集まろう!語り合おう!みんなの力で実現しよう!差別と貧困のない社会・職場
=第25回非正規で働くなかまの全国交流集会にのべ740人=

【とりくみ:各種とりくみ(中央行動など)】2017-06-08
 
 全労連・非正規雇用労働者全国センターは6月3~4日、第25回パート・派遣など非正規ではたらくなかまの全国集会を静岡市内で開催し、2日間でのべ740人(実数336人)が結集。国公労連からは静岡県国公、全労働神奈川支部、国公一般の仲間が参加しました。分科会終了後、静岡市内の繁華街を元気にパレードしました(写真右)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
■記念講演「貧困と格差にどう立ち向かうか」【東京大学大学院教授の本田由紀さん】
 3日全体会のオープニングは歓迎行事として、静岡市の山間部・静沢地区に伝わる神楽「八王子の舞」が演じられました。主催者を代表して、全労連非正規全国センターの小田川義和代表(全労連議長)があいさつし、「8時間働けば暮らせるルールの確立を求める声を広げ、労働法制改悪を阻止しよう」と呼びかけました。
 記念講演では、本田由紀さん(東京大学大学院教育学研究科教授:写真右)が「貧困と格差にどう立ち向かうか」と題して講演しました。





■均等待遇の実現!無期転換で「非正規労働者に労働組合を」
 基調報告のあと、道労連非正規労組連絡会と静岡パート臨時労組連絡会が特別報告し、無期転換で非正規労働者に労働組合をつくろうと呼びかけました。
 続いて、リレートークを行い、宮城県労連・東北大学職員組合、生協労組おかやま、JMITU通信産業本部岐阜支部、静岡自治労連、郵政ユニオン、静岡高教組の代表が各職場の非正規労働者の現状やたたかいを報告しました。
争議団紹介(写真)のあと集会アピールを採択し、「私たちの運動で、政治を変え、平和で人間らしく働きつづけられる職場と社会をつくろう」と参加者全員で確認しました。
 
第3分科会で非常勤職員が職場実態を訴え、共感の声が寄せられる
 2日目は、安倍政権の「働き方改革」や最低賃金、パワハラ問題、浜岡原発見学ツアーなど12の分科会に分かれ課題ごとに討論・交流・学習を深めました。
 第3分科会「非正規公務員も労働者!行政サービスを支える権利保障を」には、23人が参加しました。北海学園大学の川村雅則教授(写真左)から、「非正規公務労働問題と当事者のエンパワーメント」と題して北海道の調査・研究データを示しながら、官製ワーキングプアをなくすための運動についてユーモアあふれる問題提起をしてくれました。
 川村教授の講演を受けて、自治労連・非正規公共評の松尾事務局長が地方公務員法と地方自治法改正案の内容と問題点について説明し、国公一般の中田書記長から非常勤職員の労働条件改善と雇用安定をめざすとりくみを報告しました。
 続いて、静岡県評、浜松関連一般労組、三島社協労組、全教静岡、国公一般のS執行委員と全労働神奈川支部の仲間がフロア発言。ハローワークで働く非常勤職員は、「予算の関係で非常勤職員が毎年減っている。3年公募で自分の仕事が求人にかかり1~2月は雇用不安で精神的に病んでいく。泣く泣く辞める人も残る人も辛い。高いスキルと専門性・経験が要求される仕事を利用者のために生かしたい。辛くても笑顔で求職者を支援していく」と切実な非常勤職員の職場実態と、本省交渉で当事者が訴えているとりくみを語り、県労連や民間から共感の声が次々と寄せられました。
 
【参加者の声】※国公一般組合員から集会の感想が寄せられましたので紹介します。
■非正規の働く環境をもっと改善したい!(Sさん)
 1日目は本田由紀先生のお話を聞き、とても面白かったです。先生はお話の中で、時に厳しい意見をおっしゃられていましたが、その裏返しには日本の働く側の実情が混沌とした状況にあることが凄くわかり、今本当に変えていかなければいけない、と感じました。
 2日目の分科会で、私は第3分科会に参加し、国家公務の現場で働く者として、非常勤職員の雇い止めについてフロア発言をさせて頂きました。その分科会では北海学園大学の川村雅則教授が北海道での非常勤問題について報告されていましたが、国家公務だけでなく、地方公務の現状も聞くことができ、私自身大変勉強になりました。
 その後、静岡県内をパレードし、市民に訴えました。
 私自身、今年で3年連続の参加ですが、非常勤や非正規の働く環境をもっと改善していかなければならないと感じており、引き続きこのような交流集会に参加していきます。

■新発見!労働組合が強くなることで企業のためにもなるTさん
 集会は有意義で、静岡県は旧清水市が最低賃金発祥の地と聞きつつも、最低時給が807円で神奈川県とは130円余りの差という現実を知りました。ある国会議員が指摘された湯河原と熱海の壁と、平等の問題を再認識しました。指定管理者の問題も語られ、契約業者が変わり、失業問題が起きる点は、官庁の派遣労働者の入札問題共通の問題だと思いました。
 本田由紀教授の講演は、過去の背景から細かく言及し、既存システムを変えることを呼びかけ、新しい雇用モデル、生活保障をしっかり示されたことが大変建設的でした。また労働組合が強くなることで、最終的には企業のためにもなるという話を私の参加した2日目の雇用契約無期化の問題で学びました。企業・資本(役所)対労働者と見がちな私には新発見でした。

■浜岡原発も視察!新しい仲間と交流し充実した2日間Iさん
 静岡集会に相応しく晴天に恵まれ、今回初参加しました。新しい仲間との出会いがあり、これから労働関係の情報交換ができそうです。
 講師の本田由紀先生の熱の入った講演で一番心に残ったお話しは「学歴によって貧困になる」教育問題。欧州諸国では無償で大学に行けるが、我が国に於いては実現がほど遠いですね。全体会で全国から参加した各労働組合員のスピーチを聞き、精一杯頑張っていると実感しました。
 第2日目は、早朝から浜岡原子力発電所を視察し、非常に興味深い場所でした。現地にて施設の安全性と緊急時の対応の説明を受け、福島原発事故を教訓に当該施設は絶対に安全に出来ているとのことでしたが、私は世の中「絶対」と言う言葉は無いと思っています。集会に参加して、たくさんの情報を得ることができました。来年は東京で開催する予定です。たくさんの組合員が参加できそうですね。
以上