キャラバンニュース
〈民主的公務員制度の確立めざす全労連
★全国キャラバン行動〉
2003年6月4日《No.27》

発行:全労連・全国キャラバン行動事務局=公務労組連絡会
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2つのキャラバンコースが最終日をむかえる
 〜東京(6/2)、静岡(6/3)行動に多くの仲間が結集〜

 北海道を5月8日に出発した「東日本コース」が、6月2日に東京に到着。8つの主要駅頭でいっせい宣伝行動を展開しました。
 また、「北陸・東海コース」も6月3日に静岡でゴールをむかえ、任務を終えたキャラバンカー(全教宣伝カー)は東京にもどってきました。
 

東京
 都内主要駅頭でいっせい宣伝、6000枚のビラを配布

 全国キャラバンの東日本コースの最終日に当たる6月2日夕方、東京のキャラバン行動として、都内主要8駅(東京、新宿、渋谷、池袋、北千住、錦糸町、立川、八王子)の10か所で街頭宣伝を実施しました。
 この行動は、東京自治労連、東京国公、都教組、都障教組、郵産労東京など、東京地評と東京労連が組織合流し、今年の2月に誕生した新「東京地評」の公務関係労働組合が中心となって、地域組織の協力をえながら全体で300名が参加し、総数で6000枚のビラを配布する大宣伝行動となりました。
 宣伝行動では、各組合代表が弁士となり、重大な情勢を迎えている有事法制や労働法制問題とともに、こうした悪政を推進するために、「公務員制度改革」によって「物言わぬ公務員」づくりがねらわれていることを具体的に訴えました。
 各駅では、訴えを立ち止まって聞く人やチラシを取りに来る人がいたり、さらには、宣伝中に「職場で嫌がらせうけ、退職に追い込まれた。職場にもどりたい」との相談が舞い込むなど、労働者の反響は大きいものがありました。
 また、宣伝行動の参加者からは、「医療制度や平和の問題など、国民的な要求を掲げているから反響もあり、ビラの受け取りもいい」との感想が寄せられるなど、運動への確信を深めるとりくみとなりました。
 この日は、全労連の西川副議長が池袋駅、国公労連堀口委員長が東京駅八重洲口の行動にそれぞれ参加しました。
 東京のキャラバン行動では、以上のターミナル宣伝行動の他に、霞ヶ関の官庁街や都庁前での宣伝行動や地域宣伝行動の実施(チラシ4万枚活用予定)、東京都内の63自治体へ「清潔で公正・公平な国民奉仕の公務員制度の確立を求める意見書採択を求める陳情」を提出し、全自治体での意見書採択をめざすとりくみをすすめています。 

静岡
 県内3か所で集会を同時開催、250名が参加

 「北陸・東海コース」の最終日となる3日、静岡では県内を3つのブロックに分け、全国キャラバンカーのほか3台の宣伝カーを配置し、行動を展開しました。
 早朝には、県内13か所のJR・私鉄の主要駅でビラ配布宣伝がとりくまれ、キャラバンカーの起点となったJR島田駅前では、宣伝カーの上から自治労連駒場委員長、静岡自治労連の稲葉委員長、県国公小山事務局長がマイクを握り、通勤途上の市民に訴えました。
 その後、キャラバンカーは、藤枝市と焼津市を訪問し、市長への要請行動にとりくみながら、静岡市へとむかいました。自治体要請は、浜松を中心とした西部地域の5市、沼津市など東部地域の3市をふくめて12自治体でとりくまれています。
 各自治体とも、6月議会の会期中ということもあり、市長本人との面会は実現しなかったものの、総務部長が対応した藤枝市では、「公務員制度改革」にかかわる要求や要請の趣旨が連合系の労働組合とも一致していることを伝えると、「真摯にうけとめ、市長に伝える」との返答をうけました。
 また、昼休みには、静岡市内の繁華街にある青葉公園で、要請行動のキャラバン隊にくわえて、静岡高教組の沢村書記長をはじめ30名が参加して、宣伝行動にとりくみました。
 夜には、再び青葉公園に150名の仲間が集まり、「全国キャラバン静岡総決起集会」を開催しました。集会終了後は、呉服町通り商店街をシュプレヒコールを響かせながらデモ行進しました。
 また、同じ時間帯に沼津市では42名、浜松市では52名の参加のもと、「公務員制度改革」の学習会が開かれました。浜松では、静岡西部地区労連の中川議長、国公東海ブロックの増田議長のあいさつ、浜松地区国公八木議長の「公務員制度改革と国民生活」と題した講演、浜松の公務職場からの報告・決意表明などがあり、今後、運動を強化していくことを決意し合いました。
 また、浜松では日中、市内中心街で2時間半にわたる「ロングラン宣伝」にとりくみ、ビラを配りながら民主的公務員制度の実現を市民に訴えました。

以上

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