発行:全労連・全国キャラバン行動事務局=公務労組連絡会
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石川県労連は、今回のキャラバン行動で、県労連単独では初めての地方議会要請行動にとりくみました。 また、茨城の自治体要請では、通常国会に法案が提出されている「地方独立行政法人」について、その問題点を訴えました。 石川県内の自治体訪問 早朝は、金沢駅前と金沢市役所前、金沢市の繁華街香林坊で宣伝行動を実施。加えて県国公は、金沢広坂合同庁舎、金沢駅西合同庁舎、金沢新神田合同庁舎、小松合同庁舎前でビラ配布をしました。 富山県から引き継いだキャラバンカー(全教宣伝カー)とともに、県労連と民医労の宣伝カーを使って、県内3コースに分かれて、「公務員制度改革に関する政府への意見書採択」を求める地方議会要請に回りました。県労連単独では初めてとりくむ地方議会請願行動です。各コースは宣伝行動をしながら移動しました。 県労連の西村議長をはじめ9人が参加した「金沢コース」は、金沢市、松任市、石川県の各議会を訪問し、陳情書を提出して要請しました。松任市は議長に会い、そのあと各会派をまわりました。 6人が参加した「加南コース」では、小松市、加賀市の議会事務局に要請しました。加賀市では、共産党の議員が議長、総務委員長などを集めてくれていて、説明をさせてもらうことができました。請願として提出してもらう予定です。 「能登コース」は、6人が参加し、ほかに七尾市では現地から2名が加わりました。七尾市では、対応した助役に、民主的な公務員制度を求める私たちの運動への理解を要請し、市議会には陳情書を提出しました。羽咋市は、議長と共産党の議員に趣旨を説明しました。また、金沢までの帰り道に、津幡駅前で宣伝行動をしましたが、人通りも少なかったことから、近くの住宅街でビラの全戸配布を行いました。 3コースが金沢に戻ってきた夜、18時30分から労済会館で総決起集会を開き、70名が参加しました。 集会では、全労連の寺間幹事から、公務員制度改革法案をめぐる情勢を報告してもらい、3コースの行動報告のあと、集会アピール「いのちと暮らし、平和を守れ、労働者の働くルールと民主的公務員制度の確立を」を採択し、閉会しました。 茨城県市長会・村長会と懇談 要請では、自治労連が全国紙に発表した「新聞意見広告」を紹介しながら、民主的公務員制度確立の必要性をのべました。また、地方独立行政法人法案についてもその危険性を訴えました。 対応した助役は「個人的には理解できる、おのおの立場を理解しながら、趣旨に添った方向で努力したい」とのべ、また、地方独立行政法人については、国などから説明を受けていないことなどが話されました。 また、この行動と並行して、水戸では、早朝駅頭宣伝がとりくまれ、9時からは県知事への要請をおこないました。知事は用務で副知事が対応しました。 キャラバンカーは宣伝テープを流しながら水戸市に移動し、午後1時からは、水戸市と市長会・町村会の2ヶ所に分かれてへ要請しました。 市長会・町村会では、市町村総合事務組合の事務担当者との懇談となりましたが、県国公の中野委員長は、定員削減、国立病院・大学の独立行政法人化の問題についてのべ、「地方も国も同じ公務員、よりよい公務員制度として共通の課題である」と訴えました。担当者は、公務員制度はまだ話題になっていないようで、今は、地方交付税の取り扱いや、「まず合併ありき」の国の地方無視が重大になっているなどと話されました。 また、水戸市では、助役が「地方独立行政法人法案については知らされていない」とのべ、職員に対して、よく調べて市長に知らせるよう指示する場面もありました。 その後、潮来市まで移動。潮来市への要請では、総務部長は、「議会にも請願が出ている。組合とも話し合いながらすすめたい」と対応しました。 要請終了後、潮来市内でまとめの集会を開きました。集会では、県国公、高教組、茨城自治労連、からそれぞれ発言があり、地元の鹿行地域労連からはこの間、鹿行地域の各自治体首長並びに議会に対し要請、請願・陳情をおこなったなどの報告がありました。最後に茨城自治労連大月委員長のまとめで集会を閉じました。 その後茨城県キャラバンは、お隣、佐原市で千葉労連にバトンタッチしました。 以上 ※26日の栃木県の行動は、都合により次号以降に掲載します。 |