国民の中へ、国民とともに
―2月21日から全国縦断キャラバンがスタートします
●リストラ「合理化」反対、国民の暮らしと雇用を守れ、25%定員削減を許すな
全国縦断キャラバン―国民本位の行財政・司法へ、全国の仲間の力あわせよう
国公労連は、国家公務員の25%定員削減など行政「減量化」・国民サービス後退を許さず、国民本位の行財政・司法の実現にむけたとりくみとして、「全国縦断キャラバン行動」を2月21日からスタートさせます。 この行動を、「25%定員削減」反対の団体署名や、行政相談、懇談会活動などとも結合させ、幅広い国民との「対話と共同」を地域からひろげていく運動の柱にすえ、職場・地域から活発なとりくみを展開します。
政府は、現在開会中の通常国会での総定員法「改正」をねらい、3月中にも法案提出が予想される状況となっています。こうした中で、真の行政のあり方や、公務員削減と国民生活とのかかわりについて、積極的な立場から広範な国民の中に訴えることなくして、25%定員削減を阻止する条件は生まれてきません。全国の仲間の力をあわせてキャラバン行動を成功させ、国民とともに25%定員削減を阻止しましょう。
★キャラバンでは、各県国公が中心となり、次のような行動にとりくみます。
(1)街頭や繁華街での宣伝行動。団地や公務員宿舎へのビラの各戸配布や宣伝行動。
(2)地域の幅広い諸団体への訪問・要請活動。
(3)民間との共同も追求した地域単位での決起集会・デモ、シンポジウムの開催。
(4)地元の国会議員への要請行動。
(5)県庁への要請・申し入れ行動、記者会見などによるマスコミ取材の協力要請。
日産は雇用と地域守れ
―リストラ反対行動に5千人
1月25日、全労連・国民春闘共闘などの主催で、「日産リストラ計画見直せ、解雇規制・労働者保護法つくれ、衆議院比例定数削減やめよ、国会解散・総選挙」を求める集会や日産本社包囲デモ行進などがとりくまれ、5千人が参加しました。国公労連は、この行動に結集するとともに、独自に「行政サービス切りすて・労働強化の25%定員削減やめよ」「総定員法見直しと新定員削減計画反対」をかかげて総務庁前要求行動も展開しました。この日の行動には、京都・愛知県国公代表や各単組から400人が参加しました。
日比谷野外音楽堂でひらかれた集会では、フランスのルノー社の労働組合の代表や日産の海外工場があるメキシコの労働者などが連帯のあいさつをしました。ルノー社のカルロス・ゴーン氏が乗り込んでつくった日産の大リストラ計画は、わが国産業界に前例のない暴挙です。このリストラ計画は、村山工場をはじめとする5工場を閉鎖し、3万5千人の人減らしと1145社におよぶ関連・取引メーカーを半減させるなど労働者の雇用と関連企業や地域社会に、はかりしれない影響を与えるものです。
集会後、5千人の参加者は、日産本社前まで、「リストラ反対、雇用と地域経済を守れ」と唱和し、デモ行進をおこないました。
緊急集会に 4000人参加
―自自公の暴挙抗議、早期の解散・総選挙を
2月3日夜、「史上前例なき自自公の暴挙抗議、議会制民主主義を守れ! 国民の願いとどく国会を! 小渕・自自公政権打倒、国会は早期に解散せよ! 2・3緊急集会」が、東京・日比谷野外音楽堂で4千人の参加でおこなわれました。国公労連はこの日、拡大中央委員会を都内で開催していたことから、各県国公・単組の会議参加者が緊急集会にも多数かけつけ、寒風のなか奮闘しました。自自公は、衆院比例定数削減法案を委員会審議もいっさいおこなわず、野党欠席のまま参院本会議で強行可決しました。国会のルールをふみにじり、議会制民主主義破壊の暴挙を重ねる自自公に対して、参加者は、集会後怒りの国会デモ行進をおこないました。
国民のための司法改革へ
―国公労連が研究交流集会ひらく
1月27日、国公労連は「司法制度改革問題研究交流集会」を日本弁護士会館でひらきました。集会には、各組合・民主団体・個人・マスコミを含めて15団体・210人が参加しました。
集会では、自由法曹団司法問題委員長の高橋融弁護士が、国民の司法改革要求と司法制度改革審議会をめぐる動きについて講演。これをうけて、各単組から報告、会場発言があり、交流と討議をおこないました。
