国公労連婦人協の横断幕を先頭に真の男女平等実現と母性保護切り捨ての労基法改悪反対して行進する統一労組懇婦人連絡会のデモ隊列=1980年4月3日、東京・霞が関
女性差別撤廃条約は1979年12月18日、第34回国連総会で一国の反対もなく採択された。日本をはじめ締結国は、女性差別をなくすため国内法を整備しての条約の批准をめざすことになった。しかし、女性を低賃金で使いつづけてきた日本の財界は強く抵抗した。そして、「男女平等」と引き替えに、母性保護規定の労働基準保護法の改悪を主張した。
こうした動きにたいし、女性労働者は、国連の女性差別撤廃条約にもとづく男女雇用平等と母性保護切り捨ての労働基準法改悪に反対してたたかった。そして、実効ある男女平等法の制定めざす立法化の運動とともに、職場から女性差別をなくしていくためねばり強くたたかっていった。
(国公労調査時報 bT64 2009年12月号)
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