国公労新聞 第1186号

●いまこそ憲法が輝く社会を
国公労連第50回定期大会ひらく

 国公労連は8月25日から27日の3日間、東京都内で第50回定期大会を開催し、全国から255名が参加しました。
 大会では、改憲策動や小泉「構造改革」に反対し、憲法が活きる社会をめざし、「国民の中へ、国民とともに」の運動を職場・地域から展開する決意のもと、たたかう方針を確立しました。

 大会は、堀口委員長の冒頭あいさつに続き、小田川書記長が2004年度の運動方針案を提案。(1)「9条」をはじめとする憲法改悪に反対し、職場と地域に憲法を活かすたたかいに全力、(2)「公共サービスの商品化」、「公務リストラ」に反対するたたかいを産別闘争として強化・発展、(3)格差をテコにした労働条件の切り下げなど働くルールの後退を許さず、国際労働基準にも適合するルールの確立、(4)「チャレンジ30」を全面的に実践し、組織拡大・強化とたたかう体制の整備に全力の4点を強調しました。
 そのうえで、04秋季年末闘争では、憲法改悪反対のたたかい、「公共サービス商品化」反対の産別闘争強化、民主的公務員制度確立などの要求を掲げ、地域での国民世論への訴えを重視したとりくみを提起しました。
 討論では、平和と憲法課題でのとりくみ重視、非常勤職員の組織化への確信の広がり、憲法を行政に活かすとりくみと公共サービス商品化反対のたたかいを一体で展開することの重要性、などの発言で方針が補強されました。大会論議をふまえた総括答弁の後、採決がおこなわれ、すべての議案が満場一致で可決・承認されました。


●「戦争する国」にするな!
歴史の岐路で国公労働者の奮闘を 国公労連・堀口委員長あいさつ(要旨)


※全文はこちら

 私たちはいま、平和憲法を守り、くらしや行政に活かす方向をめざすのか、それとも憲法を改悪し「戦争する国」づくりに踏み出すのかという重大な岐路に立っています。
 国公労連は、この国の進路と国民生活に責任を負う国公労働者の使命にてらして、憲法改悪阻止の運動に全力を上げます。
 自民党は戦争放棄をうたった9条の全面改悪と、個人の尊厳・人権保障の基本原則を後退させ、「愛国心」を強調した国家主義を前面に押し出してきています。
 改憲の狙いはアメリカの戦争に日本が共同して参加するための「9条改正」と、教育基本法改悪による「戦争する人づくり」にあります。民主党も「武力の行使」を容認し、「改憲」で自公民三党は足並みをそろえました。
 戦争が最大の人権侵害であり、平和なくして労働者の生活も民主的権利も保障されないことは明らかです。国公労連は、軍事大国化に反対し、公務の公共性を守り、憲法を国民生活と行政のあらゆる分野に活かす運動に全力を上げます。

○給与制度見直しは分断攻撃
 政府の公務員制度「改革」は、労働基本権制約は現状維持のままで、能力実績主義の人事管理を強化し、「もの言わぬ公務員」づくりをすすめるものです。
 ILO勧告にもとづく労働基本権の確立は国際世論の強い要請であり、これを基本とした民主的制度の確立は国民の求める方向です。この立場から国民世論形成に奮闘します。
 人事院勧告で月例給の3年連続マイナスを阻止したことは、公務・民間労働者の共同したたたかいの反映です。
 同時に、寒冷・積雪の厳しい自然環境のもとで苦労している仲間と家族のことを思う時、寒冷生計増嵩費の必要性を認めながらも、機械的な民間準拠論や矛盾の多い気象データに固執し、大幅な改悪を勧告した人事院の責任を厳しく指摘しなければなりません。
 国公労連は人事院がすすめようとしている給与制度見直しには断固反対です。労働条件は、労使による徹底した交渉・協議によって決定すべきことは当然のルールであり、「代償制度」のもとで、政府・使用者の意向に沿って一方的に改悪されるなどということは、断じて容認できません。
 給与制度見直しは第一線の仲間の生活悪化、実施部門の軽視と職務評価の低下につながり、全国一律の均等待遇を基本とする行政サービスの全国均一・公正性の原則をなし崩しにする分断攻撃です。
 また、規制緩和による「民間化」や「三位一体改革」による地方切り捨てなど、国民の人権保障を使命とする公務の役割を縮小する攻撃の一環であり、地域での共同のとりくみが重要です。

○組織拡大は「待ったなし」
 いま労働運動が政府・財界の横暴を抑制する力を持つことが決定的に重要であり、組織拡大は「待ったなし」の最重要課題です。
 歴史の岐路に生き、次の世代に責任を負う者として、奮闘していきたいと思います。


●大会討論
全発言を2〜4面に掲載


 第50回定期大会では、04年度運動方針案の4つの「たたかいの基調」に沿って72人の代議員・特別代議員などが発言(文書発言は2人)しました。全発言の要旨を掲載します。