高橋弁護士は、司法改革の課題の一つADR(裁判外紛争処理)と行政不服審査のちがいなどを説明した上で、司法の現状と改革課題を明らかにしました。そして「国民の求める司法改革を進める機会」とするために、財界主導・最高裁の司法官僚がねらう「司法改革」を許さない市民の運動が必要だと強調しました。
審議会についても、13人の委員はすべて司法関係者ではないが、審議会事務局には司法・政府から派遣され、「まな板の鯉が自ら包丁を握る」事態になりかねないと警告しました。
国民のための裁判所へ全司法が「司法改革に対する提言案」を報告
全司法の松藤副委員長は、「職場から見た司法改革に対する提言案(案)」を報告。司法の民主化と「国民のための裁判所」実現の立場からの司法改革が必要だと強調しました。
また、行政における紛争処理機関や行政不服審査制度の現状について、三つの単組が報告しました。
全国税の岡田副委員長は、税務争訟制度を報告し、国税不服審判所の問題点を指摘しました。全通産特許庁分会の村上委員長は、特許庁の審判制度を説明。行政改革会議の「行政審判庁構想」に反対すると述べました。全労働の橋本副委員長は、労災保険給付の決定に対する審査請求を説明し、労働者の権利救済のための制度・人員の確保が求められていると指摘しました。
国公労働者が原告としてかかわっている労働裁判・差別是正裁判について、全税関東京支部原告団を代表して金井事務局長が特別報告。一審判決までに20年近くも要する現状を明らかにし、裁判闘争と職場の民主化闘争を一体としてとりくみ、差別是正を一つひとつ打破してきたと報告しました。
最後に、国公労連行革闘争本部小田川事務局長がまとめをおこない、司法制度改革でも「国民の中へ、国民とともに」の運動が重要だと指摘。国民のための改革か、財界・大企業のめざす改革の方向かの綱引きだとし、司法改革論議をすべての単組で始めるとともに、国公労連として必要な意見表明を審議会におこなっていくことを明らかにしました。
〈本紙新年号〉 山崎豊子さんのインタビュー記事に大きな反響
―組織外から100通超える電子メール届く
本紙新年号に掲載した山崎豊子さんのインタビュー記事「沈まぬ太陽を心に持って」に、たくさんの反響の声が寄せられています。組合員からはもちろん、国公労連のホームページで、インタビュー記事を読んだ一般の方々から、「たいへん感動した」という趣旨の電子メールが、今の時点で100通を超えて寄せられています。これまで、「国公労連」の存在も知らなかった一般の方が、ホームページのインタビュー記事と同時に行政改革のページなども見てくださって、「国家公務員労働者を減らすことは問題だと思った」という感想を寄せてくださっています。これらの中から、一部を紙面で紹介します。(なお、一般の方からの電子メールは、紙面に掲載することを前提にして送られてきたものではありませんので、氏名の明記は控えさせていただきます。また組合員の氏名もホームページに掲載することを前提にしたものではありませんので、氏名の明記は控えさせていただきます)
●国民のための行政へ、勇気を持ってがんばろう
全労働京都支部七条分会の組合員から
山崎豊子さんの新春インタビュー、最高によかったです。『沈まぬ太陽』全5巻の感動が、よみがえってきます。私も勇気を失わず国公労連の一員として、国民のための行政にしていきたいとあらためて思いました。
●みんなの勇気あつめて、行政民主化の原動力に
全運輸沖縄航空支部下地島空港事務所分会の組合員から
山崎さんの座右の銘「勇気を失うこと、それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう」という言葉、とても感銘を受けました。小さな勇気でも集まれば大きな力を生むことになります。みんなの勇気を集めて、行政民主化の原動力にしていきましょう。
●とても励まされた全国税の組合員
全国税東京東支部本所分会の組合員から
ベストセラー作家の山崎豊子さんのインタビューは、分裂組合の組合員に、とても励ましになりました。ありがとうございました。
●国立大の独法化に勇気持って反対を
新潟大学職組の組合員から
