国公労連2000全国縦断キャラバン車載テープ原稿

 ご通行中の皆さん
 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。いま、暮らしと雇用を守る行政の実現、行政サービスの充実を求めて、全国キャラバンを進めています。
 皆さん
 いま、雇用は大変です。完全失業率は、4.5%をこえています。その上、大企業は儲けをため込んでいるのに、日産の2万1千人を始め、リストラ計画を相次いで発表しています。これでは、雇用不安が募るばかりです。
 いま政府がやるべきことは、大企業のリストラにストップをかけることです。それなのに、政府は、逆にリストラした企業だけを支援する産業再生法を作り、雇用不安を広げる、逆立ちした政治を続けています。
 皆さん
 雇用を守るため、ヨーロッパでは当たり前の解雇規制法や労働者保護法を作らせ、直ちに大企業のリストラにストップをかけましょう。労働時間短縮で雇用を大幅に拡大しましょう。国の責任で雇用を拡大させましょう。

 ご通行中の皆さん
 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。いま、暮らしと雇用を守る行政の実現、行政サービスの充実を求めて、全国キャラバンを進めています。
 不況が長引く中で、国民の暮らしはますます苦しくなり、社会保障の相次ぐ改悪で、将来への不安が一層増しています。暮らしの不安、将来への不安が、消費をさらに停滞させ、景気を一層悪くする悪循環になっています。これを断ち切ることが必要です。
 いま政府がやるべきことは、国民の暮らしを支え、将来への不安をなくすことです。それなのに、政府は、年金支給を65歳に繰り延べたり、給付を20%切り下げる法案を強行しようとし、70歳以上のお年寄りの医療費負担を増す法案まで国会に提出しようとしています。もってのほかのことです。
 皆さん
 暮らしの不安をなくすため、消費税率を当面3%に戻すことなど、国民の生活を改善する思い切った対策をとらせましょう。将来への不安をなくすため、年金や介護など社会保障制度を充実させましょう。国民いじめの悪法をつぎつぎ通す国会を変えるため、力を合わせましょう。

 ご通行中の皆さん
 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。いま、暮らしと雇用を守る行政の実現、行政サービスの充実を求めて、全国キャラバンを進めています。
 大型開発中心の公共事業のむだ遣いが原因で、国と地方の借金は、600兆円をこえ、国民一人当たり500万円にもなります。その一方で、福祉・社会保障の予算は抑えられています。
 政府は、公共事業には50兆円も使い、社会保障には20兆円しか使わないゆがんだ税金の使い方を改めようともしません。無駄な公共事業をやめるどころか、住民がいらないといっているのに、吉野川可動堰(ぜき)をごり押ししようとさえしています。
 皆さん
 いま、環境を壊す無駄な公共事業はやめろの声が広がっています。その声をさらに広げ、ゆがんだ税金の使い方を改めさせましょう。社会保障など、国民の生活を支える予算の充実を求める声を大きくしていきましょう。

 ご通行中の皆さん
 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。いま、暮らしと雇用を守る行政の実現、行政サービスの充実を求めて、全国キャラバンを進めています。
 高齢化社会への対応のため、医療・福祉の充実が必要です。また、教育など身近な部門の拡充も必要です。
 それなのに政府は、国立病院や国立大学の民営化をねらって、国の公務員を25%減らす計画をすすめています。このままでは離島や僻地から病院がなくなり、大学では教育条件が悪化し、いまでも高い学費がますます高くなりかねません。
 皆さん
 この30年間に公務員は大きく減らされたのに、国の借金は増え続けてきました。元々日本の公務員は先進国の中でも特別少なく、フランスの3分の1、アメリカの半分しかいません。国民の現在と将来の生活を支える医療、教育など必要な分野は、国の責任できちんと実施することを求め、私たちは取り組みを進めています。

 ご通行中の皆さん
 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。いま、暮らしと雇用を守る行政の実現、行政サービスの充実を求めて、全国キャラバンを進めています。私たちの運動へのご理解、ご支援をお願いします。

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