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今、自民党政府と財界は、歴代内閣の悪政が生んだ膨大な財政赤字を、国民への犠牲転嫁で解決しようとしています。そして、国民いじめの先兵として公務員を動員するために、差別と分断を職場に持ち込む能力主義強化の人事管理システムの導入など、公務員制度改悪を具体化しようとしています。 その一方で、特権的官僚制には何ら手を触れようとせず、そのゆがみである非民主性、秘密性、権威主義、割拠・縦割り主義、形式主義などはそのまま21世紀にも引き継ごうとしています。
あいつぐ官僚の不祥事は、近年、特にその悪質さが増してきています。主権者国民からかい離し、国民いじめの悪政推進者としての役割を官僚が担っていることが、事態をより深刻にしています。 そのことから、私たちは、大きな転機の時期のなかでむかえた本大会を契機に、今こそ以下の点を再確認し、新たな一歩を踏み出します。
○「職場と行政に憲法を」の国公労働運動の原点に立って、職場からの点検活動を強めます。
行政を担う国公労働者と国民の分断を図り、公務員労働者への攻撃を強めている政府・財界に反撃するためにも、たたかいの基礎となる職場から民主化の取り組みを強め、国民との信頼関係を高めていくことを不断に追求する決意を表明します。
1998年8月28日
日本国家公務員労働組合連合会第43回定期大会 |