ホームページで山崎さんのインタビューを見て、大変感激して、誰もいないコンピュータの前で涙を流しました。いま国立大の中には勇気を失って、金を得ようとして、積極的に独立行政法人に賛成する勢力がかなりあります。科学、特に自然科学は、政治に従属して、研究者が自主性を失ってしまえばその発展は大きく歪められてしまうという恐れを強く感じています。行革で、内閣府に総合科学技術会議という財界の悲願である組織が新たに作られることなどに危険性を感じます。山崎さんの座右の銘を励ましに、国立大学の独立行政法人化に勇気を持って反対する運動を進めていきたいと思います。
●国公労働者の仕事への情熱に感心しました
一般の方から
国公労新聞の新年号をホームページから印刷して読ませていただきました。特に山崎さんのインタビュー記事、たいへん感動しました。また、成田空港に働く国公労働者の仕事への情熱にも感心しました。公務員労働者に対する無理解が、公務員のリストラ政策を推し進めるし、ひいては民間労働者の労働条件引き下げの要因になっていると思いました。こんな良い新年号は、多くの国民に読んでもらいたいと思います。
●管制官の人数を減らすのはまずい
一般の方から
力のこもったインタビュー読ませていただきました。ベストセラーを読むのはなるたけ先のばしにするのですが、『沈まぬ太陽』、ブームの最中だけど手に取ってみようかなという気持ちに、いやちがう。もう手にとってみて、本との最初の出会いを果たしたような気がします。「国公労新聞」を初めて見たのですが、あまたのお役所のつまらんページとはまさに対極、みんなに、そして組合員の家族に情報をメッセージを伝えたい、という熱意がひしひしと感じられ、山崎豊子さんが小説のバックボーンにすえようとされたのもたぶんコレだな、と思われるものと私の中でシンクロしてたいへん興味深かったです。ところで、成田の税関勤務がたいへんな激務だとはじめて知りました。そして、管制官の人数を減らすのははたいへんまずいのではないかと思います。税金がそこに使われるのは、国民はちっとも気にしないと思います。
●各省庁の労働組合のがんばりに感動した
一般の方から
山崎さんのインタビューはいいですね。小説をまだ読んでない私ですら感銘しました。それから、インタビュー以外のホームページ見させてもらいました。行政改革のページとても参考になりました。いろんな省庁のなかにも労働組合をつくってがんばっておられる方がいることに、とても感動しました。今後ともがんばってください。
●労働組合のホームページでこんなに感動するとは
一般の方から
ホームページ見させていただきました。『沈まぬ太陽』を読み終わった直後でもあり、このインタビューにも感激です。この感動が自分の人生や生き方に、なにか与えてくれるような気がします。正直言って労働組合の方々のホームページで、こんなに感動するとは思っていませんでした(失礼ですね。すみません)本当に、ご苦労さまでした。
そして、ありがとうございました。
●学生にも紹介したい
私立大学の図書館職員の方から
ホームページの山崎豊子さんのインタビュー記事、すばらしいですね。早速、本学の学生にもインタビューの内容を紹介したいと思います。
●とても勇気づけられた
民間の労働組合の方から
ホームページの山崎豊子さんのインタビュー記事を拝見しました。主人公の強い信念と生きざまがひしひしと伝わり勇気づけられました。メールにて当組合員にもインタビュー記事を読むように連絡させていただきました。2000年を迎えるにあたって勇気づけられるインタビュー記事をありがとうございました。
●仲間にも伝えたい
教職員組合員の方から
ホームページの山崎さんの新春インタビュー見せていただきました。原作もさることながら、取材のご苦労話や鋭い視点がさらに明らかになり、あらためて作品のすごさを感じさせていただきました。私も教職員組合員です。今の厳しい情勢に時に流されそうになりますが、いつもおかしな事はおかしいと言える自分でいたいと思っています。山崎さんの座右の銘を仲間にも紹介したいと思います。生きにくい世の中ですが、お互いにがんばりましょう。
●時代の進歩を感じる
一般の方から
山崎さんのインタビュー読ませていただきました。感動しました。人間あれだけ強く生きられるのか、弾圧に屈せず仲間を信頼して生きられるものなのか、すごいと思いました。しかしあの内容が小説になりベストセラーになった事が時代の進歩を感じさせます。
●貴紙を全戸配布したい
