「19日行動」で昼休みに虎ノ門で署名行動

【とりくみ:憲法・平和問題】2016-01-19


国民は戦争法強行の暴挙を絶対に忘れない
~ 「2000万人統一署名」の目標達成にむけて訴える ~

 安倍内閣が強行した戦争法の廃止を求めて、今年最初の「19日宣伝」が全国各地で実施されまし た。国公労連は1月19日の昼休みに、虎ノ門交差点で宣伝・署名行動にとりくみました。寒風が吹きつけるなか、各単組本部などから約50人が参加しまし た。

河村さん 街頭からの訴えでは、全労働の河村副委員長(写真右)が「昨年9月19日に戦争法が強行可決さ れたが、集団的自衛権行使を容認し、兵たん活動を可能としている。戦争の常識から言えば兵たんは軍事活動であり、そこを攻撃するのが戦争。そこで自衛隊の みなさんが殺し、殺されることになる。自衛隊員は災害救助などで奮闘しており、そのような戦争を隊員も望んではいない。今回の法律で駆けつけ警護を行おう としている。同盟国が危険なときに武器を持って助けに行くというもので、これも戦争。許されない。『北朝鮮などが攻撃してきたらどうするのか』という声を よく聞くが、これは、個別的自衛権で対応できる。また、本来は話し合いで平和的に解決するのが当たり前だ。歴代の政権が許さなかった憲法解釈を、安倍政権 が行ったことに多くの憲法学者や元最高裁裁判長が憲法違反と声を上げた」と署名への協力を呼びかけました。

村上さん 国土交通労組の村上書記次長(写真右)は「強行採決から5か月目に入った。自民党議員が餅を 食ったら戦争法を忘れると言ったが、雑煮を食べても戦争法強行を絶対に忘れない。立憲主義が破壊されたことを忘れない。国土交通省で運輸部門の仕事をして いるが、公共交通は戦争になれば、軍事優先となりその乗組員も危険にさらされる。国民のための公共交通をまもるためにも戦争法に反対する。戦争法を廃案に するためにもぜひ署名にご協力を」と訴えました。

全労働のノボリ 国公労連の黒田 副委員長は、「安倍首相は、戦争法を実行に移すため、さまざまな動きを活発化させている。日本とアメリカの両政府は、自衛隊と米軍による『同盟調整メカニ ズム』 を始動させ、米軍と自衛隊が一体で訓練を展開している。憲法9条のもとで、平和国家として発展してきた日本を『戦争をする国』に変えることは許せ ない。世論調査では、戦争法成立を『評価しない』が約6割を占め、戦争法廃止の意見書を可決した議会は、17都道府県、48議会にのぼっている。 戦争法廃止の政府をつくるため、夏の参議院選挙では自民・公明を少数に追い込もう。そのためにも、『2000万人署名』を大きくひろげよう」と呼びかけま した。

 約30分の行動 でしたが、各単組からの参加者は、ちぢかむ手でビラを配り、ペンを持って署名への協力を道行く人たち訴えました。また、全労働は独自で新しいノボリ(写真左)を作成 し、さっそく街頭で披露しました。