2004年12月7日《No.187》 |
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推進事務局長「改革の迷走は労働組合の責任」
−−反省もなしに強硬姿勢だけを示す−− 国公労連は、12月6日(月)11時から行革推進事務局と交渉を行いました。 今回の交渉は、国家公務員法改正法案の取り扱いが不明確なまま臨時国会が終了したことに加えて、9月以降、国公労連と正式な交渉が持たれていない状況にあることを踏まえ、以下の点での追及と推進事務局の見解を明らかにさせるために行ったものです。
この交渉には、国公労連から堀口委員長、山瀬・盛永両副委員長、小田川書記長、岸田書記次長、太田・川村両中執が参加し、行革推進事務局からは松田局長、磯部室長、出合次長ほか3人が対応しました。以下はそのやりとりの概要です。(●:国公労連、●:推進事務局) 「基本権で努力したが組合が受け入れず作業が進まなかった」と言い逃れ 冒頭、堀口委員長は、9月9日に行った松田局長着任時の交渉の際の確認事項、約束事項について再確認した上で、要旨以下のとおり発言しました。
これに対して、松田局長は要旨次のとおり回答しました。
この回答を受けて、堀口委員長は、再度、以下の追及を行いました。
これに対して、松田局長は、以下のとおり回答しました。
「約束を反故にし続けたのは推進事務局」と追及 このような不誠実な局長の態度に対して、
などを追及。局長は、
などと、はぐらかしの回答を繰り返しました。 「一からの再協議」には明言を避けるも、誠実な交渉・協議は確認 国公労連は改めて、次の点の確認を求めました。
9月段階で交渉・協議がストップしていることは「しぶしぶ確認」
公務員制度を空洞化させるのか? 中身の議論とは別に、進め方は政府の責任と強弁 続けて、今後の進め方での追及を行いました。
制度の具体像や労働基本権問題での論議は先送りして、通常国会への関連法案の提出方針を先行して決定することを否定しない局長の答弁に対し、きびしく抗議しましたが、局長は、「意見交換は続けていく。法案の中身、全体像とか中身の問題はまとまり次第説明していくことは変わらない。」とする姿勢を変えませんでした。 そのため、堀口委員長は、「拙速な対応は、行政に混乱をもたらす。」、「我々を蚊帳の外に置いた決定を行うという事態になれば、重大な決意で望む」と強調し、時間切れとなった交渉を終えました。 以上
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