埼玉の民間の一労働者ですが、国公労新聞の新年号に、感動しました。本当に、国民みんなに、全戸配布したいぐらいです。今後もがんばってください。
●図書館で回覧します
図書館の職員の方から
ホームページの山崎さんのインタビュー読ませていただきました。山崎さんの著作はいずれも図書館で息の長い作品ばかりです。『沈まぬ太陽』についても、取材が大変やったろうな〜とは思っていましたが、これほどとは想像できませんでした。早速コピーを職員に回覧させていただきます。すばらしいインタビューをありがとうございました。
●涙が止まらなかった
一般の方から
山崎豊子さんのインタビュー、読ませていただきました。本を読んでいた時も涙が止まらなかったのですが、インタビューを見て改めて重さを感じさせられ涙しました。山崎さんの取材力にも脱帽。きっと取材だけで5冊の倍では収まりきれない位の資料を元に書いているのでしょうね。現代にここまでの本がかける人がいることに改めて感謝しました。
●歪んだ企業社会を変えたい
一般の方から
山崎さんのインタビュー感動しました。一企業が社員の人生をこれほどまでに狂わせて良いのだろうか。歪んだ企業社会…多くの企業が少しでもまともになっていくようにしたいですね。
●作品を読みたくなった
一般の方から
山崎さんのインタビュー記事を読みました。たいへん感動しました。『沈まぬ太陽』を読んだことはないのですが、読みたいという気持ちになりました。訴えるものがあるすばらしいインタビュー記事ですね。
国公労連ホームページ
―アクセス10万件を突破
1997年3月に開設した国公労連のホームページ(http://www.kokko-net.org/kokkororen/)は、今年の1月16日未明に、アクセス数(トップページの訪問者数)10万件を突破しました。最近は、山崎豊子さんのインタビュー記事の人気もあり、多いときは、1日に300人ぐらいの方が訪問してくれています。
阪神・淡路大震災から5年
―大震災いまだ終わらず人間本位の復興こそ願い
阪神・淡路大震災から5年を迎えた兵庫県内では、1月16・17日、被災者・住民たちが夜明け前から終日、各地で犠牲者を追悼しました。また、復興兵庫県民会議などの主催で、真の復興をもとめるシンポジウムも開かれました。震災当時、神戸に住んでいた国公労連・岡部中執に、行動に参加した感想を聞きました。
仮設住宅が完全解消されたとのニュースが流れ、一見「復興」したように見えるハイカラな街を歩きながら、5周年のメモリアル行動に参加しました。
この間の運動で、不十分ながらも98年に「被災者生活再建支援法」が成立しましたが、政府は依然として公的支援・個人補償を認めていません。インフラやハコモノ優先の政策で大企業がうるおっただけで、不況が追い打ちをかけるもとで、被災者の生活と営業はまさに「大震災いまだ終わらず」の深刻な実態です。
兵庫県知事は「創造的復興」などと述べているようですが、最も大事なことは被災者の生活再建=「人間復興」です。
16日に開かれたシンポジウムでは、「復興基本法」の期限切れ(2月末)を目前に、被災者の立場からおこなわれた検証運動の結果が報告され、事態の打開に向けて5項目の新たな提言が発表されました。夜には、昨年結成された「災害被災者支援と災害対策をめざす全国連絡会」(災対連・全労連などが参加)主催の交流会が行われ、21世紀の防災のあり方について討論しました。
17日午前5時46分、夜明け前の神戸の街を見下ろす諏訪山公園の追悼集会で、黙祷と献花をしながら、5年前の瓦礫(がれき)の山と焦げ臭い廃墟のような光景を思い出し、6432人の無念に胸が詰まりました。
●行政民主化の重要性を痛感
昨年9月に大地震があった台湾では、被災一週間後に全壊世帯に対して平均年収の半額に相当する「生活再建支援金」が支給されました。単純に比較することはできませんが、日本とは政治や国・自治体の行政の姿勢に大きな違いがあります。
いま、全力をあげて行革闘争をとりくんでいますが、国公労働者・労働組合の責任と行政民主化闘争の重要性、そして政治革新の緊急性をあらためて痛感しました。
沖縄を激励しよう
―寄せ書き行動と支援カンパを提起
