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国公九州ブロック連鎖キャラバンは、11月5日、熊本県に入りました。 荒尾市から始まったキャラバン初日は、「賃下げ勧告完全実施反対、民主的な公務員制度の確立・有事法制廃案」を掲げ、自治体・地方議会要請を中心にとりくみました。 荒尾市議会議長に直接要請し、「みなさんの話はよく分かる。適切に対処していきたい」と、前向きな発言が出されるなど、好調なスタートとなりました。 夕刻は、街頭宣伝行動を下通パルコ前で展開しました。九州ブロック役員も弁士として参加し、熊本県国公の仲間が、100万署名宣伝行動を行いました。 行動は、30分と短時間にもかかわらず、国公労連の100万ビラの受け取りも非常に良い上に、署名を34筆集約し、もうちょっと署名用紙を持ってくればよかったと反省するほどでした。行動に参加した組合員からは、「署名をとるには、まず足を止めてもらうことが大切。“天下り禁止の署名です!”と声をかけ、興味を引いて、わかりやすく説明すれば共感が得られ、いくらでも署名は取れる」という力強い感想が聞かれました。 翌日の6日は早朝に宣伝ビラ配布、午前中に国会議員要請を行いました。県選出の国会議員の地元事務所を訪問するという形だったため、議員本人には会うことができませんでしたが、6人の議員秘書に要請し、地域経済の不況深刻化を阻止するためにも公務員賃金の切り下げは認められないという主張にたいし「まったくそのとおりで議員にも趣旨を伝えたい」といった反応が与党系の議員事務所でも返ってきました。 午後は、熊本市と熊本県の議会・市長・知事要請を実施。本人に直接の要請はできませんでしたが、前日の自治体要請と同様に、マイナス人勧反対、民主的公務員制度確立、有事法制反対をつよく要請しました。 夕刻には、国公キャラバン総決起集会とデモ行進を行いました。熊本県国公だけで180名の参加がありました。集会では県労連の民間労組の仲間からもマイナス人勧実施に対する危惧と私たちの運動への熱い連帯が表明されました。 キャラバンでの私たちの訴えは、いずれも国民的要求にそったものであることを改めて実感し、もっともっと地域の中へ広く打って出る必要性を感じました。 (国公九州ブロック事務局次長・仙道久嗣メール通信員発) |