「キャラバン行動ニュース」2000年4月18日
2日間にわたり精力的に自治体・労働組合を訪問・要請
--全国縦断キャラバン南コース〈和歌山4月13-14日〉--

 12日に奈良から引き継いだキャラバン行動は、国公労連・飯塚中央執行委員と全法務本部の菊池副委員長が参加し、13日は紀南地域、14日は紀北地域で行動を展開しました。
 13日は、当初、新宮地区からスタートする予定でしたが、土砂崩れで道路が通行止めとなるアクシデントにみまわれ、串本地区での昼休み集会がスタートとなりました。
 昼休みには合同集会を開き、全気象をはじめ、全労働や全司法から仲間が駆けつけ、地域に打って出る運動をどうすすめるのかなどで意思統一をはかりました。
 その後、2班に分かれたキャラバン隊は、労組・自治体への要請に出発しました。自治体要請班は、3町に要請に行きましたが、「田舎が切り捨てられるような行革はけしからん」といったような回答がいずれの自治体からも聞かれ、私たちの主張に一定の理解を示してくれました。
 夜は、田辺地区国公設立にむけた単組代表者会議を開きました。これまで和歌山においては地区国公が確立していないこともあり、紀南地域に地区国公をつくろうと今回のキャラバン行動の一環として単組代表者会議を開催したものです。会議には、7単組10名が参加し、情勢報告や地区国公の確立にむけた方針などを議論しましたが、今回が初顔合わせということで、職場の実態や問題点など交流が中心でした。

民間との懇談会では率直な意見を出しながら交流

 14日は、御坊地区で、地元の各単組からも参加して、2班に分かれて労組・自治体への要請行動をつづけました。労組訪問では、窓口で組織が違うのでと断られたところもありましたが、なかには、「会議で検討して回答します」と要請をうけとめてくれた労組もいくつかありました。
 昼休みに開催した集会には、3単組15名が参加し、また地区労から連帯あいさつをいただきました。午後からは、和歌山市に移動し、13労組、1自治体への訪問を3つの班に分かれてとりくみました。とくに、和歌山市への訪問では、行革課題とあわせて、調整手当についても要請しました。
 夜には、民間労組との懇談会を開催しました。民間労組からは、県評事務局長、地区労事務局長、自交総連の3名、県国公から9名が参加しました。
 冒頭、飯塚中執より、話題提供として、「行革・規制緩和の攻撃のなかで、『行革』の本質が十分に伝わっていない面もある。だから、『国民のなかへ国民とともに』をスローガンに共同の発展を」と報告され、つづいて各単組から職場の実態を発言し、つづいて各民間単組から感想や国公に対する要求などを発言してもらいました。
 その中では、「ここまで情勢が悪くなると政治を変えるしかない。そのためにも、国公としても選挙への運動の強化をお願いしたい」「夜の地域行動への参加が少ないので、民間労組との交流がはかられにくい」「職場での窓口対応が悪い」などといった頭の痛い意見もありましたが、参加者からは、「貴重な意見を聞けて良かった」といった感想もありました。今後とも民間労組との懇談をつづけていく必要があります。

(以 上)

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