◆国公労連2011年春闘方針補強
「賃金引き下げ」法案阻止のたたかい強化について(要旨)
たたかう構え、とりくみの補強
(1)世論の支持・理解を広げ、国民的課題に
@ 全労働者的・国民的課題として運動展開するため、各地で開かれる春闘討論集会などあらゆる機会で理解と共同を広げる。
A 公務大産別規模で「要求・交渉・行動」を統一的にとりくむため、国公労連、自治労連、全教の各書記長、公務部会事務局長で構成する公務員賃金削減反対闘争委員会を設置し、運動の企画・調整を行う。各地方でも同様の体制を確立する。
B 地域総行動への結集や大量宣伝リーフの各戸配布を含む積極活用を具体化する。
C マスコミ対策、インターネットを活用した情報発信、各種団体要請などを強める。
(2)対政府交渉の徹底強化
@ 政府交渉を強化し、その不当性や問題点を国民的に明らかにしながら断念を迫る。
A 理論武装とともに、追及点の整理をすすめ、賃下げによる経済への影響、違憲性など研究者との協力・共同をすすめる。
B 第1波全国統一行動(2/14の週)で全機関が要求書を提出し、所属長交渉・上申闘争を積み上げ、各府省当局を反対の立場に立たせる追及を強める。
C 裁判闘争も視野にサポート弁護士との連携を強めるとともに、全労連とILO提訴への協議をすすめる。
(3)職場からのとりくみ
@ 「総対話MAP運動」とも結合させて地域から官民共同のたたかいに全力をあげる。
A 第1波全国統一行動(2/14の週)の職場集会を全員参加で実施し、政府宛の要求書を採択・集中する。
B 全職員対象の政府に対する要求署名を3月末集約でとりくむ。
C 3・3中央行動に、国公労連として800人規模で結集する。
D 第2波全国統一行動(3/17)を「賃下げ」課題での当面の「山場」とし、全職場で屋外を基本とする早朝時間外職場集会を実施する。
E 「基本権の確立を求める請願署名」の目標完遂をめざす。3月議会での意見書採択めざすとりくみや、出先機関改革に反対する各県ごとの国会請願署名にとりくむ。
(4)政府の態度決定が行われる重要局面での戦術等
@ 国公労連中央闘争委員会で具体化をはかる。例えば、閣議決定日を含む前3日間の総務省前座り込み行動、定時退庁と退庁後の集会、主要駅頭等でのロングラン宣伝など最大限かつ多様な闘争戦術の行使に向けて、議論をすすめる。
A 権利学習を強めるとともに、労働基本権の回復をめざすたたかいと一体で、実力行使(ストライキ)態勢確立めざす論議をすすめる。
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