全国縦断キャラバン北コース三重県国公での行動は、国公労連宣伝カーを使った北勢コースと、みえ労連宣伝カーを使った南勢コースの二手に分かれて実施しました。また、国公労連飯塚中央執行委員、全法務岩波委員長、三重県国公近藤議長、臼井特別幹事の４名は、要請団として別行動を取り、午前中に四日市市職員労組（三重自治労傘下）への要請を、午後には三重県当局への要請を行いました。
　北勢コースでは、桑名市大山田団地、近鉄四日市駅、四日市市笹川団地の３か所で、実１９名の参加により３，０００枚のビラ配布を行いました。近鉄四日市駅前では、四日市市職員労組への要請行動を終えた要請団４名も合流し、マイクを握って、道行く人に国民本位の行政を確立しようと訴えました。
　南勢コースでは、伊勢市駅前、松坂市虹ヶ丘団地、津市長岡団地の三か所で、こちらも実１９名の仲間の参加により１，７００枚のビラ配布を行い、地域に訴えました。

要請の主旨に賛同できる　四日市市職員労組
　四日市市職員労組への要請では、葛山副委員長、渡部書記長、小沢書記次長等と懇談し、「２５％定員削減反対団体署名」への理解と賛同を訴えました。これに対して職員労組からは、「四日市市自身も１年１％、３年で３％の定員削減を、保育園、清掃部局の臨職化や委託・民営化で行いたいと、当局から提案してきており、反対運動を検討している」との紹介があり、「要請の主旨に賛同できるので、団体署名を前向きに検討する」との回答を頂きました。また、２０００枚の定削反対宣伝ビラを職場・組合員へ配布する約束もしていただきました。
　三重県当局への要請では、井之口総務局次長が対応し、知事あての要請書を手渡すとともに、内容を説明し理解を求めましたが、「具体的な回答はできない」との事務的な回答しかしませんでした。その後懇談では、話題になっている三重県の行政改革について、「基本目標は県民生活者起点の行政運営であり、そのためには、職員の意識改革、情報公開、率先実行などが必要である」と強調し、「県民の意見を聞く場づくりをしている。その中で、合理化できる部署を示しながら、６年間で６％の定員削減を提案し、労働組合や県民の合意を得ている」と力説しました。
　要請団は、行政改革先進県と言われている北川（知事）行革が、決して生活者起点でないことをもっともっと県民に知らせていくべきだと痛感しました。

津市で集結集会　５単組６０名が結集
　それぞれの宣伝行動、要請行動を終えた、北勢コース、南勢コース、要請団の各部隊は、津市駅前で合流し、街頭宣伝を行いました。道行く人にマイクで訴えながら、３００枚のビラを配布しました。
　その後、津市お城西公園において、三重県国公独自の退庁後結集集会を開きました。集会は５単組６０名の参加で、キャラバンの一日の行動を確認し、引き続き地域に打って出ることを意思統一しました。その後、みえ労連の宣伝カーを先頭に、「国民犠牲の行政改革反対」など、力強いシュプレヒコールで市内をデモ行進しました。
　なお、国公労連宣伝カーは、北勢コースの四日市市での宣伝行動終了後に、愛知県へ引き継いでいます。

　全国縦断キャラバン南コース、３月８日香川県内の行動は、全労連４県労連共催の「３・８全労連四国春闘総行動＆国鉄闘争デー」と合流し、各省庁管区機関への要請行動や支援行動に参加するとともに、独自の行動として、夕方、琴電瓦町駅前宣伝行動を行うなど、一日奮闘しました。
　愛媛県から引き継いだキャラバン隊は、手始めに、高松市役所前で四国総行動集会開会まで、街頭宣伝を行いました。１２時１５分からはじまった、四国総行動の昼休み集会には、県国公から１１単組１２０名の仲間が参加しました。集会後、市役所前を出発し、中央通り、丸亀町、兵庫町を通ってＪＲ高松駅までのデモ行進を、シュプレヒコールを響かせながら行いました。また、デモ終了後は、そのまま高松駅前でのＪＲ抗議集会を行いました。
　集会後、四国総行動での国公キャラバン隊の行動は、国公労連西田副委員長、全通産加藤書記長等を先頭に、三越前での宣伝行動、四国医務局前での支援宣伝行動、人事院四国事務局・四国運輸局前での支援宣伝行いました。人事院四国事務局交渉には、四国各県から１７名の仲間が参加しました。
　四国総行動を終えたキャラバン隊は、琴電瓦町駅前広場に場所を移し、９単組３２名の仲間の参加で街頭宣伝を行いました。国公労連西田副委員長、全通産加藤書記長等がマイクを握り、「国民本位の行財政を確立しよう」と訴えながら、家路を急ぐ人々に３０００枚の宣伝ビラを配布しました。
　総計２００名を越す仲間が結集した、香川での行動を終えたキャラバン隊は、キャラバンカーを高知へと引き継ぎました。
（以　上）

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