「キャラバン行動ニュース」2000年2月21日第1号 | ||||||
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国公労連の「全国縦断キャラバン行動」がスタートしました。 2月21日に東京と福岡から同時にキャラバンカーが出発し、4月末まで2期に分けて全国各地をめぐり、宣伝や集会、要請行動をくりひろげます。 全国のトップとなった東京では、新橋や有楽町などで駅頭宣伝がとりくまれ、また、福岡でも、宣伝や要請行動が終日展開されました。
JR東京駅では、丸の内口にキャラバンカーを停め、通勤途中の人たちに、できあがったばかりのビラを配布しました。国公関東ブロックの野仲事務局長の司会進行ですすめられた街頭演説では、宣伝カーの上に各単組代表が登壇しました。 弁士には、国公労連の西田副委員長をはじめ、全司法本部の松藤副委員長、全港建本部の後藤委員長、全通産本部の泉部委員長、全厚生本部の杉浦書記長が立ち、かわるがわるマイクを握り、勤め先へと足を急ぐ人たちに「大企業のリストラを許すな」「くらしと雇用と守れ」「行政サービスの切り捨て許すな」などの訴えを約1時間にわたってつづけました。 また、新橋駅頭では、国公労連の福田書記長を先頭に、全司法本部の藤林委員長、全運輸本部の宮垣書記長がつぎつぎと弁士となり、最後は国公労連安部副委員長がしめました。 2月下旬とはいえ、日本列島は前日、大雪情報が出るほどの寒波におそわれ、この日も、早朝から冷え込みがきびしく、宣伝行動に参加した仲間たちも、かじかむ手でビラを渡していましたが、なによりも、その寒さが、道行く人たちの手をポケットに押し込んでしまい、ビラを受け取ってもらうのにも一苦労といった宣伝行動でした。 早朝宣伝行動には、各単組の在京組織、本部から、あわせて約50名が参加しました。 ●「ビラには共感できる部分もある」とさっそく反応あり● 早朝にひきつづき、昼休みには、有楽町の繁華街にキャラバンカーを出し、在京・本部あわせて約50名の参加者により、ビラ配布・宣伝行動にとりくみました。 宣伝行動では、キャラバン行動に連帯してかけつけた東京労連の佐原議長がマイクを持ち、「防衛庁の天下りが朝刊で大きく報道されていたが、だれでも怒りを感じているはずだ。行政改革は必要だが、こうした政官財の癒着をなくし、国民生活を豊かにする改革こそもとめられている」と訴えました。 映画館やデパートがたちならぶ「マリオン」前は、昼休みのサラリーマンやOL、店員や学生、主婦、観光の人たちなど、通る人も千差万別です。ビラの受け取りも決して良くはありませんでしたが、このときにビラを受け取ったという人から、国公労連本部に電話があり、「ビラの内容には、共感できる部分もある」との意見が寄せられ、さっそくの手応えに、キャラバン行動の出足はまずまずといったところでした。
午前8時からの早朝の宣伝行動は、JR博多駅前に13単組80名が集まり、ビラ配布で出勤・登校の人たちに、国民本位の行財政・司法の確立をよびかけました。 宣伝行動には、国公労連の藤田委員長をはじめ、全労働本部の木下書記次長、国公労連の津田執行委員も参加し、福岡県国公の仲間とともに、キャラバンカーのうえから、博多っ子に熱く訴えました。 この日は、博多駅の一カ所に集中してビラを配布したことで、そのことが通行者の注目を集めたのか、約4割から5割の人がビラを受け取ってくれるなど、反応はなかなかのものでした。 また、昼休みの時間帯には、「全国キャラバン出発2.21集会」を開き、集会後は福岡の繁華街・天神へとデモ行進しました。この集会には、全体で120名が参加しました。 午後からは、自治体・団体要請などがつづけられ、ひきつづき22日も福岡県内でのキャラバン行動がくりひろげられます。
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