2001年3月7日 内閣総理大臣 森 喜朗 殿 総務大臣 片山 虎之助 殿
日本国家公務員労働組合連合会
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累次の国家公務員定員の削減と増員の抑制により、公務職場実態は、厳しさを増しており、職員の献身的な努力なしには、公務サービスの水準を維持できなくなりつつある。とりわけ、国民の安全を直接守る医療や航空管制の職場の実態は、危機的とも言える状況となり、医療事故が相次ぎ、重大なニアミスが発生している。しかし問題なのは、こうした事態を生じさせた責任がすべて職員個人に帰せられるかのような報道や当局の対応があることである。この主張は、要員問題をはじめとする行政体制の問題点を見ない全く不当なものである。我々国公労連は、こうした姿勢にたったままでは、決して問題は解決しないと考える。 |