2001年3月9日 | |
全国の仲間のみなさん。2001年春闘における奮闘ごくろうさまです。 国公労連は、政府・人事院と交渉を積み重ね、3月22日の最終回答日には、要求に対する誠意ある回答を迫ります。そして、その日には、全国統一の「早朝時間外職場集会」にとりくみます。すべての仲間のみなさんに集会への参加をよびかけます。 「少しでも毎日のくらしを良くしたい」「自分と家族のためにゆっくり過ごせる時間がほしい」「働きがいのある仕事をしたい!」−賃金抑制をはじめ、リストラ「合理化」による一方的な解雇、不払い・サービス残業など「働くルール」さえふみにじる労働者いじめのなかで、これらの声は、すべての労働者が求めるささやかで、しかも、切実な願いです。 そして、わたしたち国公労働者にとっては、「3年連続の年収ダウンは絶対にゆるさない」「職場無視の人減らし・定員削減はやめろ」など仲間たちの怒りが渦巻いています。 新世紀をむかえた2001年春闘では、労働者としての「働きがい・生きがい」が実感できる職場にするため、「今年こそは」の決意をこめて、「使用者としての責任を果たせ」の声を高くして、政府や当局を徹底して追及していく必要があります。 いっぽう、政府・与党は、国民犠牲の行革のいっそうの推進をめざし、職員に競争させ、自由にものも言えない公務員づくりへと、公務員制度改革をめざしています。また、人事院は、能力・業績主義強化の俸給体系「見直し」をすすめています。公務員労働者の「働くルール」にかかわる重大な労働条件の一方的な改変を許さないため、職場の団結を強めてたたかうことがもとめられています。 こうした職場からのたたかう決意と、仲間の団結を力強く示す行動としてとりくまれるのが3月22日の「早朝時間外職場集会」です。 黙っていては情勢は何ひとつ変わりません。一人一人の力は限られています。みんなの力を合わせることがどうしても必要です。春闘は、自分たちの要求や国民的要求を実現させていくために、労働者の団結を示す統一行動です。そして、そのなかの重要な行動として「早朝時間外職場集会」があります。22日は政府・人事院から回答を引き出す日です。職場集会を成功させた力で、要求前進を勝ちとろうではありませんか。 全国の仲間のみなさん。 財界による賃金抑制や成果主義賃金導入など、あからさまな労働者犠牲の攻撃のなかでも、全労連・国民春闘に参加する多くの民間労組は、3月15日には全国統一ストライキでたちあがろうとしています。私たちも参加した「2.21地域総行動」や、1万人規模の「3.2中央大行動」など積極果敢なたたかいによって、2001年春闘はあらたな局面をきりひらきつつあります。 こうした情勢に確信を持ち、2001年春闘の重要局面で開催される「早朝時間外職場集会」の成功をめざして、みなさんの積極的な参加を心からうったえます。 |