2000人が参加した国公労連、東京国公の人事院包囲行動。この日全国の国公職場で一時金の差別支給に反対する早朝時間外集会が実施された=1990年7月3日、東京・霞が関
人事院がこの年の勧告で強行した一時金の傾斜支給(役職によって支給率を変える)にたいし、全国の組合員から激しい怒りの声があがった。一部特権官僚優遇、職務給強化によって職場に差別と分断を持ちこむことは許せないと、連日の抗議行動が各地で行われた。
近畿では6月18日、「近畿公務労働者総決起集会」が開かれ、近畿一円から予想を上回る2000人が参加し、人事院近畿事務局を包囲した。
国公労連青年協は、5月24日から3日間、’90国公青年大交流集会(エキサイティング信州)を開き、参加した2539人全員が各県ごとに一時金差別支給反対のよせ書きを布に書いた。それをぬいあわせた40メートルのジャンボ横断幕を作成し、それをもって何度も人事院本院を包囲する怒りの反対行動を実施した。
(国公労調査時報 bT77 2010年1月号)
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