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数字あわせ、削減先にありきでとりわけ地方支分部局に焦点が当てられている。行政の役割や行政の範囲の議論がないまま、政治的に、ムード先行で進められている。職場は大きな不安を持っている。増員こそサービス向上という観点も必要だ。公務員の基本権に一顧だもしない進め方は認められない。十分な交渉を持ち、秩序正しく進めるべきだ。また、年末までのスケジュールを説明してもらいたい。
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これに対し、上田室長は、次のように回答しました。
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まずスケジュールについては、我々は、実行計画を予算原案と同時に閣議決定に持ち込む方針の下作業をしている。実行計画は、政策金融改革など諸々の改革アイテムと一緒に行政改革の重要方針に入れられ、閣議決定される。
中身については、諮問会議の決定(基本方針)を正面から受けて進めるが、基本方針が決定されてから1カ月ちょっとであり、一定のベクトルは示せても、ベクトルの長さ、幅がどれくらいかを書き込むのは非常に難しい。指針に入っている程度の数字、30数万人の5%の純減というレベルの数字になる。それだけでは、具体の定員管理の措置ができないので、詳細について半年かけて精査、議論し、6月ぐらいに決定できればいいと考えている。
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この回答を受け、次のようなやりとりを行いました。
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5%の判断根拠は具体的には何ら示されていない。純減目標の具体化を進めるのであれば、しかるべき時期にしかるべく議論をしてもらいたい。給与水準に直接言及することは労働基本権問題に関わり、独立行政法人に踏み込むことは通則法審議の議論の経過とも異なる。
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総人件費改革は、サービス削減を目的にしていないが、できる限り少ないコストでサービスを提供していくものであり、真剣にやらないといけない。こちらとしては定員=人員配置が中心になる。雇用問題を引き起こしたり、公務員を路頭に迷わせてはいけないとは考えており、力を尽くしたい。定員そのものは管理運営事項だが、それに伴う問題は、節々に話し合うことは必要で、理不尽なことがないよう、相談していきたい。
行政は昨日までの仕事を守るのが基本スタンスで、それを変えるためには純減5%という手法もやむを得ない。行政の実態を虚心坦懐にいって、忙しさ、厳しさも濃淡がある。職場、職場を見て調整していかなければならない。
給与の問題については、基本的に、人事院が適当な数字をはじくことが前提となっている。国の外にある独立行政法人も例外とせず、実行計画で指針の内容にあわせた形で決めることとしたい。
労働基本権は、公務員制度改革室のミッションに入っているが、いま進めているもののボリュームが非常に大きく、すぐやれる状況ではない。向こう半年で方向付けが目鼻がたてば、労働基本権問題を議論させていただく。
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基本権の検討に手をつけない点では異論があるが、短い間に議論を尽くさなければ、職場の組合員が一番被害を受ける。見切り発車はしないよう求める。
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見切り発車は避けたい。最大限誠意を尽くす。
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