国公労新聞 第1180号 |
●マイナス勧告阻止 |
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●ILO勧告遵守 自民・公明の反対で請願不採択 「国公権利裁判」支持署名の目標達成を 04春闘段階から全労連規模でとりくまれ、国公労連もその目標達成に全力をあげてきた「ILO勧告にそった民主的公務員制度の確立を求める請願署名(ILO勧告遵守団体署名)」は、衆・参両院の全国会議員に要請した結果、すべての議員が紹介議員になってくれた共産党をはじめ全体で86名の紹介議員を獲得しました。 そして、第159通常国会の最終日(6月16日)に衆・参両院の内閣委員会理事会でその取り扱いが審議されましたが、自民党と公明党の反対で請願は「不採択」になりました。 団体署名の集約数は、全体で約1万1000団体となり、うち国公労連分は4609団体になりました。 「ILO勧告遵守団体署名」は、請願が「不採択」となったものの、民主的公務員制度の確立を求める運動はこれからが本番です。その意味で、労働基本権(とりわけ労働協約締結権)制約の不当性と「減額調整(=不利益遡及)」の脱法行為性を問う「不利益遡及は許さない!国公権利裁判」の支持署名(2万団体目標、7月15日最終提出)の目標達成は、たたかいにはずみをつけるためにも重要です。 |
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●参院選挙特集4〈ちひろ&健太TALK〉 年金改悪を強行した自・公政治に審判を
★年金「改革」法の中身が国民はよくわからないようだが、私もわからないんだから当然だ。わかっても、わからなくても、私を支持するなら、痛みに耐えて耐えて耐え抜いていただきたい。そうすれば痛みに慣れます。勤務実態がないのに会社から給料をもらい、厚生年金にまで入っていたことをとやかく言う人がいるが、“人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ”です。年金の未納、未納と騒ぎすぎる。私たちはお金をもらうのには慣れているが、支払うのには慣れていないんだ。【国公労連第38回行(二)集会〉“来賓”の「小泉首相」=ザ・ニュースペーパーの松下アキラさんのあいさつより】 |
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●第38回行(二)労働者全国集会ひらく 国公労連は、6月15・16日の2日間にわたり、第38回行(二)労働者全国集会を都内で開催、10単組、97名が参加しました。 集会は、堀口委員長のあいさつ、岸田書記次長の基調報告のあと、各単組から、行(二)職種の処遇改善のとりくみなどについての報告がなされました。 続いての、ザ・ニュースペーパーのコントでは、小泉首相に扮した松下アキラさんが、「(年金は)中身がわからないと不安でしょうが、わかったらもっと不安になる」、「(多国籍軍派遣で)『憲法の枠内』というのは、憲法の『枠がない』ということだ」などと小泉首相そっくりの口調で時事問題を風刺し、参加者の爆笑を誘いました。 2日目は、職種ごとに5つの分散会で、各職場の仕事の実態や昇格の状況などについて意見交流を行いました。参加者からは「他省庁の実態がよくわかった。自分の職場の状況が客観的に把握できた」などの意見が寄せられ、交流が深まりました。 集会後、岸田書記次長を責任者に人事院交渉を実施し、15名の交渉団は、「部下数要件の撤廃や付加業務のカウントによる昇格の抜本改善」、「希望者全員の再任用」などを求めました。人事院側は職員福祉局の宮本参事官が対応し、「部下数要件の撤廃は困難」などとしつつも、「官民比較職種から行政職(二)をはずすことを検討、付加業務については人事院にあげてほしい」と回答しました。 定員削減や不補充政策の影響等で年々減員している行(二)職種ですが、また来年の再会を誓い合いました。 |
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