公務・公共サービス拡充を訴え宣伝行動(2/25)

【とりくみ:各種とりくみ(中央行動など)】2016-02-25
 



運輸行政、医療・社会保障充実へ公務員の増員を
= 各地で国民のための行財政確立を呼びかける =
 

虎ノ門交差点  「まもろう憲法・国公大運動」の一環として、国公労連は2月25日昼休み、西新橋1丁目交差点で、公務・公共サービス拡充を求める宣伝行動にとりくみ、国公労連・各単組本部から32人が参加しまし た。昼食で職場を出てきたオフィス街で働く人たちに、「バス運転者が不足、バス事業者を監査する国土交通省の監査官も不足」、「憲法25条をいかして、安 心して医療をうけられる国に」と訴える国公労連が作成したチラシを配布しました。

■安全・安心を守る行政体制拡充は国民の要求

藤川中執 国土交通労組の藤川中央執行委員(写真右)は、「悲惨なスキーツアーバス事故を起こさないため にも、規制緩和政策の抜本的な見直しとともに、運転者不足を解消するためにも運転者の労働条件を改善することが必要だ。しかし、貸し切りバスをはじめ、タ クシー、トラックなどの事業者を監査する国土交通省の職員は、約12万の事業者に対してわずか365名で対応しており、十分な監査ができる体制となってい ない。交通運輸だけでなく、航空、建設、港湾、気象の分野においても要員が大幅に不足している。政府がただちに定員削減計画を中止し、安全・安心を守る国 土交通行政の体制を拡充することは国民的な要求だ」と呼びかけました。

中丸副委員長 全医労の中丸副委員 長(写真左)は、「4月から診療報酬が改定されると、医師や看護師、介護士の勤務環境をさらに悪化させる。育児をしている人や妊婦さんに、1回だけでも夜 勤をしてくれないかと半ば命令で夜勤を強いられている事例は山ほどある。医療現場で働く妊婦さんの3人に1人が、流産や切迫流産を経験している。これで は、国民が安心できる医療を提供することはできない。やりがいを持って働けるやさしい社会をつくるために、医療労働者の立場で国民の医療制度を守るために がんばりたい」と決意を込めて訴えました。

中本中執 国公労連の中本中央 執行委員(写真右)は、「国の職場で非常勤職員が増え、官製ワーキングプアが広がっている。国民の年金をあずかる日本年金機構でも、多くの非正規労働者が 働いているが、この時期になると自分自身の雇用がどうなるのか心配しながら働いている。3月末で雇い止めされた非正規の男性は、家族を抱えて不安な思いを 語っていた。国民のための公務・公共サービスをすすめるうえで、安心して働ける職場・労働条件の改善が不可欠だ」とのべました。


○各地のとりくみ

【香 川県国公発】
「2000万人署名」の街頭宣伝、地方議会要請に奮闘


香川 戦争法廃止にむけた世論が高まるなか、2月10日から18日にかけて「9条の会香川」などの主 催で、ロングラン宣伝・署名行動を実施し、高松市内商店街で改憲阻止にむけた宣伝行動に連日とりくみました。
 行動には、香川県国 公は2月16日、4単組から6人が参加し、「戦争法廃止2000万人統一署名」の協力を呼びかけました。四国ブロック国公の岡部事務局長は、国公労連が作 成した「ふたたび戦争の奉仕者にならない」のノボリ旗を掲げ、「公務労働者も憲法を守るたたかいに全力をあげている」と力強く訴えました。

 また、香川県国公は香川県労連と連携し、香川県議会をふくむ県内すべての地方議会を訪問し、3 月議会にむけ、公務・公共サービス拡充と必要な体制確保にかかる陳情書を提出してきました。
 6日間かけてとりく まれた議会訪問には、5単組からのべ9名の仲間が参加し、「いのちとくらし」を守る行政の役割を訴えました。要請では、公務職場の実態を伝え、過度な定員 削減が「安心・安全」の行政サービスに支障をきたしていることを強調し、新たな定員合理化計画に反対し、公務の体制・機能の充実にむけて、地方から政府に 強く働きかけることを訴えました。

【徳島県国公発】
戦争法廃止へ署名用紙の戸別配布を具体化


 徳島県国公は2月13日の土曜日、JR徳島駅前にて宣伝行動にとりくみ、ティッシュに入れた国 公労連の「戦争法廃止ビラ」を配布しました。
 安倍首相が「憲法9条2項」の明文改憲をねらい、ますます「戦争する国づくり」にむけた暴走を 強めるなかで、地域から戦争法廃止の世論を強めることが重要です。今後も、休日の宣伝行動を計画していきます。
 また、返信用封筒を 同封した戦争法廃止「2000万署名」の戸別配布にもとりくみ、1筆でも多い署名集約をめざしています。引き続き、幅広い仲間とともに改憲阻止のとりくみ を強めます。


【熊本県国公発】
30分で21人から 「2000万人署名」を集約


 熊本県国公は、1月 29日に熊本市内で毎週金曜日の夕方に行われている「戦争法廃止!街頭宣伝行動」へ結集し、各単組から14名が参加しました。
 安倍政権が、憲法や 立憲主義を無視した権力者の暴走であることをあらためて市民に訴え、「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」をとりくみました。多くの通行人が行き 交う夕刻の時間に、私たちの訴えや横断幕に関心を示す方も多く見受けられ、行動開始からわずか30分で21人から署名の協力がえられました。
以  上