○〈憲法、平和・民主主義、社会保障をめぐって〉
  「9条」改悪反対に全力あげ、職場・地域に憲法を活かそう

沖縄(東) 沖縄国際大学への米軍のヘリ墜落事故では、政務官すら現場立ち入りを拒否され、日本の主権が問われた。地位協定は不平等。県民の怒り頂点に。普天間基地撤去の包囲行動をとりくんだ。
神奈川(鳴海) 3.20国際反戦行動は3団体で行動が分かれた。全労連イニシアチブにこだわらず、ワールドピースナウに従えばよかったのでは。来年の被爆60周年の原水禁世界大会は統一できるように努力を。
全労働(高木) 改憲策動は前文、9条のみならず、基本的性格を変質させる。国家公務員の仕事は憲法に規定される。憲法は生存権、勤労権など社会権を重視しているが、大きく後退している。まず憲法を学習しよう。
北海道(増子) 改憲阻止行動は長期になる。「押付け憲法」論に対し、的確な反撃が大切。文部省がつくった冊子「新しい憲法の話」のようにわかりやすい、共通の教材が必要。
全税関(宮応) いま私たちがどんな時代に行き、どういう情勢認識が必要か。アジアの情勢では、ASEAN(東南アジア諸国連合)中心の平和の流れがある。公務員労働者として憲法尊重・擁護の99条、基本的人権の本質規定である97条の重視を。
広島(築地) 原水禁大会中の国公平和集会に65人が参加。被爆60年に向け、最大限の努力をしたい。  
大阪(森井) 沖縄問題でのとりくみ強化を。憲法問題では、車に貼れるステッカー、雨にもやぶれないポスター、背広につけても恥ずかしくないバッチなど日常に使える具体的なグッズ作成を。
長崎(大木) 平和運動で原水協と原水禁で一致する共同を2年間やってきた。来年の被爆60周年原水禁大会のメイン集会は長崎。ぜひ参加を。
岩手(小林) 情勢の反動的変化は、学校教育とマスコミの影響が大きい。最近の若い人は新聞も、テレビもみない。大学職組は県国公から離脱する。
熊本(栗原) 年金闘争では、半年間街頭宣伝を行った。署名は目標の2割だった。タテヨコ共通の認識がないとできない。単組本部はきちんと下部組織への指導徹底を。
宮城(岩崎) 年金闘争では、「国民の中へ、国民とともに」を実感するとりくみを行った。4・15年金統一行動では、公務らしいとりくみを追求したが、早朝の職大は、街頭での実施にはならなかった。今後このような官民一体の行動をどう発展させるかが重要だ。
全経済(熊谷) 共済組合の改悪問題では、財務省が公務員バッシングに負けている。各省当局から財務に対し労組と同じことを言わせることが重要。共済年金の審議状況の流れがよく見えない。
全港建(福嶋) 憲法にかかわり、「なぜ労組が平和・民主主義をとりくむのか」の声に対し、労働運動の基礎部分が取り崩されようとしているから重要なのだと訴えている。寒冷地手当改悪反対で国会段階でもでたたかう。北陸支部の外山幸博さんの次男恭平君臓器移植手術代カンパに協力を。
大阪(森井) 憲法改悪阻止のたたかいは戦争しないという意思表示のたたかい。戦争になれば、国公労働者は協力させられる。そのことを真剣に組合員に訴えていく必要がある。
兵庫(橋本) 来年、阪神・淡路大震災10周年を迎える。全日検神戸支部は、新たな裁判闘争を行っている。全国からひきつづく支援を。知事選・神戸市長選で奮闘する。
厚生共闘・
全厚生(杉浦)
仕事を続けることさえ困難な状況にあるが、社会のありようと一体としてみることで希望も展望もでる。年金講師団82人が666回、2万3600人参加の学習会を担った。今後、憲法25条実現と一体となった社会保障の講師団として進化をつづける。

○〈公務・公共サービス切り捨て反対、民主的行財政の確立を〉
  「公共サービス商品化」に反対する共同を広げよう

全労働(斉藤) 労働行政分野での民間開放の攻撃では、オーストラリアを見本に職安事業をターゲットにしようとしている。民間開放の実態を明らかにし、多様な運動主体をつくろう。
福岡(古賀) 7月29日、県国公主催の職場実態交流集会を開き、13単産、50人が参加し、その内容を機関紙で紹介し、地域労連の大会で公務リストラを報告した。
愛知(花岡) 公共サービス切り捨てに反対するため国民的な議論を起こそう。昨年12月、行革・公務員制度改革をテーマに各界連絡会開き30人参加。職場実態がわかる行政懇談会と行政相談を全国で。
全法務(長野) 2.25行動に984人が参加。4.15年金統一行動に全国で1839人が参加。03秋闘では全国で法務相談所をとりくんだ。地方支分部局廃止に反対。単組のとりくみでは限界があり、「何でも相談」に組織をあげてとりくむ。
厚生共闘・
全厚生(杉下)
社会保険庁改革問題にかかわり、民主党は社会保険庁廃止の申し入れ、6月坂口大臣は独法化・民営化を視野に入れた試案を発表した。全厚生は、年金制度は生存権を保障した憲法25条を基本に、国の責任を明確にして行うべきと考える。民主的・効率的な制度改正は必要であり、行政サービス向上に全力でとりくむ。
全法務(西山) 公務リストラに反対するたたかいは、単組だけでは限界。産別に結集して奮闘する。憲法改悪阻止では、組合員が一市民として、地域で奮闘することが求められている。そのため、学習を強化する。

