私たちは、行政にたずさわる労働者の組合として、これまでも、国民本位の 民主的な行政を確立する運動にとりくんできました。
具体的な活動としては、組合員一人ひとりが現場から、行政の実態をみつめ なおす行政酷書運動や点検活動、一握りの特権官僚による行政や予算の私物化に 反対する職場でのたたかい、国民サービス部門の切り捨てに反対する地方自治体 や関係団体との共同行動、行政相談活動、公務員労働者のモラルを確立する自覚 的な運動、さらに日常的な行政研究や実践活動をふまえ、行政施策やその運営上 の間題点の指摘も行ってきました。これらのとりくみの蓄積からまとめたものが 、この「提言」(第一次案)ですが、不十分な点や私たちのひとりよがりの部分 も相当あるのではないかと思います。
くりかえしになりますが、お読みいただいた感想やご意見をお寄せいただく ようお願いします。
今、社会の状況が変わろうとしている中で、国の役割や責任、その果たし方 が問われています。私たちは、一人一人の国民が人として尊重され、人間らしい 生活をおくるために、行政が積極的な役割を果たすことが憲法の理念にそったも のだと考えています。
そのような立場で今の行政を見たとき、多くの不十分さを持っていると思い ます。また、官僚の不正、腐敗が相つぐ状況に、行政と公務員に対する不信が高 まっていることも承知しています。
そして、そのような行政の現状から、国は国民生活に関与しないで、国民の 自己責任に委ねるべきだとする政府や財界の主張を肯定する意見があることも承 知しています。
行政のあり方を選択するのは主権者である国民だと、私たち考えます。その ことから、私たちは、国民本位の行財政確立を求めてとりくみをすすめておられ る多くの団体や個人の方々と力をあわせ、「世論をかえ、国民共同のとりくみ」 をすすめたいと考えています。
最後になりますが、この「提言素案」の方向での行政改革を引き続き追求す る私たちの決意を表明するとともに、「提言素案」への賛同をお寄せいただくと ともに、共同のとりくみに積極的にご参加いただきますよう心からお願いします 。
INDEX | |
![]() | 私たちはみなさんといっしょに行政改革を考えたいと思います |
![]() | 私たちは行政改革について次のように考えます |
![]() | 行財政改革は次の7点を基本におく必要があると考えます |
![]() | いま改革すべき制度や機構は次のようなものだと考えます |
![]() | 私たちは国民のみなさんと力をあわせて国民本位の行財政確立をめざしたいと 思います |
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