キャラバンニュース
〈民主的公務員制度の確立めざす全労連
★全国キャラバン行動〉
2003年4月21日《No.1》

発行:全労連・全国キャラバン行動事務局=公務労組連絡会
TEL03-5842-5639 FAX03-5842-5640 E-mail:caravan@komuroso.org


キャラバン成功へ47都道府県がっちりスクラム
〜連休明けスタートへ全国で着々と準備がすすむ〜

 5月7日に長崎、8日に北海道を出発し、4コースに分かれて全国をキャラバンカーが駆けめぐる全労連「全国キャラバン行動」。スタートが間近に迫って、この行動を多くの仲間の力で成功させようと、各地で積極的なとりくみがすすんでいます。
 国民いじめの「公務員制度改革」関連法案の国会提出がねらわれるとともに、有事法制制定や労働諸法制改悪への動きが速められ、「いのち・暮らし・雇用・平和」を守るたたかいが今まさに正念場をむかえています。
 こうした情勢のもとでとりくまれる「全国キャラバン行動」は、国民的な世論と共同を大きくひろげ、小泉「構造改革」をストップさせるうえで、ますます重要性を増してきています。
 「キャラバンニュース」第1号では、全国のとりくみ状況をお知らせします。

 ★「網の目キャラバン」ですべての自治体へ要請

 各地方労連から届いたキャラバン行動の計画では、4月21日時点の集約では、キャラバンカーの通過に合わせ、全国の140カ所で宣伝、50カ所で集会やデモが計画されています。
 また、自治体への要請・請願行動では、約180の自治体首長や議会を訪問し、直接要請することが計画されていますが、さらにそのうえ、各都道府県で独自の「網の目キャラバン」が配置され、各自治体をくまなく要請する準備がすすんでいます。
 たとえば、「地域労連が計画をたて、公務関係の組合が手分けをして、1日で県内の69市町村議会への要請・陳情を一気にやりあげる」(秋田県労連)、「5月12日から県労連、公務関連組合とともに県内すべての自治体要請行動で政府への『意見書』採択をめざす」(宮城県労連)、「1週間の網の目キャラバンで、11コースに分けて全自治体への要請行動、宣伝、集会・デモなどを展開」(岡山県労連)などがキャラバン行動事務局に報告されています。
 また、沖縄県労連では、沖縄県国公が中心となって県内キャラバンを計画し、5月19日から5日間で、沖縄本島はもとより、宮古島・石垣島にキャラバン隊が訪れ、自治体への要請行動をとりくみます。
 沖縄へはキャラバンカーは巡回しませんが、最南端の地域で積極的なとりくみがめざされるもと、47都道府県ががっちりとスクラムを組んでキャラバン行動を成功させる体制も着々とととのいつつあります。
 「公務員制度改革」のねらいについて理解を深めるため、各地で学習会が予定されていることも特徴です。どこよりも早くスタートを切る長崎県労連では、前日に公務労組連絡会の若井事務局長を講師に招き「学習決起集会」を計画、宮城、山口、愛知などでも学習会やシンポジウムが開催され、埼玉・群馬では、事前の学習会を開きます。
 さらに、広島県では、キャラバン行動を機会に、広島公務共闘の結成総会が5月18日に開催されるといううれしいニュースも届いています。
 1か月の全国キャラバンによって、どんな成果が生まれるのか期待も高まっています。実のある行動としていくため、各地でのいっそうの奮闘を呼びかけます。

 ★4台のキャラバンカーが出発にむけ万全の準備

 今回の行動のために用意された「キャラバンカー」は全部で4台。そのどれもがマイクロバスを改造した大型の宣伝カーです。もちろん普通免許での運転が可能です。
 はるばる北海道へと出発を待つ国公労連の宣伝カーは、5月6日深夜に茨城県・大洗港からフェリーに乗り、約20時間かけて苫小牧港へとむかいます。
 九州一周には福岡県国公の宣伝カーを使い、香川からの大阪までのコースには、東京から自治労連の宣伝カーがむかい、最後に北陸・富山を全教の宣伝カーが出発します。
 運転は、北海道〜東京コースなどでは、建交労の仲間にも協力してもらえることとなりました。キャラバンカーが各県を結び、地域の声をバトンタッチしていきます。
        以 上

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