○〈民主的公務員制度確立、労働条件改善、働くルールの確立を〉
  公務員制度改悪反対、労働基本権を確立しよう

全労働(青木) 職場は、長時間労働が常態化し、メンタル疾患で休職も。職安では、非常勤である相談員が正規を上回る人数がおり、行政体制確立のため手をさしのべることが求められている。組織強化のためにも定員確保、行政体制確立が求められている。
全司法(坊農) 司法制度改革と裁判所の充実を求める全司法運動を行ってきたが、11月末で司法推進本部が終わり、運動の段階に入る。1月に職場から司法制度改革を考える全国司法制度研究集会を5年ぶりに行った。
全経済(伊波) 公務員制度「改革」法案の国会上程を許すかどうかの局面。「大綱」がめざしていた方向は国際的にも通用しない。にもかかわらず、経産省は今年2月に評価制度の試行を強行している。
京都(豊田) 現行旅費法と実態との乖離があり、特急料金の運用の改善を検討させ、規則改定を4月1日から実施させた。憲法と行政の問題を結合した行政シンポを開くことによって、組合員に「憲法は身近」と実感してもらいたい。
全経済(小泉) 公務員制度改革、評価制度にかかわって当局は、職員向けに導入強行姿勢の文書を出している。あせりと自信のなさのあらわれだ。独法化の先取りに特許庁支部が反撃し、ユーザーから登録の民間解放は反対の声があがっている。乱暴な「市場化テスト」では、国民の理解は得られない。
全運輸(安藤) 今こそ以下の3点の観点から労働基本権回復を前面にかかげたたかうべき。(1)マイナス勧告、不利益遡及。民間準拠一辺倒の人勧制度の観点からみて、(2)評価制度めぐって根本的に対立している公務員制度「改革」の観点から、(3)「自らの労働条件を決定するための組織強化の観点からも、労働基本権回復は必要。
全労働(森崎) 公務員制度「改革」で、能力評価制度の抜本「改革」が強行導入されようとしている。人事院は給与制度の抜本改悪で管理強化を狙っている。私欲を刺激して成果をあげさせるような仕組みは公務にそぐわない。公務の特性を明らかにし、職場に持ち込ませない。
全労働(鈴木) 職場で賃金闘争への結集が十分でない。すべての労働者の賃金水準引き上げが重要。寒冷地手当改悪は、地方切り捨ての三位一体と根っこは同じ。人事院がめざす地域間格差賃金導入の先鞭。地域給導入は許さない。
全建労(白井) 5月から1カ月間の家計簿調査を実施することで、賃金要求との乖離が少なくなり、職場内の組合員の結集がしやすくなっている。公務員の賃金は、この程度必要という値を出してほしい。
東海(国近) 新たに開港する中部空港に地域調整手当がつかなくなる。新空港利用の40社からのアンケートでは給与が下がる会社は1社もない。賃金ダウンは許せない。地域給問題で10月に学習会を行い、公務労組連、県労連との共闘会議結成を準備中。
神奈川(鳴海) 国公は人勧期要求1000円を決めたが、これを前面に掲げたたたかいになっていなかった。要求の基本はマイナス人勧反対だった。ならば、最初から有額要求を決めずに、マイナス人勧阻止で良かったのでは。全労連の組織拡大推進基金カンパは単組間のアンバラ大きい。2年目からやめるべき。
広島(辻岡) 寒冷地手当改悪反対のとりくみの遅れを反省し、7.22早朝合同集会の前に2日間のビラ配布を行い、当日は公務員労働者が決起した。人事院地方事務局前行動に300人が結集した。
北海道(西村) 寒冷地連絡会をつくって、大きな集会を連続的に行い支給地域を一定押し返した。地域給見直しでは、北海道の公務員賃金は民間より4.7%も高いとして切り下げようとしている。全国同じ仕事をしているのに差をつけるのはおかしい。
青森(今) 寒冷地手当の改悪は、交付税、生活保障など県民の生活に大きく影響。2月19日に連絡会を結成し、3月に県と懇談した。知事は人事院、総務省に足を運び、「見直ししないよう」に要請した。灯油が値上がりしているし、手当の切り捨ては許されない。
東北(後藤) 今人勧の評価としてマイナス勧告阻止と言うが、東北は6年マイナスの賃下げという印象が強い。地域間格差を持ち込む給与は、憲法に照らして問題があるのでは。
関東(野仲) 寒冷地手当の関東内の支給県は半分だが、地域給導入の突破口になるとして全体でたたかった。宿舎料値上げは都市部では影響大きい。宿舎アンケートを今秋に行う。
岩手(鎌田) 寒冷地手当改悪勧告は残念な結果。96年の改悪反対のたたかいでは県内58議会すべてで意見書採択されたが、今回は9議会だった。機敏な対応ができなかったと反省している。
全通信(高橋) 寒冷地手当闘争は、地域に打って出れば、賛同・支持が確実に広がることが明らかに。年金署名は目標達成し、年金問題が大きく社会問題となったことで、組合員と指導部に信頼関係が築けた。地域給導入で地方の公務員賃金が下がることのマイナスを具体的に明らかにしよう。
九州(伊藤) 人事院の給与構造の見直しの「たたき台」は、九州で2.6%の賃下げ提案をしたもの。九州の国公5万人の平均16万3千円の年収減であり、総額81億円マイナスになる。地域から官民共同での反対闘争を強化しよう。
