「ストップ!年金大改悪」のイメージキャラクター「年金ボーイ」が書かれた横断幕を持つ国公労働者(全労連年金改悪阻止厚生省前行動)
=1993年10月12日、東京・霞が関
国公労連はこの年の1月に312人が参加した「社保・年金闘争全国代表者会議」を開き、「ストップ!年金大改悪」の国公大運動を意思統一した。雇用労働者の満額年金支給を65歳に繰り延べするのを許すかどうかが最大の焦点だった。国公労連は、「ストップ!年金大改悪」のイメージキャラクター「年金ボーイ」を同年4月にデビューさせ、全労連の年金闘争の先頭に立って全力でたたかった。「満額支給65歳繰り延べ」「給付削減」「保険料引き上げ」の年金改悪法案は、自民党政治を受け継いだ細川連立内閣によって、翌94年3月に国会に提出された。4月20日に42単産80万人が参加する21年ぶりの年金ストライキが行われたが、11月2日、自民・社会大連立の村山内閣のもと成立させられた。
(国公労調査時報 bT19 2006年3月号)
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