発行:全労連・全国キャラバン行動事務局=公務労組連絡会
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2日にわたってとりくまれた愛知キャラバンでは、5月31日に「公務員制度改革シンポジウム」を開催。「改革」の問題点を浮き彫りにしました。 東日本コースは、27日の栃木キャラバンの報告が届きました。 愛知 「網の目キャラバン」で54自治体を訪問、要請 5月31日は、午後1時から、全教の宣伝カーを金山総合駅北口にとめて、愛労連見崎議長、愛知公務共闘羽根議長らを先頭に、台風4号の影響で強風が吹くなか、総勢44名で宣伝行動を展開しました。午後2時からは、労働会館本館において「公務員制度改革シンポジウム」を約100名の参加で開催しました。シンポジウムでは、まず行財政総合研究所理事の川村祐三氏を講師に、「いま『公務員制度改革』を問う」と題して基調講演を受け、その後、川村氏のほか、全教の東森書記長、JMIU日本アイビーエム支部の樋田中央執行委員、消費者行動ネットワークの早川事務局長をシンポジストにパネルディスカッションをおこないました。 シンポジウムでは、政府・行革推進事務局のすすめる公務員制度改革が、内容的にも手続的にも全く不当なものであることが浮き彫りとなったばかりか、すでにすすめられている民間大企業や教員への評価制度導入の問題点が明らかになりました。また、「消防を良くする会」からのILO勧告をふまえた「団結権がほしい」旨の発言は会場の気持ちを一つにしました。 6月2日は、県庁・市役所前で午前8時からの街頭宣伝行動につづき、9時15分から愛知県庁、11時から名古屋市への要請行動をおこないました。昼休みには、官庁街の名城東小公園で「公務員制度改革阻止6.2昼休み総決起集会」を開催し、三の丸地区を中心に200名が参加しました。 集会では、中央から自治労連三宅書記長があいさつ、自治労連からは午前中の名古屋市の要請行動と自治体キャラバンの報告を、県国公からは地元国会議員事務所への要請が報告されました。 集会後、ただちにキャラバンカーは、豊田市への要請に向けて出発し、午後3時から地域労連・地区国公の仲間と要請行動にとりくみ、最後は、豊橋駅前の街頭宣伝行動で1日の予定を終了しました。 全労連全国キャラバン行動を迎えるにあたり、愛労連、愛知公務共闘、東海ブロック国公でつくる「公務員制度改悪阻止共闘会議」は、5月上旬から県下54自治体を訪問し、自治体要請、地元国会議員要請、シンポジウムなどのとりくみをすすめてきました。 自治体要請には12コースでのべ106名が参加するもと、行動を通して、公務員制度・労働法制に対する私たちの主張への賛意も多く寄せられました。 栃木 「行政サービス低下にならない改革が重要」と自治体の声 27日の栃木県キャラバン行動は群馬から引き継ぎ、小山駅頭での早朝宣伝行動からスタートしました。行動参加者は、通勤する人たちに対して、政府がおしすすめる「公務員制度改革」は、労働法制改悪、有事法制とともに、国民のいのちと暮らしを脅かすものだとよびかけました。早朝宣伝は7時から開始され、下都賀地域労連の仲間もともに参加しました。 その後、小山市役所を皮切りに、栃木市役所、栃木県庁、宇都宮市役所、真岡市と県南部地区の自治体を対象にして要請行動にとりくみました。要請では、自治労連が全国紙に掲載した「意見広告」や宣伝ビラを手渡して、「公務員制度改革」の問題点を説明し、民主的公務員制度の必要性を訴えました。 各自治体からは、「国と地方の違いはあるが、同じ公務員だ。密接な関係があるので、今回の公務員制度改革について注目している」などの意見がのべられ、「民主的な制度であるとともに、行政サービスの低下にならないようにすることは重要だ」との認識も示されるなど、有意義な意見交換をはかることができました。 真岡市役所への要請後、テープをかけて流し宣伝し、結城市で茨城にキャラバンカーを引き継ぎました。 東日本キャラバンカーが東京にゴールイン! 6月2日、「東日本コース」のゴールとなる東京のキャラバン行動がとりくまれ、北海道から快走をつづけてきたキャラバンカー(国公労連宣伝カー)が、東京駅八重洲口に「元気な」姿をあらわしました。 毎日かかさず記入してきた運行日誌によれば、スタートからの走行距離は4千キロにおよび、東京からの直線距離になおせば、ベトナムの首都ハノイをゆうに通り越します。 過酷な走行であったにもかかわらず、キャラバンカーの車体には傷ひとつみあたらず、ここまで立派に役割をはたしてこられたのも、コースのほとんどを通しで運転してもらった建交労東北交通支部の佐藤さん、古川さんの2人のプロドライバーの協力のおかげです。お二人の奮闘にあらためて感謝します。 ※東京のキャラバン行動の模様は、次号以降に掲載します。 以上 |