全司法(間) 札幌にいるが寒冷地手当改悪で大きな減収となる。ただ、全国の声が結集され、一定押し返すことができ、労組の存在意義を示すことができた。初めて深紅の優勝旗が津軽海峡を渡ったことに励まされ、さらに奮闘する。
富山(伏木) 地域給導入は地方切り捨てであり安心して国民サービスができなくなる。中央地方一体で総力をあげ、「同一労働・同一賃金」の原則を堅持してたたかおう。地方から足並みそろえてたたかうため、県国公対策へ物心両面の支援を。
全税関(河野) 税関では差別・選別の恣意的な人事が拡大しているが、評価制度導入は国公全体に差別を拡大する。特権優遇、イエスマン育成によりモラルの低下が危惧される。青年にもわかりやすい宣伝が必要。国公権利裁判は10月21日に判決が出る。判決後の対応を示してほしい。
愛知(磯貝) 大企業の社会的責任を追及した2.11トヨタ総行動に全国から1300人が参加。年金闘争では、県国公は先進的役割を果たした。とくに全厚生の講師団は140回、3400人参加の学習会を行った。
全通信(河野) 情報通信研究機構への非公務員化の検討が行われている。ゆくゆくは宿舎も貸さない、雇用保険も労使で払うことになるなどデメリットのほうが多いことが明らかになっており、組合は8月11日に消極的反対の意見書を出している。
新潟(立石) 国立大学が法人化されたが労働条件の改悪は許さない。国民の高等教育を受ける権利守るために地域の共同示す必要がある。今後の賃金闘争、昇格闘争と国公産別の役割などに関して理論的な整理を急ぐ必要がある。
近畿(桜田) 大学は法人化によって企業会計原則を導入され、資産を増やすことが評価基準の一つになった。資産評価は非科学的で、戦前の本は『資本論』初版本すらもすべて1円とされた。産学連携が強まり学問の自由が脅かされる。今こそ大学職組は、国公産別と地域の労働運動に参加し、憲法問題などでいっそう役割を果たすべき。
全建労(佐藤) 今日の公務員バッシングは一部高級官僚の汚職など不祥事から生じる偏見を利用し、労働条件への攻撃となっている。職場点検運動を行い、バッシングに耐えられる国民の理解を得る職場づくりを。
全建労(河村) 公務員制度改革に対して、職場の危機感があまり感じ取れない。危機感をもって運動をしていくためにより具体的でわかりやすい資料の作成・発信をしてもらいたい。
全建労(原田) 超勤縮減と職場環境を改善させるため、当局に「健康又は安全に関する委員会」を開催させるとりくみを全支部で追求してきた。その結果、いくつかの職場で委員会を開かせ、支部は超勤改善に向けての意見を主張した。さらに多くの職場で委員会を開催するよう追求する。
全司法(田邉) 心の健康問題が深刻。大阪でこの3年間で16人の長期休職者がでている。当局に健康安全委員会の設置を求めてきた。メンタルヘルスについて8高裁で委員会設置を認めさせた。当局の自己管理を求めるアンケートでは、「仕事が気になる」が28%、「相談相手がいない」が22%となっている。
人職(盛永) 給与制度の改悪は、国公法1条の目的に反するものであり、認められない。評価制度の試行もしていない中で、法案提出は問題。もともと人の評価には主観が入るもの。恣意的な判断を避けるため公務員の面接では3人で行い、評価の違いがでれば合意して決める。査定昇給は、協力・共同の精神をうすれさせるもの。地域給は、全国展開している公務になじまない。管理職も含め大きなたたかいを。
全国税(細川) 税務署は、確定申告前の今年2月に初めて全国484税務署で日曜開庁を行った。重大な労働条件変更を伴うのに密室で決めた。アンケートでは国税労働者の大半が反対。人事院に行政措置要求したが、内容審査せず、不当にも却下したので、ただちに反論書を出した。労働条件無視は許せない。
全建労(玖村) 行(二)職は、採用がなく、高齢で部下がいない。標準職務表は職場実態に合わない。とくに労務乙職員は退職直前で26万円の低賃金だ。今こそ抜本改善が必要。身近な労働条件では要求の前進はあるが、低賃金構造と雇用不安解消のために国公労連の旗振りを。
全建労(長田) 定員削減により慢性的な超勤が常態化し、業務委託が導入され、正規の職員と机を並べ仕事をしている。その業務委託労働者へのアンケート、電話・メール相談をとりくみ、賃金・労働条件の把握などの相談を受け、労働条件改善の運動をともに行おうとよびかけている。
全運輸(大島) 3年前の静岡上空でのニアミス事件で組合員の管制官2人が刑事訴追を受けている。10項目もの複合事故にもかかわらず、管制官個人に責任をおわせようとしている。全職場カンパで裁判を支えている。9月8日に決起集会を開き、徹底的にたたかう。
全経済(伊波) 産総研は来年4月に非公務員型に移行する。この間のたたかいで、2万数千の国会請願署名を集め、国会の附帯決議に労働条件への十分な配慮等を盛り込ませ、当局とは非公務員型に移行するにあたっての労働協約も締結した。給与構造の見直しの攻撃に反対してたたかう。

