立憲主義の根本を変える96条改悪は許さない!
◆共同センターとともに品川駅で「9の日」宣伝行動

【とりくみ:憲法・平和問題】2013-05-20

 国公労連は5月10日、憲法改悪反対共同センターと共同して東京の品川駅港南口で「9の日」宣伝行動を行いました。今月の「9の日」宣伝は、全労連規模で都内5駅頭(新宿、渋谷、池袋、品川、立川)で18時より一斉に実施したものです。品川駅頭では、小雨のなか国公労連本部と各単組本部、福祉保育労、全労連・全国一般、特殊法人労連、自交総連、検数労連、自由法曹団、港区労連、品川区労連、春闘共闘、全教など11組織・35人が参加し、「ずるいでしょ!憲法9条変えるハードル下げるために改憲ルールを変える?」「96条改正は『正道じゃない』改憲派憲法学者も批判」と訴えたティッシュビラ約1200枚を配布しました。港南口周辺では飲食露店で賑わっていましたが、弁士の訴えに通勤者や市民が熱心に耳を傾けてくれました。

憲法尊重擁護義務が課せられている安倍首相が改憲叫ぶのは大問題!

 宣伝行動の冒頭にマイクを握った国公労連の岩崎中央執行副委員長は、昨年5月に発表された自民党憲法改正草案を批判し、「自民党は、憲法を変えることを最大の目標にしている政党だ。99条で憲法尊重擁護義務が課せられている政府の最高責任者・安倍首相が憲法改悪を叫ぶことは大問題だ。権力者の横暴から国民を守るために憲法がある。その要である96条を変えようとする安倍政権は、憲法9条を変えて、アメリカに付き従って戦争ができる国にしようとしている。『戦争はいや』『9条を守ろう』の声をあげ、世界の宝である日本国憲法を守ろう」と呼びかけました。
 続いて、福祉保育労、自交総連、検数労連、特殊法人労連、全労連・全国一般の代表が、「安倍政権は、改憲ルールを定める96条を改定しようとしている。憲法は最高法規であり、法律よりきびしいハードルが課せられている。時の政権が自分の都合のよいように改正ルールを変更する暴走を許さないため、改憲反対の世論を大きく広げよう」と訴えました。