2001年10月3日《No.38》
 全国キャラバン行動スタート
民主的公務員制度へダッシュ!

 ★初日のキャラバンで3人の町長が「民主的公務員制度を求めるアピール署名」に賛同
  宮城県国公


 10月2日、宮城県での全国キャラバン行動がスタートしました。宮城県国公は、今月25日まで連日キャラバン行動に取り組み、各単組分担して宮城県下のすべての自治体へ、民主的公務員制度を求めるアピール賛同署名を訴えていきます。
 初日のキャラバン行動で宮城県国公は、県労連の仲間とともに、雇用拡大や30人学級実現、アメリカの報復戦争反対・理性と法の裁きでテロ根絶を求める要請等といっしょに、民主的公務員制度を求める自治体要請行動に取り組みました。

 4町長に要請し3町長がアピール署名に賛同
 〜小泉改革=「国民・住民への痛みの押しつけ」に
  自治体は苦しんでいる


 訪問したのは、古川市、岩出山町、鳴子町、中新田町、宮崎町、小野田町、の6市町。そのうち、首長と会見できたのは4町です。そのうち岩出山、鳴子、小野田町の町長に、アピール署名に協力していただきました。
 当初は、1つの自治体が30分間の要請ということもあり、首長と議長両方の要請には時間が少ないため、改めて伺う旨の話しをしてくるという予定でいましたが、議会が閉会中だったため、首長中心の要請となり、その場で署名を訴えるというスタンスでのぞんだことが、いい結果につながりました。
 首長や代理対応の総務課長の発言として共通していたのは、県知事や政府が地方自治体のことを考えていないということに対する不満でした。自治体としてできることはしているけれど、政府の政策・制度上の制約もあり、あなた方にもがんばって欲しいという激励の言葉もありました。

 県労連に結集し住民課題と結合させれば
 民主的公務員制度への理解が大きく広がる


 キャラバンに参加した県国公の仲間の感想は、次のとおりです。
 (1)小泉内閣・県知事の姿勢に対する自治体の不満が、アピール賛同の一因となっている。(2)国民の切実な要求、そして、自治体としても懸案となっている要求課題の要請といっしょに実施したことにより、私たちの公務員制度課題での要求も、県民全体の要求という印象を与えられたように思われること(県労連に公務員制度の対策本部が設置されていて、県労連の仲間にも県民にも理解されやすい状況となっている)。(3)ローカルセンターに結集して取り組むことの威力を感じ取れたこと。(4)全体の熱意が、首長を動かすことにつながったこと。(5)「お上のための公務員制度ではなく、住民に優しい、住民に愛される職場作り、民主的な公務員制度づくりは、私たち自身常に追い求めている」という訴えに、共感をいただいたこと。

 25日まで連日の取り組みで全自治体への要請を計画

 思い切って、訴えていけば、活路は見い出せるものだということと、県労連に結集して国民・住民課題の要求と結合させて取り組むことの意義を、体で感じた一日でした。今後、宮城県国公は、今月25日まで連日のキャラバン行動に取り組み、全自治体への要請行動を展開して民主的公務員制度の確立へ奮闘します。(宮城県国公・岩崎仁次常任幹事発)

 ★全国キャラバンがスタートしました。民主的公務員制度の確立へ奮闘する各県国公、各職場の積極的な取り組みを交流し、励まし合いながら、運動を前進させましょう。ぜひ様々な取り組みの通信を国公労連本部までお寄せください。

以上


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