○〈組織拡大・強化に向けて〉
  非常勤の仲間の組織化、「チャレンジ30」の全面実践を

宿泊労組(杉村) 昨日、宿泊労連の大会を開き、連合体から単一体になった。未組織の拡大をめざす。若い職員は一度も給料が上がっていないが、共済連合会と交渉し、40歳未満への1号俸アップを約束させた。
厚生共闘・
全医労(保木井)
賃金職員問題がここまでたたかえたのは大きな支援と賃金職員4000人を組織していたから。奪われた権利は取り返す。独立法人下では憲法・労組法にもとづく新たな労使関係を確立する。組織率43%なので、安定過半数を確保するため組織拡大に奮闘する。
沖縄(東) 議案書に「沖縄県国公の組織整備・強化に向けた対策を講じる」とあり、沖縄のため助成金が予算案に計上された。沖縄では、平和・基地闘争が大きな比重を占め、県国公2100人は県労連最大単産で果たすべき役割は大きい。そのために県国公の事務局体制強化が強く求められている。
長崎(小原) 長崎大学職組は平和活動のとりくみに特徴。法人化で大学の自然淘汰がたくらまれている。就業規則策定を契機に事務職員の組合加入が増えている。国公との連携強化がいっそう求められている。
近畿(秋山) 組織拡大で今後の展望にかかわり、(1)「3年間雇用ルール」改善とむすびつけた非常勤職員の組織化、(2)人権侵害問題での労働相談活動つうじ、未組織だったKKRびわこでの組織化の教訓、(3)法人化した大学職組と懇談しながらの連携強化、が求められている。
全運輸(石川) 定員外職員の組織化には、雇用を守るため「3年限度」の解除の課題が重要になっている。61年閣議決定の「3年限度」が告知されておらず、01年になって国土交通省は3年上限を告知するようになった。40年前の閣議決定を打ち破るとりくみをめざす。
全港建(高橋) 地方支分部局の業務量見直しによる新たな定削など職場にゆとりがなくなっている。相次ぐ攻撃に今こそ頼りになる組合が求められている。非常勤の組織化にとりくみ、四国で60%組織化。雇用期間3年がネック。
全建労(谷野) 非常勤職員を四国で38人組織化。3月には顧問弁護団と相談して、非常勤の雇用継続等に関する意見書を提出している。非常勤問題のとりくみは同じ職場で働く青年も関心を寄せ、組合の活性化に通じている。国公法上不十分なところあり、人事院規則は古くなっている。常勤との格差をなくすよう奮闘を。
全国税(細川) 新たに13人拡大。行(二)職を対象に拡大を重視。運転手2人加入した。運転手は国税庁のみとして、各地の税務署の運転手はリストラされることへの不安・怒りがある。全国税が頼りにされている。国公一般を今後アピールして加入訴える。
山口(原澤) 全労連組織拡大推進カンパはあと2年続くが、単組のとりくみに差があるので県国公の意思統一が困難。みんなでとりくむことが大切。
全労働(鎌田) 本省組織対策を重視している。国公一般のように幅を広げることも大切だが、産別、単組、東京国公と連携し既存の組織への手厚いアプローチが求められているのでは。非常勤の組織化では建労、港建、運輸などの先行組合の経験に学び、7月に経験交流を実施。十分な身分保障与えるべき。
福島(斎藤) 県国公正式加盟だった大学職組がオブ加盟になった。県国公は、国との関係も大事であり、地域での役割は重要と説得したが。オブになっても協力・共同の関係は維持する。
和歌山(山本) 国立病院と大学が法人化。病院は、2月末には2施設とも全医労組合員が過半数になった。大学は予算削減されたいへん。引き続き県国公に結集して奮闘している。
中国(中原) 来年6月に広島で国公女性交流集会をひらく。成功させるため準備をすすめている。全国からの参加を。
【以下、文書発言】
全建労(葛西) 「組合員10人に1人が1000円」の全労連組織拡大推進カンパを「組合員1人100円」でとりくんでいる。しかし、一人1000円提起の県労連もあり、「実質値上げでは?」の疑問が出ている。カンパとともに、主体的な拡大に奮闘する。
総理府労連(小林) 行政民主化のため、談合の温床になっている天下り規制、本省庁にしっかりした組合の確立が重要になっている。共済担当者会議の開催など共済組合対策の強化を。


●全港建・外山幸博さんの次男・恭平くんの肺移植
−−支援募金にご協力を−−


 全港建北陸本局支部の外山幸博さんの次男恭平くん(15歳)は、「特発性間質性肺炎」(肺の組織が繊維化する難病)を発病し、常時大量の酸素を吸入し、家族の介助を受けながらの電動車椅子生活を送っています。症状が進行するなかで残された治療方法は肺移植だけとなっていますが、移植治療には、日本国内で4千万円、海外では1億円を超える費用が必要です(現状では国内移植の実現可能性は低い)。地元新潟市では「恭平くんを救う会」がつくられ、一日も早い移植手術実現のため募金活動を行っています。国公労連は、同じ国公職場に働く仲間の家族のための募金に協力することとしました。あたたかいご支援をお願いします。

