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 2008年 春闘アピール
     
 

 

 「なくせ貧困、ストップ改憲!つくろう平和で公正な社会」をスローガンに、08国民春闘は様々な労働者・国民の願いを受けてスタートしました。
 今春闘は、労働者・国民の貧困と生活悪化が深刻になる中、安心して働き、生活できる雇用と労働条件を確保するとともに、大企業の社会的責任を果たさせる運動が求められています。

 先の臨時国会で薬害肝炎救済法や被災者生活再建支援法改正などが成立したように、昨年の参議院選挙の結果は、民意が政治を動かすことを示しています。しかし一方で、政府・与党は新テロ特措法を衆議院の再議決で強行成立させており、民意を無視した多数による強権的な議会運営は、厳しく糾弾されなければなりません。

 政府は、国家公務員の大幅な定員削減を強行し、市場化テストの導入・社会保険庁解体などを推し進めています。しかし一方で「宙に浮いた年金」の解決のために各省庁から人員を派遣させており、政府が進めている定員削減計画がいかに矛盾に満ち、国民生活に多大な悪影響を与えるものであるかが示されています。

 政府・財界は、地方分権・道州制の実現で、様々な形で噴出している課題を解決することができる切り札であるかのように喧伝し、強権的に押し進めようとしています。しかし、地方分権・道州制の導入は、基本的人権の保障という国の責任を曖昧にするだけではなく、自己責任・応益負担の原則を貫いていることから、地方自治の本旨をも歪めるものです。

 仲間のみなさん。
 福田首相が施政方針演説で「国民生活重視」を打ち出さざるを得なくなったように、「構造改革」がもたらした「貧困と格差を是正しろ」の国民の願いと要求が政府と財界を追い込んでいます。本春闘では、賃金の底上げを図る運動を大きく広げることができる条件がかつてなく広がっています。また、非正規と正規といった雇用形態による「格差」の是正に対する運動も大きくなる条件が広がっています。

 仲間のみなさん。
 民間職場で導入されている成果主義賃金やコスト削減は、労働者の長時間過密労働を余儀なくさせ、労働者のいのちを削っています。公務でも評価制度の導入や様々なコスト削減が導入されようとしていますが、ワークライフバランスの実現と国民本位の行財政・司法を実現するためには、ゆとりを持って働くことができる職場環境を確保しなければなりません。

 国公労連は、「国民のなかへ、国民とともに」を合言葉に、賃金の底上げ、非正規と正規の格差是正、勤務時間及び拘束時間の短縮をめざし、地域とともに運動を展開しようと提起しています。多くの国民・労働者がわたしたちの運動を待ち望んでいます。

 仲間と労働者・国民の期待に応え、諸要求を実現するためにも、組合員それぞれが持てる力を最大限に発揮し、来るべき総選挙を視野に入れながら、政府の悪政と大企業の横暴を是正させる08国民春闘を全国で旺盛に展開しようではありませんか。

 2008年1月30日
日本国家公務員労働組合連合会 第130回中央委員会

 
 
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