国公FAX速報 2003年7月24日《No.1425》 | |
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愛知国公はこの間、賃下げの「悪魔のサイクル」を断ち切るべく自治労連など公務単産や民間の単産との共同を強めてきました。春闘時にはJMIUや建交労、全港湾のストライキ集会に参加し民間の労働者を激励してきました。さらに、NTTをはじめとする数多くある民間の争議行動の支援も強化してきました。また、公務員制度改悪阻止では、先の全国キャラバンにおいて、国会議員地元事務所要請や自治体要請、そして宣伝行動などすべての行動で自治労連とスクラムを組み、共同を強化してきました。地域でも地区国公が地域労連に結集し、地域の様々な行動の中心となってきました。 こうした共同を発展させるなか7月15日・16日の両日、人事院中部事務局包囲行動を官民の共同で実施しました。1週間前から周知ビラ配布宣伝を、公務共闘、愛労連民間部会と共同で行い組合員の結集を呼びかけてきました。15日の午後から16日の午前までとりくんだ人事院前座りこみ行動では、両日とも100人をこえる組合員が参加。15日には国公北陸地協の仲間が民間も含めて25名参加したほか、建交労の仲間が両日とも10人参加したのをはじめ、両日とも公務共闘や民間の仲間30名以上の参加がありました。そして、JMIU、建交労、国労が人事院に対して「公務員賃金を引き下げるな」との要求書を提出しました。そして16日の昼休み決起集会では、国公の組合員だけで400人近くが参加し、自治労連、愛高教など公務共闘の仲間、そしてなによりもJMIU、建交労、通信労組、全国一般など愛労連に結集する民間単産だけでなく、全港湾、国労など友好関係にある民間単産からの参加がありました。参加者はデモ行進に移るとさらに増え、軽く500人を超える仲間が大きく人事院を包囲し、官庁街に「マイナス人勧は許さない」とのシュプレヒコールがこだましました。 この集会の成功を踏まえ、7月30日には、同じ三の丸地区で早朝時間外地域合同集会を開催します。この集会は各単組から積極的に地域合同の提案があったものです。全組合員の結集をめざしてこれまで2回の意思統一会議を開き準備を進めています。16日の集会に続き大きく成功させたいと思っています。 今後も、自治体の賃金確定闘争、そして来春闘などで共同行動をさらに発展させ、「悪魔のサイクル」を断ち切るため奮闘したいと思います。 (愛知県国公・空直樹事務局長、宇野進二メール通信員発) 賃下げ勧告阻止へ初の官民総行動〈四国ブロック国公〉 四国ブロック国公・香川県国公では、賃下げ勧告を許すな!の一日総行動を7月16日とし、国公共闘を中心に地公労組・民間労組の支援も受けて、宣伝署名行動・人事院四国事務局要請行動・大規模集会など、早朝から夕方まで終日行動を展開しました。昼休みに実施した人事院事務局前集会は、初めて全労連四国地協との共同行動が実現しました。 JR高松駅、琴電瓦町駅頭で行った宣伝行動には国公9単組24名が参加、公務員賃下げ反対の香川県国公独自宣伝ビラ1400枚を通勤者などに配付しました。JR高松駅は県庁・大手企業の通勤者が多く、ビラの受取りも大変良く、30分足らずで約800枚を配り切りました。公務員賃下げ反対ビラの配布ということで、抗議電話が予想されましたが、掛かってきたのは2件だけ、反対に行動中に2名の方から「がんばってください」と激励を受けました。 人事院四国事務局へ地公・民間労組が要請行動 11時からは、四国4県労連、香教組、高教組、さぬき市職、新婦人などが「生活改善につながる人事院勧告を求める要請書」を事務局へ提出、景気回復につながる人事院勧告、全国一律賃金制度の堅持、教育職俸給表の作成継続、民主的な公務員制度の実現などを訴えました。四国事務局は総務課長が対応し「お聞きした意見は、間違いなく本院に伝えます」との回答とともに、「地域給与研究会の最終報告は18日午後に出ます」とのリップサービスもありました。この行動は、昨年も香川県内の地公・民間労組を中心に行われており、今年は、民間労組を四国4県労連に発展させ、民主団体の協力も得られる中、四国事務局の対応も改善されてきています。 四国事務局前集会に民間含め250名が結集 昼休みには、人事院四国事務局前で、四国ブロック国公、全労連四国地区協との共同で、「人事院四国事務局要求行動」「全労連四国地協JR四国総行動(国鉄闘争)」共同要求集会が開催されました。集会は、国公10単組200名と、四国4県労連、香教組、高教組、さぬき市職、建交労、全日赤、麻田病院労組、通信労組などの民間・地公労組約50名、全体で250名の参加となりました。 集会では、四国ブロック国公・堤議長と全労連四国地協・高橋議長の、「賃下げ・不況の悪循環を、今年の人事院勧告から断ち切ろう」との挨拶ではじまり、建交労鉄道本部の国鉄闘争支援の訴え、全法務高松支部・松尾支部長の人勧期闘争の決意表明のあと、工場海外移転・雇用継承で勝利和解したJMIU徳島JTS電装労組から、勝利報告と労働者の処遇改善に向け共にガンバローと激励があり、全厚生香川支部・香川書記長のシュプレヒコール・団結ガンバローで集会を終えました。 13時30分~17時にかけては、四国4県国公が、それぞれ単独で時間をずらしながら人事院四国事務局へ申し入れ行動を実施。地域給与問題に対する要求を中心として、地域の実情や超過勤務にあえぐ職場の実態も訴え、人事院の誠実な対応を要請しました。 午前の民間要請行動と併せて、この日は半日以上、人事院四国事務局を交渉の場に立たせる形となり、公務員賃上げの必要性を大いに訴えることができました。 夕方宣伝署名行動「賃金署名もやれば取れる!」 行動の締めくくりは、夕方5時30分から、高松市内繁華街(田町東宝前)でビラ配布と公務員賃金改善署名行動を行いました。参加者は13名と少なかったものの、20歳前後の青年や主婦ら11名の署名協力も得られ、行動参加者からは「公務員批判が強い中でも、訴えれば賃金署名も協力してくれる」という声も聞かれました。 (四国ブロック国公事務局長・藤沢義輝メール通信員発) | |
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