| |
2月21日、解雇規制、賃金底上げ、不払い残業根絶などの要求を掲げて春闘共闘・全労連規模の「地域総行動」が展開されました。国公労連は、「750万人との総対話と共同」の取り組みを軸に、全国の職場・地域から「2・21地域総行動」に結集するとともに、中央では2月15日の政府・人事院あて「2001年春闘統一要求書」提出後の最初の行動として、公務労組連絡会に結集し370人(公務労組全体で600人)の参加で第1次中央行動を行いました。 「森首相はただちに退陣せよ」霞が関に怒りのシュプレ 中央行動に先立ち、東京国公・霞国公・大手町国公による本省庁前を中心とした早朝宣伝行動に、各単組本部と国公労連本部も結集し、春闘共闘規模の「ノー残業デー」を訴えるとともに「地域総行動」への参加を本省庁職員に呼びかけました。 中央行動の最初の取り組みとなった昼休み国会請願デモでは、「KSD汚職、機密費問題を徹底究明せよ」「アメリカ原潜事故の原因を究明せよ」「森自公保内閣はただちに退陣せよ」と、国民の生活や安全をまったくかえりみない森内閣に対し参加者の怒りがシュプレヒコールに爆発しました。 大幅賃上げ、働くルール確立、公務員制度改悪反対 --初の総務省前行動、人事院前行動、総決起集会を展開-- 午後からは、省庁再編後初めてとなる総務省前要求行動を実施。決意表明に立った全運輸の今井中央執行委員は、「航空の職場では、毎年何十人も削減されている。ニアミスの問題は、マスコミも要員不足に根本原因があることを報道している。国民の安全、空の安全を守るためにも新世紀春闘でがんばりたい」と述べました。 つづいて、人事院前要求行動を展開。実川・国公労連調査部長が「今春闘の重要課題は、@2年連続の年収ダウンのもとでの生活改善に向けた大幅賃上げの実現、A能力・実績主義強化の賃金・人事制度の見直し改悪反対、B公務員労働者が人間らしく働きながら、国民全体の奉仕者として働きがいのある仕事を続けるために必要な公務職場の働くルールの確立・自らの労働条件改善、国民の命と暮らしを守るという公務本来の役割発揮に向けた体制の拡充だ。3月の最終回答に向けて、要求の前進をはかろう」と情勢報告を行いました。 中央行動の最後には総決起集会が日比谷公会堂で行われ、激励あいさつに、日本共産党国会議員団・春名直章衆議院議員、国民春闘共闘・小林代表幹事(全労連議長)がかけつけました。 山瀬公務労組連事務局長の闘争報告を受けて、自治労連、全教の決意表明に続き、国公労連から黒田書記次長が「公務員制度改悪は、利潤追求を何よりも優先する民間のルールなき職場実態を公務に持ち込むもの。国民への行政サービスを提供する公務職場に働くルールを確立するとともに、2万2千円の賃上げを勝ち取るために奮闘したい」と決意を述べました。 山川・国公労連青年協議長による力のこもったシュプレヒコールの後、堀口公務労組連副議長(国公労連委員長)が「全国津々浦々に職場を持つ公務の仲間が、職場でも地域でも力を発揮し、国民犠牲の行革、自治体リストラ、教育改革をはねかえし、5400万労働者の生活改善を実現し、21世紀初頭の展望を勝ち取ろう」と力強く閉会あいさつを行い、団結がんばろうで、この日の中央行動を終了しました。 ★中央行動参加者の声 ○大阪から来ました。大阪国公は今日一日、ロングラン宣伝をしています。【全労働大阪基準支部の方】 ○今日の昼まで職種の委員会で来ていました。初の総務省前行動なので、帰る時間を遅らせて参加しました。しかし、総務省ビルはもったいないですねえ。航空大学校の独法化の課題を全力でとりくんでいます。【全運輸東北航空支部の方】 ○今春闘は、公務員の奮闘が要です。今日は、支部で団地ビラ宣伝を実施しています。【全建労福島支部の方】 ○職場では気象事業点検運動をとりくんでいます。対話運動の一環で「地域が必要とする気象情報は何か」のアンケートにとりくんでいます。【全気象関中地本の方】 ○地連代表できました。春闘がんばります。東京バナナを買って帰ろかな?【全司法札幌支部の方】 ○総務省ビルってなんかすごいですねえ。こんな豪華なものいるんですかねえ。【全労働北海道地協の方】 ○職場では2万2000円の要求額に少しとまどいがあるようです。でも、地協で春闘学習会をやりました。がんばりたいと思います。【全労働東海地本の方】 |