沖縄県の米軍普天間基地の名護移設問題については、国公労新聞(1月21日付)ですでに報道しましたが、情勢は重大な局面を迎えています。基地移設反対の「県民署名」や、2月段階での「市長リコール」署名の取り組みをはじめとして沖縄でのたたかいが展開されています。「戦争をする国」への転換に反対する運動として、連帯の取り組みを全国から強めていきます。
国公労連は、現地沖縄県国公を励ますために、檄布・寄せ書きなどの送付と、支援カンパに取り組んでいます。
◆激励先:〒901-0142 沖縄県那覇市鏡水334 那覇航空管制部内 沖縄県国公
◆カンパ送金先: 沖縄労働金庫本店普通預金 1143926 名義
沖縄県国公
吉野川可動堰建設は根本的に検討見直しを
―全建労が談話を発表
1月23日、全国ではじめて公共事業の是非を直接住民に問う、吉野川可動堰建設の住民投票が徳島市で実施されました。投票率54・995%、建設反対は90・14%でした。有権者の49・57%、ほぼ半数の住民が建設に反対の態度を示したことになります。
今回の住民投票は、吉野川可動堰の賛否を問うだけではなく、公共事業のあり方が問われた投票であり、環境破壊の大型開発への批判の高まりを示した結果になりました。
全建労は、この投票結果をうけて翌24日、行革闘争本部事務局長名で談話を発表しました。
談話の内容は、建設大臣が投票結果を吉野川流域の一部の意向ととらえ、あくまでも計画を推進する旨を表明したことについて明確に批判したうえで、「今こそ、公共事業の計画、進め方等、あり方全般を国民的視点から見直す時」「建設省は最初からもう一度根本的に検討をし直すべきであり、検討の内容を情報公開するとともに、住民に対し充分に説明し、その上で、中止の決定もする潔さも必要」としています。
談話は、公共事業が国民・住民の利益のためにおこなわれるよう、引き続き「国民本位の建設行政の推進」のために奮闘していくことを表明しています。
調整手当改悪は許さないぞ!
〈北海道国公・国公九州ブロック発〉
●〈北海道国公〉春闘段階のたたかい強化を呼びかけ
【北海道国公発】1月12日、北海道国公は札幌地区春闘討論集会を兼ね、調整手当改悪阻止総決起集会を開催し、137名が参加しました。
集会では国公労連実川調査部長から闘争報告があり、「今春闘では、国公労働者が職場から地域に打って出て、賃金の底上げと調整手当改悪反対や、公務員賃金抑制反対などの自らの要求を結合したたたかいの構築が重要である」と強調しました。また、調整手当改悪の不当性、春闘段階でのたたかいの強化と全国的な反対闘争に結集しようと呼びかけました。
調整手当改悪阻止行動で北海道国公は、1月31日、2月29日、3月16日、3月27日の4回にわたって人事院北海道事務局を包囲、改悪断念を迫るとりくみを予定しています。とりわけ、2月29日に配置している決起集会には、全道から1千名の参加をめざしています。 その他、行革課題では、全大教から国立大学の独立行政法人化は大学教育の崩壊を招く、断固反対するとの決意表明があり、国公共済連合会病院の統廃合問題では、斗南病院労組から地域住民の医療と労働条件を守る立場で奮闘するとの発言があるなど、春闘勝利にむけた決意を固めあいました。
●〈国公九州ブロック発〉公務員制度改悪とあわせ意志統一
【国公九州ブロック発】国公九ブロは1月21日、「国公九ブロ2000年活動者会議」に合わせ、「調整手当・公務員制度『改悪』反対九州学習総決起集会」を九州内から130名以上の参加で開催しました。
この集会は、昨年12月2日に調整手当「見直し」スケジュールが人事院から示されるもとで、賃下げや生活破壊を許さない決意を固めあう場として、九ブロ、福岡県国公、長崎県国公の共催でおこなわれたものです。
集会では、福岡県国公の藤田副議長が「『調整手当・公務員制度』改悪の主な内容と情勢の展開について」と題して講演をおこないました。
調整手当問題では、たたかいの歴史をふりかえり、人事院の攻撃の本質について理解を深めました。公務員制度改悪反対のたたかいでは、職務や能力・実績に応じた給与体系の検討はもちろん、年功賃金や退職手当制度の見直しなども検討されるなど、大きな攻撃がかけられてきていることが明らかとなり、新たなたたかいへむけ、参加者全員で意思統一をはかりました。
トップページへ 国公労新聞へ
|