※大会討論で全港建・福嶋代議員からカンパの訴えがあり、大会参加者も協力しています。
  募金専用郵便振替口座 00110-3-353487 加入者名 全港建労組


●来賓

 全労連事務局長・坂内三夫氏/公務労組連絡会議長・石元 巌氏/日本共産党参議院議員・小池 晃氏/新聞労連書記長・山根岩男氏/国公労連顧問弁護団・岡村親宣氏


●支援の訴え

全動労争議団事務局次長・森 哲雄氏


●メッセージ
【労働組合】  郵産労、特殊法人労連、国会職連、自治労連、全教、日高教、医労連、全日赤、通信労組、検数労連、建交労、国鉄労組、自交総連、水資労、生協労連、出版労連、全印総連、銀産労、銀行労連、社会保険診療報酬支払基金労組、民放労連、新聞労連、全港湾、全損保、管理職ユニオン、年金者組合、春闘共闘、金属反合闘争委、JMIU住重支部
【民主団体等】 いのちと健康を守る全国センター、年金実務センター、全商連、消費税をなくす会、被団協、労働弁護団、国民救援会、自由法曹団、農民連、食健連、保団連、民医連、婦団連、新婦人、母親大会、全学連、民青、国民大運動、全国革新懇、革新都政をつくる会、平和委員会、原水協、安保破棄、非核の政府、原発問題住民運動連絡センター、機関紙協会、治安維持法国賠同盟、日中友好協会、AALA、労働総研、労教協、自治体問題研究所、じん肺闘争支援東京連絡会・全国じん肺原告団連絡会議・全国じん肺弁護団連絡会議、国民公庫を発展させる会、日本労協連、全労済、労働共済連、税理士・山岸房雄、労金協会、中央労金新橋支店、富士国際旅行社、平和電機、陽光堂印刷、アルファデザイン、きかんし、あかつき印刷、教宣文化社


●総括答弁
職場学習を強め、確信をもって地域の運動に〈小田川義和書記長〉


3日間の討論をふまえ、提起した方針に沿い、4点からまとめの答弁をおこないます。

○改憲反対一点で職場・地域に結集
 第1に、憲法改悪に反対するたたかいへの組合員の決起を促し、職場学習と地域運動への結集を強めるとする大会方針について、深めあうことができたと考えます。
 憲法の明文改定が現実の政治課題になり、一人ひとりの選択が問われる状況が目前に迫っています。国公労連は、現行憲法とともに誕生した公務員労働者の歴史を引き継ぐものとして、改憲反対の一点での運動を、あらゆる課題に優先し、あらゆる課題と結合して展開することとします。
 当面する04年秋闘のとりくみでは、行政・司法が、平和主義の下で、主権者国民の基本的人権実現のために存在し、その実施のために公務員が存在していることを確認し深めあう職場学習を徹底します。
 職場学習の質と量を確保するとともに、「9条の会」の呼びかけに賛同する職場段階のネットワークを作り上げる目的で、OBや管理職、未結集者にも呼びかけて、「憲法の語り部」登録のとりくみを進めます。
 国民過半数署名推進ともかかわって、すべての機関での改憲阻止闘争本部の立ち上げを進めることとします。

○公共サービス商品化に反対
 第2に、公共サービスの商品化に反対するたたかいが、構造改革とのたたかいそのものであること、憲法に立脚した行政・司法確立の運動や、公務員制度改革、給与制度「見直し」などの労働条件課題と一体でたたかうことの重要性、などについて、認識を深めあえました。
 市場化テストなど新たな民営化の手法に対しても、産別全体が力をあわせて、公共サービスの商品化に反対するたたかいとして前進させることが、各単組課題での要求前進の条件づくりであることの意思統一も一定深まったと考えます。
 公務員制度改革にかかわって、労働基本権での要求前進と勤務条件性否定のままの能力等級制や評価制度の導入反対の2点で、今後の政府・当局追及を強めることが極めて重要になっていることでの認識も一致しました。この2点が受けいれられないままでの法案の閣議決定に断固反対し、国会段階での法案成立阻止の運動を全職場から、集中的にとりくむことも確認されました。

○給与制度見直しに地域から反撃を
 第3に、個々の労働条件課題とも言える働くルールのとりくみについても、多くの発言がありました。とりまとめて3点について述べておきます。
 一つは、寒冷地手当のとりくみでは、地域での共闘組織作りと、それを基盤においた地域からのたたかいの前進が特徴であり、教訓の一つであることが確認されました。これを、給与構造「見直し」とのたたかいに引き継ぎ、全県での共闘づくりを実践します。
 秋の段階の連鎖学習などを通じた態勢づくり、春闘と人勧期を節目に、賃下げの給与制度「見直し」攻撃をはね返すたたかいを職場、地域から作りあげます。

