◆憲法をふみにじる暴挙
「賃下げ法案」で民自公が修正「合意」
民主、自民、公明3党は2月17日、「公務員給与特例法案(賃下げ法案)」の修正に合意しました。さらに、同日の3党国対委員長会談では、修正法案の2月内成立で合意しました。
「合意」の主な内容は、(1)マイナス0.23%の11年人事院勧告を昨年4月にさかのぼって実施。12、13年度は人勧も含め平均7.8%まで給与を下げる(2)自衛隊員等の給与減額措置は「特段の配慮をして政令で定める」(3)地方公務員給与への波及は国会審議を通じ合意を得る(4)国家公務員制度改革関連4法案については、法案の趣旨をふまえ、審議入りと合意形成に向けての環境整備をはかる、というものです。
◇あくまで廃案に
国公労連の岡部勘市書記長は、「賃下げ法案」等にかかわる「3党合意」について「党利党略の談合は憲法を二重三重に蹂躙する暴挙」と批判する談話を21日、発表しました。
談話は、3党協議が「法的に根拠がない談合である」と批判し、国公労連は、「あくまで『賃下げ法案』の廃案を求めてとりくみを継続・強化する」ことを表明しています。あわせて、「使用者たる政府に対し、この間の経過説明を含めて2012年統一要求を正面から受けとめた責任ある回答を迫る交渉を強化する」ことを表明しています。
「地方を守る会」は、出先機関の維持・拡充を求めるため12月に結成され、「この2週間ほどで約120人の首長が集まったという」と伊勢新聞は報じています。
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