乱暴な解雇許さない!勝利判定にむけ全力◆人事院・厚労省前座り込み行動3日目
【社保庁不当解雇撤回ニュースNo.81】 

【とりくみ:社保庁 分限免職】2013-03-22

 国公労連社保庁不当解雇撤回闘争本部は3月19日、人事院の勝利判定と有期職員雇い止め阻止にむけた座り込み「緊急人事院・厚労省前行動」(3日目)を展開しました。
 この行動には、全労連の各単産と北区労連、新聞労連、国労、東京争議団、民間労組、さらには中央社保協・農民連などの民主団体も激励に駆けつけ200人が参加しました。全厚生の日本年金機構支部、関東社保支部、全厚生闘争団(愛知・東京・京都等)も多数参加しました。

国労、新聞労連、JAL原告団、東京争議団、社保協などから熱いエール

 初夏のような暑さのなか、国公労連は、朝8時30分から厚労省・人事院前での宣伝行動を実施し、各単組の弁士が宣伝カーから訴え、「分限解雇回避の途を閉ざし政府・厚労省が解雇を強行」「年金記録解決のため雇い止めは撤回を」と訴えるチラシ約2000枚を配布しました。
 10時からの座り込み行動では、国公労連の宮垣中央執行委員長が主催者あいさつし、全厚生の川名書記長が情勢報告を行いました。全厚生の川名書記長は、「安心年金つくろう会と連携して全厚生は、記録問題と絡めて有期雇用職員問題を内外に訴えるなかで、職場での正規・有期の枠を超えた仲間の団結を深め、年金記録問題解決のためには蓄積した経験が求められていると訴え、国民的課題に押し上げてきた。有期雇用職員の雇用延長を強く求めるとともに、人事院判定の勝利、不当解雇撤回めざして奮闘していく」と決意を述べました。
 全厚生闘争団当事者の京都の北久保さん(全厚生闘争団事務局長)をはじめとして、愛知、東京の伊藤さんが次々とマイクを持ち、「2人の私立大学生がいるが、3年間無職で貯金を取り崩す苦しい生活を強いられてきた」「国民の年金のために一生懸命働いてきたのに分限免職された当事者39人の声を掲載したブックレット『なにが目的か?国家公務員の解雇』をぜひ読んでほしい」「私は産休・育児中に職を失い、いま生活に対する不安でいっぱいだ。早く分限免職処分を取り消す判定を出してほしい」と、自らのつらい体験を込めて訴えました。
 座り込み行動には民間労組や民主団体の仲間も駆けつけ、中央社保協の相野谷事務局長、国労の小池中央執行委員、JAL客乗原告団の石賀事務局次長、東京争議団の谷田部さん・田畑さん、新聞労連の米倉副委員長、全印総連(DNP争議)の橋場さんが激励あいさつを行いました。
 全厚生からは、日本年金機構支部書記長が「有期雇用職員は正規職員と同じ仕事をしているのに、今年3月末に解雇されようとしている。知識と経験をもつ有期職員の雇い止めは、同じ職場で働く仲間として断固許せない。年金記録解決のためにも、厚労省は雇用を延長するべきだ」と現場から雇い止め撤回を強く訴えました。

全労連、映演労連、自治労連、JMIU日本IBM支部が激励にかけつける
◆人事院前要求行動

 昼休みの人事院前要求行動では国公労連の盛永副委員長が主催者あいさつし、全労連の根本副議長、映演労連の金丸委員長、自治労連の山口副委員長、JMIU日本IBM支部の大岡委員長が激励の連帯あいさつを行いました。
 決意表明した全通信の古賀中央執行委員は「経験と専門性を持つベテランが解雇されることは国民の損失だ。毅然とした態度で分限免職処分を取り消す判定をだすことが人事院の仕事ではないか」と述べました。
 全厚生闘争団当事者で京都原告団の谷口団長は、「いま京都で裁判闘争をたたかっている。年金は国民にとって最後の砦だ。私は『ボールペン1本で国民のために働ける』と誇りを持って、国民が喜ぶ姿が見たくて年金業務を行ってきた。人事院には、正しい判定を出してほしい。私たちは精一杯がんばりますので、ご支援をよろしくお願いします」と力強いたたかう決意を表明しました。
 最後に、全厚生闘争団京都の草川さんがシュプレヒコールを行い、人事院の取消判定を勝ちとる決意を固めあいました。

【激励と連帯メッセージありがとうございました!】

神奈川国公、全医労近畿地方協議会、総理府労連、東京争議団田畑さん、全労働北海道支部、全労働千葉支部、全労働徳島支部、全労働九州地協