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●公務員制度「見直し」の動きが人事院勧告にも影響
現時点の公務員制度上の関心事の一つは、「65歳までの雇用」という勤続の長期化
にともなう人事管理「見直し」におかれています。そして、「天下り」の是正がまっ
たなしで迫られている状況が、そのような「見直し」論議を加速しています。
同時に、財政構造改革法や中央省庁等改革基本法が成立している局面で、「65歳ま
での雇用」も口実にした総人件費抑制のしくみを組み込もうとする動きが強まってい
ることも見逃せません。 ●賃金抑制をはねかえそう
98年春闘の最終集計は、いずれの団体も昨年を下回り、「定期昇給プラスアルファ
ー」の改善にとどまり、6月24日に出された国営4現業の仲裁裁定も「平均2077
円(0・70%)」となっています。 ●超勤の上限規制なども課題に
女子保護規定の「撤廃」が99年から強行されることともかかわって、超過勤務の「
上限規制」の具体化も勧告に向けた重要な争点となっています。 ●7月22日3千名規模で人事院を包囲しよう 国公労連は、公務労組連絡会に結集しながら、昇給制度改悪に反対する職場からの 文書戦や人事院宛の署名、上申行動などのとりくみを背景に、追及を強めています。 これらのとりくみを総結集する形で、国公労連は、7月22日に2千名(公務労組連 絡会全体で3千名)の中央行動をとりくむこととしています。不当な勧告を許さず、 要求実現をねばり強く追求するためのたたかいに、全組合員の結集を呼びかけます。 |