○大企業の社会的責任と国の責任を追及
 二つは、賃金闘争全体の課題とたたかい方とかかわって、大企業の社会的責任を労働者の立場から追及するとりくみと、国の責任を問う最低賃金制度の確立と社会保障闘争を軸に、国民春闘共闘構築の一翼を担って奮闘することで、来春闘にむけた論議をすすめることとします。
 三つは、働くルール確立をめざす重要な産別統一のとりくみとして、あらためて超過勤務縮減の課題を位置づけることでの論議も深まったと思います。
 この課題を、使用者当局の安全配慮義務を問い、職場での交渉権の確立、行政運営への参加を前進させるとりくみとして位置づけて、産別全体のとりくみを前進させます。

○組織拡大強化に全力
 第4に、組織拡大強化の必要性と、現状への危機感が共有されると同時に、未組織労働者への接近、関連労働者への組織的な働きかけを強めることでの討議が深まりました。
 一つは、組織的な減勢に歯止めをかけるため、組織拡大に向けた各単組のとりくみを強化するとともに、県国公段階での交流や支援などの前進的なとりくみが確認されました。
 二つは、国立大学法人労組と国公労連、県国公の運動面での関係強化を目的に、必要な意見交流の場を設け、運営費交付金問題にかかわる運動の具体化を図ることとします。

○全労連組織カンパ推進を
 三つに、全労連強化の要である全労連組織拡大推進基金については、その意義や、使用目的などについて、認識の一致をさらに深め、とりくみの完遂をめざします。
 特に1億円カンパは、各県労連が主体となって、額、徴収方法、使途などを決定するという点をふまえた国公労連、単組、県国公それぞれの役割発揮の必要性が指摘されました。
 国公労連として、カンパの意義や目的、全国的な教訓のとりまとめなど、県国公での論議が活性化する手だてを早急に講じることとします。


●財政方針 会費は据え置き

 2003年度会計決算報告及び会計監査報告は拍手により承認され、2004年度財政方針案は全会一致で可決されました。
 2003年度の財政執行率は、効率執行に努めた結果、予算比94%となり、約4000万円を繰り越すことができました。
 2004年度予算では、月額会費(640円)、年会費(250円)、闘争会費(500円)を据え置きました。ただし、全労連組織拡大基金にかかわる特別会費の半額(5円)について、2006年度までの3年間、月額会費に上乗せすることとしました。
 支出では、方針具体化を財政面から支えるため、闘争組織費、調査費などを確保すると同時に、前年実績をふまえた調整や、経常的な費用での定率削減の措置をとっています。
 ブロック・県国公専従役員の人件費、活動補償や、「不利益遡及」裁判闘争費など特定目的の支出をおこなう特別会計は、前年同様11会計設けています。


●国公共済会 チャレンジ30で5千人拡大を

 国公共済会2003年度事業・活動報告および2004年度事業・活動方針案、新年度役員候補が提案され、いずれも承認・採択されました。
 2003年度事業報告では、個人生命・団体生命・医療・交通災害・火災の制度に加入している実組合員数が一年間で1193人増え31307人に、掛金収入は6千8百万円増の14億7千万円余にと、順調に前進したことが報告されました。一年間に支払われた共済金は、自主共済事業のすべての合計で4323件、7億5千万円となりました。
 以上の結果、剰余金として3億5千万円余を計上することができました。このうち個人還元金として2億1千万円を加入者のみなさんにお返しすることを確認しました。還元率は14%となります。各職場には9月末にお届けする予定です。
 来年度も「チャレンジ30」とむすんで5000人拡大を目標に、4月から6月の3カ月間を強化月間として集中してとりくむこととしています。また、非常勤職員向けの制度検討に着手することにしています。


●第50回定期大会で可決・承認された議案

 第50回定期大会に提出された議案・報告はすべて可決・承認されました。以下、可決・承認された議案・報告です。
(1) 2003年度闘争総括および2004年度運動方針、2004年度秋期年末闘争方針
(2) 2003年度会計決算報告、2003年度剰余金処分
(3) 2003年度会計監査報告
(4) 2004年度財政方針、一般 会計・特別会計予算
(5) 規約改正(書記次長定数の改定)
(6) 国公共済会2003年度事業・活動報告及び2004年度事業・活動方針、国公共済会2004年度役員体制

大会宣言
「公共サービス商品化」と「公務リストラ」に反対する決議
民主的公務員制度の確立を求める決議 〜一方的な法案提出を許さず、今こそ労働基本権の回復を〜
沖縄米軍ヘリ墜落事故に抗議する決議



●機関紙コンクール
最優秀賞に宮崎県国公

 大会2日目に「2003年度ブロック・県国公機関紙コンクール」の表彰を実施しました。
▽2003年度ブロック・県国公機関紙コンクール審査結果
★最優秀賞 「国公宮崎」(宮崎県国公)
★優秀賞 「国公愛知」(愛知県国公)
「石川国公」(石川県国公)
「国公労大阪」(大阪国公)
「宮城国公」(宮城県国公)
★奨励賞 「長野県国公」(長野県国公)
「ニュース三重国公」(三重県国公)
「京都国公」(京都国公)
「東海ブロック国公」(東海ブロック国公)
「しろやま」(宮崎県北部地区国公)
★努力賞 「国公あおもり」(青森県国公)
「ひょうご国公」(兵庫県国公)
★特別賞 「メールニュース」(国公近畿ブロック)


