新たな女性差別の拡大
・8時間以上、7時間以上あわせて約7割が働いている
・賃金は月15万円未満約4割、25万円以上は3.5%しかいない
・時給平均は889円
・女性労働者の50.7%が不安定雇用労働者(パートの7割は女性)、賃金は男性一般労働者の34.4%
○若者の未来を閉ざす労働状況−国と社会の未来を閉ざす暴挙
・若年者の失業率は約10%前後、.一般平均の約2倍
・フリーターは99年の183万人から01年の417万人に(7割は正社員希望)
・賃金は150万〜200万
(3)リストラ「合理化」成果−利益増と人件費減がぴたり一致(経産省「法人企業統 計」)
・04年(4月〜6月期)は3年前の同期と比べて2兆4,100億円減少
・経常利益の増額は2兆4.700億円
*消費税アップと企業減税はほぼ同額
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