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闘争ニュース第28号 東京地裁が不当判決
【とりくみ:公務員賃下げ違憲訴訟】2014-10-30「公務員賃下げ違憲訴訟」闘争ニュース 第28号
人勧無視の一方的賃下げを「合憲」と判断
東京地裁が不当判決
「公務員賃下げ違憲訴訟」の判決言い渡しが本日15時から東京地裁で行われました。103号法廷が原告席、傍聴席とも満席に埋め尽くされる中、古久保正人裁判長は「1 原告らの請求をいずれも棄却する。2 訴訟費用は原告らの負担とする」と主文を読み上げ、「労働基本権を制約し、その代償措置である人事院勧告にもとづかず、一方的に賃下げを強行したことは憲法28条に反する」などの原告・国公労連の主張を一顧だにせず、被告・国の暴挙を「合憲」と判示しました。(判決要旨は別添)
逆転勝訴めざし控訴へ
裁判所前で判決の第一報を待っていた国公労連・各単組や支援に駆けつけた各団体の仲間は、法廷から走り出してきた山添弁護士と宮内原告(国土交通労組)の掲げる「不当判決」「違憲認めず」の幕を見るや、「不当判決糾弾」「裁判所は政府の言いなりになるな」「憲法違反の賃下げは認めないぞ」「我々は勝利するまでたたかうぞ」と怒りを込めてシュプレヒコール。
16時からは、宮垣委員長、松木原告(全労働)、岡村弁護団長、加藤弁護士らが出席して司法記者クラブで記者発表を行いました。
また、同時並行で報告集会を開催し、弁護団から判決概要の問題点等が報告され、原告代表の決意が語られました。(報告集会等の内容は明日発行の速報で詳報)
判決を受けて、国公労連「公務員賃下げ違憲訴訟」闘争本部と弁護団は、「控訴して逆転勝訴をかちとる。全ての労働者の権利擁護、賃上げと安定した雇用の確保など、憲法にもとづく基本的人権の保障をめさし、いっそう奮闘する」との声明(【私たちの主張http://kokkororen.com/news/view.php?id=558】を参照)を発表しました。