●退任のあいさつ

 中央執行委員として奮闘された5人の方が今大会をもって退任されました。みなさん、たいへんご苦労さまでした。

 ○山谷 修さん(全司法) 公務員制度対策等で奮闘
 02年から2年間、公務員制度改革、司法制度改革、国公権利裁判などを担当させていただきました。いずれも激動の渦中にある課題ではありましたが、何とか任期を無事終えることができたのも、全国の皆さんの支えがあったからこそと思います。本当にありがとうございました。
 今後は地元の千葉に戻り、国公労連での貴重な経験を活かしていきたいと思います。情勢はますます厳しさを増していますが、共にがんばりましょう!

 ○近藤 敏さん(全建労) 独法対策部等で奮闘
 はじめの2年間は独法対策部で、最後の1年間は組織部で、独法労組、単組、ブロック・県国公の皆さんには大変お世話になりました。
 国公産別運動の中心で組合活動に携わることができ、みなさんのご指導により、自分自身成長できたと思いますし、充実した3年間を過ごすことができました。
 今度は単組本部に戻り、国公労連で学んだことを実践していきたいと思います。3年間、ありがとうございました。

 ○先水 徹さん(全運輸) 組織部で4年間奮闘
 4年間お世話になりました、大変ありがとうございました。
 この4年は、職場の組織や業務、運動課題や情報の伝わり方などが様変わりした、激動の時期でした。
 そんな時にこそ、単組の英知を集中して、時代の要請に耐えうる産別組織をつくっていく必要があると思います。まだまだ発展途上の国公労連をどうか、かわいがって下さい。
 全国転勤の身なので、どこかの県に突然おじゃまします。その時はよろしくお願いします。

 ○横山英和さん(人事院職組) 調査部で3年間奮闘
 長いようであっという間に3年間が過ぎました。その間、単組、ブロック・県国公の皆さんには、各方面で大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
 人事院という国公労働運動の分野では、常に批判にさらされる職場出身で、私自身、様々な戸惑いや悩みもありましたが、仲間の団結と暖かいご支援でやってくることができました。今後は単組での活動が待っていますが、引き続き奮闘していきたいと思います。

 ○川井田守さん(全司法) 『調査時報』を担当
 4年間、中央執行委員会の末席をけがし、無事に定年を迎えました。この間、単組、ブロック、県国公の皆様にお世話になり、『国公労調査時報』の編集実務をとおして、多くのことを学びました。「忙しさを理由に賢さを失っていないか。子どもでも6時間勉強しているのに、『世界平和を』と言っている人が1時間もしていない。知的な輝きを武器にして世の中を変えよう」という碩学の言葉に圧倒されています。ともに学びましょう!


●国公労連本部新執行体制

 大会最終日に行われた04年度の役員選挙において、すべての立候補者が役員に信任され、新執行体制が決定しました。
中央執行委員長 堀口士郎 全労働(再)
中央執行副委員長 山瀬徳行 全労働(再)
盛永雅則 人事院職組(新)
書記長 小田川義和 全法務(再)
書記次長 岸田重信 厚生共闘(再)
岡部勘市 全港建(新)
中央執行委員 阿部春枝 全運輸(再)
木下芳宣 書記局(再)
飯塚 徹 全経済(再)
工藤哲三 全司法(新)
太田員夫 全気象(再)
空 直樹 全法務(再)
川村好伸 全労働(新)
清水美穂 厚生共闘(再)
山ア秀弘 全建労(新)
山本英樹 全通信(再)
田山文武 全国税(再)
▼派遣中の役員
中央執行副委員長(国公共済会担当) 遠山 享 厚生共闘(再)
中央執行委員(国公共済会担当) 松渕秀美 書記局(再)
中央執行委員(全労連派遣) 熊谷金道 書記局(再)
中央執行委員(全労連派遣) 宮垣 忠 全運輸(新)
中央執行委員(公務労組連絡会派遣) 黒田健司 書記局(再)
会計監査委員 井ノ上繁利 全国税(再)
斉藤忠範 全税関(再)
柳 洋二 総理府労連(新)

顧問 西田祥文、田中茂冨、伍淑子、安部昭雄
嘱託 柳川達夫、川井田守、小宮宏昭

全労連オルグ書記 浅尾大輔
※全労連の組織拡大推進基金にもとづく全労連オルグ書記として、浅尾書記を大会で承認しました。
浅尾書記は、3年を当面の対象期間に、「国公一般」を受け皿とした本省庁の組織拡大に専念します。

書記 藤沢やよ枝
伊藤良文
井上 伸
中田智子

▼専門部の体制(※○は部長)
【組織部】 ○岡部、工藤、空、山ア、浅尾
【調査部】 ○山本、清水、田山、伊藤
【総務財政部】 ○阿部、藤沢
【教育宣伝部】 ○木下、井上、中田
【独立行政法人対策部】 ○飯塚
【公務員制度対策】 ○川村、太田



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