2023年 春闘闘争宣言行動
――たたかう労働組合のバージョンアップで大幅賃上げを

【とりくみ:各種とりくみ(中央行動など)】2023-01-12
国公労連速報2023年1月12日《No.3679》
 
 全労連・国民春闘共闘・東京春闘共闘は1月12日、2023年春闘勝利に向け、内外にアピールする「闘争宣言行動」を実施。厚生労働省前行動を皮切りに丸の内昼休みデモ、日本経団連包囲行動を展開し、国公労連から約40人が参加しました。
 
いまやるべきは軍拡ではなく大幅賃上げ
 
 厚生労働省前行動では、国民春闘共闘の砂山太一代表幹事が主催者あいさつ。「いまの日本社会では多くの人々が低賃金と物価の高騰で生活が厳しい状況にあり、コロナ感染の収束も見えないなか、医療現場はひっ迫している。このような事態を打開するため、厚労省は緊急的な施策を講じるべきだ。そして、命と暮らし、労働者保護を最優先する政治がいまこそ求められている。その実現にむけ、たたかう労働組合を強くするためのバージョンアップを!」と呼び掛けました。
 
 続いて、全労連の黒澤幸一事務局長が行動提起を行い、「いま、政府がやらなければならないことは、最賃の引き上げ、公務員労働者の賃上げだ。軍拡に使おうとしている膨大な資金があるのであれば、それをすべて賃上げのために使うべきだ。ぜひ厚生労働省にはそのために力を尽くしていただきたい」「最低賃金の再改定は多くの労働者が心から望んでいる。3月2日の中央行動では、日比谷公園を労働者で埋め尽くし、大幅賃上げ・底上げの声を上げていこう。23春闘は、労働者の声で変えていく春闘。たたかう労働組合のバージョンアップで、3万円以上・10%以上の賃上げを求めて立ち上がろう」と訴えました。

 さらに、4人の単産代表が決意表明。最後は厚労省に向けたシュプレヒコールで行動を締めくくり、デモの待機場所(東京會舘前)へ向かいました。

デモ行進で沿道にアピール

 丸の内昼休みデモは、東京・千代田区の東京會舘前からスタート。大手町にある経団連会館まで行進しました。

 国公労連の仲間たちはゲートフラッグやプラスターなどを掲げ、シュプレヒコールとともに、沿道を行き交う人々にアピールしました。
 
505兆円の内部留保を賃上げに!
 
 日本経団連包囲行動では、全労連の小畑雅子議長が主催者あいさつ。「企業には雇用した労働者の生活を守る責任がある。それを投げ捨てて賃上げにまで自己責任を押し付けるのか。すべての労働者に対して物価高騰を超える賃上げを行うことを強く求める。私たちは、大幅賃上げ・底上げ、生活圏での公共をとりもどす、憲法が活かされる社会の実現という3つの要求を高く掲げ、団結して23国民春闘をたたかい抜く」と力強く決意を述べました。

 宣伝カーの前では、「内部留保505兆円」「最賃1500円」の文字を、切り抜いたプラスターや数字を型取ったバルーンでアピール。東京医労連の決意表明の際には、「最賃音頭」にあわせてバルーンをコミカルに動かし、その場に結集した各単産の仲間たちや通行人から多くの注目を集めました。その後、春闘闘争宣言が確認され、最後は経団連ビルにむかってシュプレヒコールを行い、この日の行動を終えました。
 
 
▼行動の様子を伝える国公労連のツイッター
https://twitter.com/kokkororen/status/1613463364684099585
https://twitter.com/kokkororen/status/1613460650336079872
https://twitter.com/kokkororen/status/1613361162762190848