2002年10月11日《No.111》

全力ダッシュ!100万署名

 「国民のための民主的な公務員制度改革を求める署名」=「100万署名」の成功に向けて、全国の職場・地域の仲間のとりくみを交流し、お互いに励まし合って、運動をすすめていくために、「公務員制度改悪反対闘争NEWS」の“100万署名推進バージョン”を発行します。すべての県国公と単組の仲間が活発に登場する推進ニュースとしますので、国公労連本部まで積極的に「通信」を送付してください。

★“共同の力で改悪攻撃はねかえそう”15の中立系
 自治体労組が署名協力を快諾〈愛媛県国公〉


 愛媛県国公は、この間、15の中立系自治体労組と2つの民主団体(農民連、商団連)へ、自治労連の仲間とともに、「100万署名」の要請を行いました。反応はよく、すべての要請先で署名への協力を快諾していただき、現時点で330筆が集約されています。
 北条市職組では、署名をこころよく引き受けてくださり、「私たちの当局交渉などでは、とにかく上で決まったものだからと押し切られているのが現状。公務員制度も政府が決めたものだからと改悪されるのは目に見えている。民主的な公務員制度づくりのために、ぜひ奮闘をお願いしたい」と励まされました。また、波方町職組では、「賃下げ勧告に私たちも危機感を持っている。署名に協力したい」と、同じ公務労動者として、今回の不当な勧告に対する怒りから、立場の違いをこえて共同のたたかいをすすめなければとの声も聞かれました。
 今後もキャラバン行動を契機にして、100万署名の推進へ、愛媛県国公は全力をあげていきます。                 (愛媛県国公事務局長・山内哲秀メール通信員発)

 ★神奈川県国公の要請で全国一般・横浜保育所分会の
 仲間がひとり20筆(全体で820筆)の署名集める


 ○組合員一人20名もの署名を集めた秘訣は?〜全労連全国一般・横浜保育所分会芳尾分会長にインタビュー〜
 全労連全国一般神奈川地本の横浜保育所分会に所属する「あおぞら保育園」班からは、10月はじめに820名分の署名が届けられました。
 あおぞら保育園班の組合員数はおよそ40名だそうで、一人あたり20名以上の「公務員制度署名」を集めたこととなります。
 そこで、さっそく、あおぞら保育園に勤務しており、横浜保育所分会の執行委員長もつとめる芳尾寛子さんにお話をうかがいました。すると、「うちの班は、やると決まったら、どんな署名でも一人最低でも10名は集めきります。でも、こんどの『公務員署名』は、神奈川県国公の人がじかに要請に見えられ、わざわざ足を運んでもらったこともあって、少しだけ力を入れました」と、それほどのことでもなさそうに話します。
 署名の要請が来てから、組合員全員に呼びかけるとともに、園児の父兄にも声をかけて、署名への協力を求めるなかで、800名以上の署名が集まりました。
 「何をするにも、全員で分担します。署名でも、配る人、声をかける人、それに、集計する人、それぞれ分担が決まっているので、きちんと集めることができるのです」と、分会活動の活発さが伝わってきます。
 芳尾さんは、肝心の「公務員制度署名」の内容について、「県国公の方が要請に来られたときに、『天下り』などのお話を詳しくしてくれたこともあって、内容が理解できて、園児のお母さんたちにも協力を呼びかけることができました」と話してくれました。「でも、良かったのは、私たちのような民間の保育職場でも、署名を通して、『コームイン』の世界のことが話題になったこと。『公務員もたいへんなんだなぁ』という声もありましたよ」と、まさに署名を通じた「対話と共同」のひろがりがそこにありました。全労連全国一般横浜保育所分会のみなさんの奮闘とご協力に敬意を表します。
 また、奈良労連から900名分、いわて労連250名分が公務労組連絡会事務局に直接届けられるなど、全国の県労連で署名の集約がすすんでいます。
(「公務労組連絡会FAXニュース」2002年10月8日No.349より転載)

 ★中立系自治体労組の学習会講師活動で
 100万署名への共同広がる〈広島県国公〉


 広島県国公は、民主的な公務員制度をめざすとりくみの一環として、地域の労働組合の学習会へ講師を派遣し、「対話と共同」を実践しました。
 10月3日、連合にも全労連にも加盟していない廿日市市の労働組合が主催する「2002人事院勧告学習会」に講師として招かれました。学習会では今次勧告の水準の不当性と不利益遡及の問題などを説明し、マイナス勧告が地域経済へも及ぼす悪影響を必死で訴えました。50名を越える参加者からは、「民間が厳しい中、賃下げはあっても公務員になれただけでもよかったと思っていた。でも話を聞いて自分たちだけのことではない、と思いなおした。」という嬉しい感想も寄せられました。
 また。この学習会ではあわせて「公務員制度改革」の問題点にもふれ、「能力・実績主義の強化」が行政サービスの後退をもたらすことを話しました。学習会の後の懇談で、「100万署名」をとりくんでくださることとなり、署名用紙をたくさん渡して帰りました。
 広島ではこの他、各単組が地域の労働組合を割り当てでまわり、署名の推進に努めています。キャラバン行動とあわせ、もう一踏ん張り必要です。
(広島県国公事務局長・葛西英司メール通信員発)

 ★“市民まつり”で署名行動〈浜松地区国公〉

 西部地区労連や浜松民主商工会などの団体で構成する第2回浜松市民まつり実行委員会主催の「市民まつり」が、9月29日の日曜日、午前10時より午後4時まで浜松市の遠州灘海浜公園風紋広場で開催されました。当日は、雨も心配されましたが何とか天候にも恵まれ、約2万5千人が集まりました。
 浜松地区国公では、この「市民まつり」で「100万署名」をとりくむことを、同実行委員会へ要請し、当日は、西部地区労連のテントで署名と宣伝行動にとりくみました。当日よせられた署名数は、残念ながら予想に反してやや少なかったですが、今後ともがんばっていきたいと思います。全国のみなさん、がんばりましょう!    (静岡県浜松地区国公事務局長・勝野廣宣メール通信員発)

(以 上)


トップページへ  前のページへ