「キャラバン行動ニュース」2000年3月8日第14号
伊吹おろしの寒さを吹き飛ばし元気に街頭宣伝 岐阜(3月7日)
--県庁・岐阜大学・国立病院へ要請--

 全国縦断キャラバン北コース岐阜県2日目は、岐阜大学、岐阜県、国立岐阜病院、国立長良病院への要請や大垣駅前での街頭宣伝行動などを展開しました。
 要請行動には、国公労連柳川中央執行委員、全法務岩波委員長、国公東海ブロック長島副議長、県国公中島議長の外、県国公役員や関係する組合員など12名が参加しました。
 要請では、県国公議長が要請趣旨を説明した後、柳川中執、岩波委員長等から、独立行政法人化に伴う行政サービスの低下や、現在政府が進めている行政改革の矛盾点等について指摘し、該当の組合員から職場や地域住民からの要望を伝え、各党局への理解を求めました。
 岐阜大学では、独立行政法人の定員の扱いについて、楽観的な考えを持っており、要請団から認識の甘さを指摘するとともに、当局がもっと国民にアピールすべきであると申し入れました。
 岐阜県への要請では、不況を反映し、県内の雇用求人状況が非常に悪い中、高校新卒者の就職先確保のため、県知事から要請文を県内の各企業に送り、ハローワークでも必死に求職活動を展開していおり、十分ではないが、全国的には高水準の成果を得ることができた旨の実情報告がされました。
 国立病院での要請では、整理・統廃合がほぼ固まりつつある中で、統合スケジュールや統合後の病院規模等について、病院当局が一切明らかにしていない不当性を正し、国立病院の使命や医療水準の維持を強く訴えました。
 要請行動を終えたキャラバン隊は大垣駅前に場所を移し、夕方の家路を急ぐ通行者に国民本位の行政の確立を訴えました。伊吹おろしが肌を突き刺す寒風の中での街頭宣伝となりましたが、地元の組合員の応援もあり、寒さを吹き飛ばすような力強い訴えと、12名で宣伝ビラ200枚を配布しました。岐阜県内の2日に渡るキャラバン行動を終え、キャラバンカーを三重県へと引き継ぎました。

全国縦断キャラバン南コース四国入り 愛媛(3月7日)
--皆さんの申し入れは良く理解できる 松山市--

 大分県から四国愛媛に渡った全国縦断キャラバンは、松山市駅前と公務員宿舎前での早朝宣伝からスタートしました。
 宣伝行動を終えたキャラバン隊は、松山市と愛媛県への要請を行いました。松山市での要請では、対応した総務部副部長から、「市も地方行革でリストラを進めているだけに、皆さんの話は身につまされる思いがある。皆さんの申し入れは良く理解できる」と大変好意的な回答をえ、要請の中身についても関係部局へ伝える旨を述べました。
 一方、県庁では、保守的県政だけに、対応した総務部管理課長は、「国民や住民の間の感情と我々公務員の認識はかなりのズレがあり、国民の意見を良く聞けば、公務員は多すぎるという声に反対できない。こういった要請は私どもではなく、直接本省や民間の方々に要望して欲しい」というような、かなり乱暴な発言をする一幕もありました。
 その後キャラバン隊は、各単組の職場を訪問しての、夕方開催する決起集会参加の呼びかけ回りを行いました。
 夕方の春闘共闘・県労連主催の決起集会には、民間や公務の980名(内県国公50名)もの組合員が結集しました。西田県労連副議長の情勢報告の後、県国公を代表した2名の決意表明は、参加者の宗を打ちました。集会後、デモ行進に移り、シュプレヒコールを行いながら市内銀天街を行進しました。
 また、キャラバン行動に先立つ3月4日(土)10時から16時まで、銀天街イベントホール「パセオ」において行政相談活動も行っています。
 愛媛での一日の行動を終えたキャラバン隊は、全労連四国ブロック主催の四国総行動が行われる香川県に向け出発しました。
(以 上)


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